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2007年2月

2007年2月26日 (月)

乙羽岳に登る

先日、ダンプに阻止された乙羽岳の登頂に再度挑戦する。まあ、たんに遠回りすれば済むだけのハナシなのだが。

今日もスカッと晴れて気持ちがいい。今帰仁村役場の先にあるローソンで食料を調達する。乙羽岳の標識にしたがって平敷バス停の先を左折。道は長い登り坂となる。ギアを1速にして頑張ったが、ついに力尽きて乙羽橋の手前で自転車をとめる。

ここから車道を歩くことになるが、歩道が整備されているので快適。緑にあふれた山の景色を楽しみながら橋をいくつか渡ると、左側に乙羽岳の入口を示す標識がある。何かを建てるのか、近くの山がショベルカーで切り崩されていた。

乙羽岳山頂へ向かう林道には桜が植えられていた。新緑が日光に映えて美しい。

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平日のため車もあまり通らない。標高275mの頂上にほどなく到着。テレビ中継塔の横に展望台がある。登ると絶景ビューが待っていた。

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今帰仁村の市街地と古宇利島
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羽地内海
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嘉津宇岳と八重岳

伊平屋島、古宇利島から羽地内海、本部の山々まで広範囲にわたって展望がひらけている。山頂の周辺には遊具が置かれた広場や東屋、キャンプ場もある。昼食後、山頂の周辺をデジカメ散歩する。

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乙羽岳ではその絶景パノラマのほかに遊歩道にも期待していた。今帰仁村の観光パンフレットに「沖縄一の遊歩道(5.5km)」と書かれていたからだ。乙羽岳森林公園の案内図にも園内を縦横にのびる遊歩道が示されている。が、残念なことにその多くは草が生い茂り、歩行困難な状態になっていた。

名護中央公園の遊歩道のように道幅を広げて舗装すれば草に覆われて消滅することもなくなるだろう。だが、その一方で落ち葉を踏みしめて自然のなかを歩くという山歩きの興趣はそがれることになる。

山歩きの愛好者が少なく、自然がワイルドな沖縄では、自然のなかを心地よく歩ける散策路を維持することはなかなか難しいようだ。

案内図によると、山頂へ向かう乙羽岳林道の下に玉城林道が通っており、両林道を複数の遊歩道が結んでいる。遊歩道は通れないので玉城林道を歩いてみることにした。

桜並木が見事だった乙羽岳林道とは異なり、玉城林道ではバラエティに富んだ樹木を見ることができた。車もあまり通らないので、散歩気分でのんびり歩いていく。

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途中でスギ林を発見。急に鼻がムズムズしてきたのは気のせいか。亜熱帯性の植物に囲まれて旗色が悪そうに見えたのが救いだった。

さらに行くと道は下りになり、前方に羽地内海が見えた。「スムチナ御嶽入口」のサインを見かけたので寄ってみる。

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御嶽を写真に収めて林道を引き返す。自転車を停めた場所まで、来るときに利用した車道ではなく沢沿いの廃道(?)を歩くことにした。現在は利用されていないらしく、植物の群れがガードレールを越えて迫ってくる。

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舗装されているのに落ち葉の道とはこれいかに...
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越境を試みる亜熱帯のパワフルな植物群
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壮麗な緑のドーナツ

駐輪地点に戻ると5時をまわっていた。帰りの長い道のりを考えると気が重くなるが、太陽を浴びて自然を満喫できた満足のゆく1日だった。

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2007年2月24日 (土)

名護岳の渓流散策路をいく

名護中央公園の南口道路の一部通行止めにともなって迂回路の北口道路が新設された。昨年、タクシーで青年の家へ行くときにこの道を通り、眺めの良さが印象に残っていた。午後から青空が広がったので、デジカメ散歩を兼ねて歩いてみる。

迂回路の入口は名護市大北にある。整備された歩道を歩いていくと右側に貯水池らしきものが見えてきた。

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道はぐんぐん高度を上げ、本部半島の山々をバックに名護の市街地が広がっていく。

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深い谷に沿って大きく右へ曲がると、道は二手に分かれていた。右へいくと青年の家へ。今回は左に折れて北展望台のほうへ向かう。

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新緑の桜並木が美しい。

展望台を過ぎてさらに行くと、左側に林道の入口がある。未舗装でちょっと心惹かれたので入ってみた。途中、枝道をひやかしながら小一時間ほどデジカメ散歩を楽しむ。行き着いた先は高圧電線の鉄塔だった。道はさらに続いていたが、しだいに荒れてきたので撤退する。

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緑のトンネルの散歩道

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車道に戻ってさらに歩くと東屋があり、「名護岳創造の森公園」と書かれた案内板がある。近くには「沢コース」のコースサインも見える。渓流沿いの散策路らしい。これは期待がもてそうだと思った。沢の周辺にはヒカゲヘゴなどのシダ類が多く、これぞ亜熱帯の森といった景観が見られるからだ。

階段状の道を下りていくと、渓流のせせらぎが聞こえてくる。沢に沿って遊歩道が延びていた。その周囲をとりかこむようにヒカゲヘゴが生えている。期待は裏切られなかった。

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シダ類にとどまらない。沢の周辺には豊かな植生が展開されていた。大木も多い。

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20分ほど歩くと車道にでた。もっと長く歩きつづけていたかったのに・・・残念!

案内板のある分岐まで戻って帰途につく。すでに夕方の5時をまわっていたが、天気がよいので沿道の草木が輝いて見える。

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展望台の近くにあるベンチで缶コーヒーブレイク。眺めが良くて自然を満喫できる公園は住民にとっての大きな財産だとしみじみ感じる。

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日本宝くじ協会寄贈のベンチがある。座り心地もグッド
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名護湾に沈む夕陽。今日も家につく頃には暗くなっていた...

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2007年2月23日 (金)

今帰仁村へサイクリング

サイクリングと書くとカッコイイが乗っているのはシティサイクル。購入にあたっては、趣味性よりも実用性を重視せざるをえなかった。車がないため、買い物の商品を運ぶカゴと荷台を必要としたのだ。6段変速だが上り坂はやはりきつい。本当はクロスバイクが欲しかったのだが。

今日の目的地は今帰仁村。眺めのよい乙羽岳も近くにある。その山麓まで自転車で行き、林道を徒歩で登ろうと考えた。

58号を伊差川で左折する。しばらく行くと羽地内海にでる。天気がよいため海の色が青く映えて美しい。湧川で左折し、あえぎながら坂を登る。道が下りになると前方に乙羽岳が見えてきた。

呉我山の信号を右折してトンネルを抜ける。さらに行くと2つ目のトンネルがあり、乙羽トンネルと書かれている。トンネルの手前に陸橋があり、その下を乙羽岳に登る林道が通っていた。

自転車を停めて歩き出そうとすると、ダンプが2台、3台と列をなして林道を下りてくる。その迫力に恐れをなしてあっさりと登頂を断念。山頂への道はほかにもあるが、時間がないので仕切り直すことにした。

付近の農道にフラフラ迷い込んだりしながら、今帰仁村へ向けてゆっくりと自転車を走らせる。

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1人で座っても2人で座っても収まりの悪そうなソファ。それで捨てられたのか...

ほどなく今帰仁村の中央公民館に着く。赤く塗られた柱とヤシの組み合わせが印象的。

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今帰仁村の中心部は徒歩で充分に回れるくらいこぢんまりとしていた。気の向くまま市街地を歩く。街中を川が流れ、背後には小高い乙羽岳が見える。街の情景はどこか懐かしさを感じさせた。こんな街で子供時代を過ごしたかった・・・そんな想いにさせる街だった。

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樹皮がズル剥けになった木

名護への帰り道、我部祖河川でサギを目にする。その白い優美な姿に誘われてフラフラとまた農道へ入っていく。周囲には畑が広がっていた。はるか先まで一直線に続く道。その真ん中を自転車で走りつづける。それだけでちょっと幸せな気分になれた。

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カメラを向けると飛んでいく。例によって例のごとし...

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2007年2月21日 (水)

21世紀の森公園へ行く

夕方、外を見ると青空が広がっている。夕陽見物を兼ねて、21世紀の森公園へ散歩に行くことにした。天気がよいせいか、平日のわりには人が多い。デジカメで写真を撮りながら、ビーチに張りだした突堤を歩いていく。

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日没にはまだ時間があった。突堤の先端へ行って石の上に腰を下ろす。名護湾をとりまく低い山の稜線を眺めながら、3カ月前にここへ来たときのことを思いだしていた。はじめて沖縄へ来たときのことも・・・。

はじめて沖縄を訪れたのは、ニューヨークでテロが起きた翌年の1月だった。ホテルが6泊ついて3万円ポッキリというツアーの安さに惹かれて「じゃあ行くか」という気になった。

最初の印象はあまりパッとしなかった。曇りや雨の日が多く、北寄りの風も強いため、気温のわりに寒く感じた。おまけにギックリ腰のアクシデントに見舞われ、那覇の裏通りをくまなく歩くという夢はあえなく断たれてしまった。それでも市場で眼にしたカラフルな魚や海の色あい、冬でも青々とした亜熱帯の森は強く印象に残った。

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それから3年後のゴールデンウィークに再訪し、沖縄の魅力にハマってしまった。すでに夏の装いをまとった沖縄は海も山も輝いてみえた。その年の年末から翌年の年始にかけても沖縄で過ごした。この頃から沖縄を移住候補地とみなすようになっていた。

そして4回目となる昨年11月の来沖。その目的は移住先の町を決定し、そこで賃貸物件を探すことだった。沖縄移住計画は最終段階を迎えていた。

移住先の第一候補は名護だった。海と山に囲まれて自然環境は良好。大きな病院やスーパーもあり、生活面で不足はない。何度か訪れ、まったりとした雰囲気も気に入っていた。

そこに対抗馬が現れた。コザである。沖縄のチャンプルー文化の中心地、音楽とアートの街などさまざまに称されているが、コザに惹かれる決め手となったのはコザのホームページで何度も目にした「ディープな街」というフレーズだった。そのディープなコザの実態を垣間見るには現地に何日か滞在するしかない。

11月の沖縄旅行はコザを起点に幕を開けた。コザに1週間滞在して街を探訪する。コザが気に入れば、そのままアパートを探すことになるだろう。そうでなければ名護へ移動することになる。

地図とデジカメを携えて坂の多いコザの街を歩きまわった。旅行者ではなく生活者の視点で環境をチェックした。夜はジャズバーに行き、年中行事のカーニバルも見物した。

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東南アジアとアメリカと日本が混ぜこぜになった街。それが1週間滞在したコザの印象だった。たしかに面白そうな街だった。ただ、コザの真骨頂はライブハウスや飲み屋などの夜の娯楽にあるような気がした。

コザの中心部は海から少し離れた高台にあるため、自転車で気軽に海を見に行くというわけにはいかない。その干潟の海では埋め立て工事が始まっていた。だが、海に臨む泡瀬地区は商店が多く、環境も整備されて住みやすそうだった。そこを拠点にしてコザの街へ遊びに行く、そんな生活も悪くない。が、目の前で海は日々埋め立てられていく。

1週間後、気持ちの整理がつかないまま名護行きのバスに乗っていた。気がつくと、車窓には遠く白波を浮かべる名護湾が広がり、見慣れた名護の街が前方に開けていた。バスを降り、21世紀の森公園のビーチへ向かう。砂浜から延びる突堤を先端まで歩き、腰を下ろした。

400メートルに満たない山々が名護湾に沿って延びている。打ち寄せる波の音を聞きながら、緩やかな山の連なりを眼で追っていた。山並みが遠く尽きると、自分まで一緒に海へ溶け込んでいくような気がした。

ここしかない。揺るぎない感情でじんわりと満たされるのを感じた。住むのはこの町以外にない。

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そのあと、なんとかアパートも決まり、昨年12月に名護へ引っ越してきた。慌ただしく、でもどこかまったりと3カ月近くが過ぎた。21世紀の森ビーチで抱いた確信が正しかったのかどうか、それはまだわからない。ただ、亜熱帯の豊かな自然を身近に体験できることの幸せは日々感じている。

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サンセットはイマイチでした...

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2007年2月19日 (月)

南側登山口からクガニ岳へ

先々週に行った大宜味村の縦走路で見た猪垣が恋しくなり、本日再訪する。今回は、南側登山口から塩屋富士とクガニ岳を目指す。

例によって前半はサイクリング。塩屋大橋をわたると右に曲がり、屋古の集落へ。

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塩屋湾にかかる橋から塩屋富士とクガニ岳を眺める。

屋古と田港の間に押川へ抜ける山越えの道がある。その分岐に自転車を停めて歩きはじめる。道幅のある舗装された道路だが車はほとんど通らない。沿道には桜が植えられている。すでに葉桜になっているが、ピーク時には見事だろう。花見の穴場かも・・・。ハイビスカスもちらほら咲いている。

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さびれた車道に人知れず咲くハイビスカス

さらに登っていくとトックリキワタの大木がある。幹のふくらみがなんともユーモラス。名護の北部合同庁舎の近くでも見た覚えがあるが、この山道のものは幹がトゲ状の突起で覆われている。その後もいろいろなトックリキワタがつぎつぎに現れる。

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トゲトゲしいトックリキワタの幹
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この~木なんの木、実のなる木~
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フクラハギノキ、なんちゃって...
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神出鬼没のシマオオタニワタリ

気がつくとけっこう高い地点まで登っていた。眼下には塩屋湾が湖のように見える。

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ほどなく六田原展望台に到着。近くには閉館したホテルのサンセットビュー・イン・シャーベイがある。すこし下るとトイレがあり、その先が登山口になっていた。

この南側登山口から塩屋富士までは今回初めて歩くことになる。道はほどよく整備されていて歩きやすい。山全体が石灰岩で覆われ、岩と植物が一体となって独特の風景を織りなしている。着生植物のシマオオタニワタリも多い。道沿いの猪垣には植物が絡みつき、周囲の景観に溶け込んでいる。

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山の一部と化しつつある猪垣
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ヒカゲヘゴと見まごうシマオオタニワタリの着生
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野鳥も多い。近くでウグイスが鳴いている。ほかにもさまざまな鳴き声が聞こえるが、名前がわからないのが残念だ。写真を撮りながら時間をかけてクガニ岳まで歩く。

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樹林の道でほとんど展望がきかないが、クガニ岳山頂に着くと一転して目の前に東シナ海が広がる。最後に感動を用意してなかなかニクい演出だ。亜熱帯の森の観察+雄大な眺め。このコース、けっこうイケてるかも。

生き物の活気にあふれた登山道から旧ホテル前の車道に帰り着くと、ひとけのない周囲の情景がよけい寂しく感じられた。

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登山口の近くにある廃屋
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むかしホテル・ハイビスカスという映画があったっけ...

最近『沖縄の野山を楽しむ 植物の本』という本を購入した。花や木の名前を1つ覚えるごとに山へ行く楽しみが1つ増えるような気がするから不思議なものだ。

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2007年2月18日 (日)

今日は魚の日のはずが・・・

第3日曜日には名護漁港で鮮魚の即売が行われるという。亜熱帯のカラフルな魚が見たくなり、デジカメ持参で行ってみた。

が、魚市場にはシャッターが下り、周囲は閑散としている。時計を見るとすでに午後1時ちかい。午前11時開始と聞いたから、もう終わってしまったのかもしれない。

せっかく来たので漁港周辺を散歩することにした。漁港の前に堤防があり、その上が遊歩道になっている。海にはテトラポットが敷きつめられているが、砂浜もわずかに残されている。

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日曜なので釣り人も多い。堤防上にイカスミと思われる黒いシミが付いていたのでイカが釣れるのかもしれない。

最後に釣りをしたのは何年前だろう。おそらく5年ちかくは経っていると思う。いまでも釣りの雑誌を本屋で読んだり、釣り関連のホームページを見たりしているので興味が失せたというわけではない。沖縄へ来てからは、海が綺麗すぎて釣りをする気になれないという面もあるのだが。

その一方でデジカメ熱が高まり、写真の対象としての亜熱帯の植物に関心が奪われつつある。これまで植物にはあまり興味がなかったのに、トシをとって人間が植物的になってきたということか。

釣りには行かない、魚市場は閉まっているとサカナとは縁がうすい今日この頃。カネヒデで冷凍サンマでも買って帰るか・・・。

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2007年2月17日 (土)

Tシャツ1枚の日

今日は1日家に居り、ずっとTシャツ1枚で過ごした。暖かいを通り越して暑いくらいだ。熱でもあるのかと心配になり、温度計をみると26度もある。

さすが亜熱帯、冬でも暖かくて極楽、極楽・・・などとこれまで喜んでいたのだが、これはちょっと異常なのではないか。今年は全国的に暖冬だというが、その余波がここ沖縄にもしっかり及んでいるらしい。

真冬の2月にTシャツ1枚で過ごせるのは幸せなことだと思う。でも、幸せすぎてすこしコワい。

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自宅のベランダにときどきやってくる鳥。イソヒヨドリか?

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2007年2月15日 (木)

名護岳に登る

真喜屋の川で水没したデジタル一眼レフのD50がニコンのサービスから帰ってきた。「修理不能」のハンコが押された連絡票とともに・・・。腐食の進行度合が著しいという。無理もない。人間のほうだって耳まで水が入って大変だったのだから(脳の腐食も進んでたりして...)。

ズームレンズのVR Nikkor ED 18-200mmも一緒に逝ってしまった。ボディ、レンズともに気に入っていたので、涙をのんで同じものを買い直すことにした。D50はすでに製造中止になっていたが、某カメラ店で最後の1台(ブラックボディ)をなんとかゲット。

問題はズームレンズだ。超人気レンズで品薄状態のため、注文から入手までに時間がかかる。D50による撮影を1日でも早く再開したかったので、携帯に便利な標準ズームをとりあえず購入することにした。価格コムであれこれ情報を収集し、安さと評判の良さでシグマの18-50mm F3.5-5.6に決定。ネットで注文したものが今日の午前中に届く。とても嬉しい。

午後、レンズの試写を兼ねて名護中央公園へ行く。公園南口に自転車を停めて、参道の階段を登る。昨日の春の嵐で桜はだいぶ散ってしまったようだ。Aゾーンから眺めのよい吊り橋を渡ってBゾーンへ。さらに桜の園があるDゾーンへと向かう。

Dゾーンの桜も新緑が目立ち、シーズンの終わりを告げていた。レンズの獲物を求めて遊歩道をさらにGゾーンへと向かう。自然観察園と称されるこの一帯は名護中央公園きっての「濃さ」を誇り、亜熱帯の森の散策を楽しめる。

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今回は、名護青年の家のキャンプ場から名護岳へ登ることにした。しばらく行くと分岐がある。名護岳へは右に進むが、左へすこし下ると見事なシイの森が広がっている。

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やはり一眼レフはいい。コンパクトデジカメでもキレイな写真は撮れるが、写真を撮る醍醐味がぜんぜん違う。ファインダーでフレーミングしてシャッターを押すときのあの感触・・・。

分岐まで戻って名護岳方面へ進む。名護岳に登るのは2回目だ。階段状の道が山頂までずっと続いてキツイという印象をもっていたが、尾根沿いになだらかなアップダウンを繰り返す箇所もあり、けっこう変化に富んでいる。当然、エモノにも事欠かない。

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道沿いに茂る多彩なシダ類に目が奪われる。色や形もさまざまで精緻な美術工芸品のようだ。従来の巨木フェチに加えて最近はシダフェチ、ツタフェチも加わり、いつしか植物系フェチのデパートに・・・。

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あれこれ写真を撮りながら、たっぷりと時間をかけて名護岳に登頂。羽地内海と古宇利島がよく見える。

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帰りも被写体ハンティングにふけりつつ、ユルユルと下っていく。

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今日の山行で名護岳の自然のすばらしさを改めて実感できた。自転車で気軽に来られるので、今後も足繁く通うことになりそうだ。

そして、シグマの18-50mm。逆光でフレアが出やすいなどの欠点もあるが、概してシャープで鮮明。色のりはややアッサリしているが、硬質でカッチリとした絵を吐きだす。かなり近くまで寄れるので、花や虫の撮影にも役立ちそうだ。1万円少々という価格を考えれば上等、上等。

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2007年2月12日 (月)

八重岳へ花見にいく

今日もスコーンと晴れている。すこし迷ったが、桜の名所の八重岳へ行くことにした。3連休の最終日、おまけに桜祭りの最終日とも重なるため混雑が予想された。が、雲ひとつない青空に居ても立ってもいられない。時計を見るとすでに10時をまわっている。毎回、家へ帰り着く頃には暗くなっているので、もっと早く出発するべきなのだが。

449号はダンプの往来が激しい。1本入った住宅地の道を通って屋部までいく。屋部の集落はフクギ並木に囲まれて美しい。屋部からは449号で名護湾沿いに西へ進む。左側に広がる名護湾と対岸の低い山並みが目を楽しませてくれる。工事中の箇所が多く、58号と比べると道の状態はイマイチか。

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海辺に咲くアサガオ

瀬底島へわたる瀬底大橋が見えてきた。一部工事中だが通行は可能なので、景色を眺めに橋の途中までいく。

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海の向こうに遠く恩納岳が見える。
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瀬底島(左)と伊江島(右)。水色から藍へのグラデーションが美しい。

続いて本部の町に入る。背後に低い山が迫り、市街地はそれほど広くないが、味のある店構えに目が引き寄せられることも...。

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飲み屋のようだがシックな佇まい。今度行っちゃうかも...。
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自然と廃棄物のコラボレーション。晴れると何もかもが美しい・・・わけないか。

ほどなく、八重岳の標識がある分岐に到着。山頂まで車道が延びているが、登り坂がエンエンと続くので自転車を停めて歩いていく。

予想は的中し、道の反対側へ渡るのにも苦労するくらい車が次から次へとやってくる。それでも、濃いピンクに彩られた満開の桜は見応え十分だった。

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パッションピンクのド迫力

写真を撮りながら車が行きかう車道を登っていくと、桜の森公園に着いた。歩道に沿ってさまざまな売店が並んでいる。観光バスでやってきた本土からのツアー客もいた。公園内のスピーカーからは「涙そうそう」が流れている。

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この公園で昼食を済ませて山頂を目指す。満開に近い木が多く、桜を見て歩くのは楽しいのだが、車の多さにちょっとゲンナリする。

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山頂のドームが間近に見える広場にやっと辿りつく。その先、ドーム方面へは車両進入禁止と書かれているが、立ち入り禁止ではなさそうだ。山頂をめざしてそのまま歩いていく。

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八重岳山頂のドームと広場

ドームを過ぎて横にある空き地に登ると三角点が置かれていた。八重岳の山頂らしい。沖縄本島で2番目の標高(453m)を誇るだけあって眺めはすばらしい。

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伊江島方面の眺望
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古宇利島とやんばる方面の眺望
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正面には嘉津宇岳(452m)がどっしりとした山容を見せる。
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その右では安和岳(432m)がシャープな稜線を描く。

写真は来る途中でたくさん撮ったので、帰りは黙々と足早に歩く。

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それでも結局撮るのだが...。

帰りの449号は渋滞で車が数珠つなぎになっていた。ノロノロ運転の車の脇を自転車でスイスイ通り抜けるのは「ちょー気持ちいい」。ホテル・リゾネックス名護の前で日没を迎えた。結果的に、ちょうどよい時間に家を出たのかもしれない。

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2007年2月 9日 (金)

名護中央公園

名護には大きな公園が2つある。21世紀の森公園と名護中央公園だ。名護湾に臨み、夕日のビューポイントとして知られる21世紀の森公園を「海の公園」とすれば、名護岳山麓に広がる、桜の名所として知られる名護中央公園は「山の公園」といえる。

朝、カーテンを開けると太陽の光がまぶしい。そろそろ桜がピークを迎える頃だと思い、名護中央公園の「桜の園」へ行くことにした。桜の園は名護中央公園のDゾーンにあり、桜の木がたくさん植えられている。

公園の西口広場に自転車を停めて階段を登っていく。東屋がある一角を過ぎ、さらに登っていくとアスレチック遊具があるレクリエーション広場にでる。ここから桜の園まで車道を歩く。

桜の園の階段を登っていくと、桜並木が目に飛び込んでくる。桜の森全体がピンク色に染まる光景をイメージしていたのだが、現実はちょっと違っていた。満開に近い木もあるが、個体差が大きい。森全体がいっせいにピークを迎えるわけではないらしい。

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朝は晴れていたのに桜の園へ着くと曇っている。
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桜とヒカゲヘゴの組み合わせが沖縄らしい。

それでも、前回来たときよりは見応えがあった。桜の園をゆっくり一巡して花見を満喫し、Gゾーンへと向かう。名護中央公園のDゾーンとGゾーンを結ぶ遊歩道の周辺にはヒカゲヘゴが多く、南国情緒にあふれている。

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遊歩道からさらに脇道に入る。この道がすばらしい。亜熱帯の森の観察に適した散策路が谷沿いに続いている。未舗装でアップダウンもほとんどない。秘かにゴールデンプロムナードと呼んでいる癒しの空間。

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「命の泉」を示すサインがプロムナードの入口
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亜熱帯のジャングル探検気分を味わえる。
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ヒカゲヘゴ3兄弟
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松葉が敷きつめられた道はまさしくゴールデンプロムナード

車道の音が近づき、平坦だった道が登りとなる地点でプロムナードは終了する。車道を挟んで名護岳山頂まで道は続いているが、自然散策の楽しみはこの区間に濃縮されているように思う。

プロムナードの入口まで戻り、芝生広場のあるJゾーンへ向かう。途中で雨が降りだした。

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階段によるアップダウンが激しい。暑い季節はつらいかも。

Jゾーンにある展望台からは名護市街を一望できるのだが、雨のためにかすんでみえる。最後に名護城跡の参道沿いの桜を観賞して帰ることにした。

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途中で目にしたクワズイモ

雨に濡れた参道沿いの桜は艶やかで美しかった。同時に、マスクをしないで花見ができる幸せを噛みしめていた。

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桜の森の満開の下
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雨に濡れる参道

晴れてよし、降ってよしの名護中央公園。新緑の季節が今から楽しみだ。

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2007年2月 7日 (水)

大宜味村の縦走路を歩く

ここ数日、晴天が続いている。2月の沖縄は日照時間が少ないと聞いていたが、今年は例外なのか。いずれにしろ、アウトドア好きの人間にとっては嬉しいかぎりだ。快適な気温で光り輝く海や山を楽しめるのだから。

今日のサイクリング+トレッキングの目的地は大宜味村の山々。「沖縄県の山」に記載されているモデルコースに従って塩屋富士からネクマチヂ岳まで縦走する。

名護から58号を北東へ進む。天気がよいので自転車を漕ぐのが楽しい。左側にはライトブルーの東シナ海が広がり、本部半島の山々や古宇利島がくっきりと見える。歩道は幅が広く歩行者もほとんどいないため、専用のサイクリングロードのようだ。

右前方に塩屋湾が見えてきた。コース起点の道の駅おおぎみまであと一息。

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塩屋付近の海。遠く本部の山々が見える。

道の駅に自転車を停めて裏手の遊歩道を登る。金属製の階段は一部破損し、道は草で覆われている。歩く人間はあまりいないようだ。

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振り返ると、そこは遊歩道というより秘密の花園

車道に出たので、沢沿いに上原集落へ向かう。シークヮーサー畑が点在する集落を抜けて、今回の縦走コースの起点となる創造の森登山口へ。整備された階段状の道を登っていく。シダ類の葉が日差しを浴びて妖しく輝く。

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まもなくベンチとテーブルのあるぶながや広場に着く。近くには木の根と岩が合体した迫力満点のガジュマルが生えている。

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趣のあるぶながや広場。「ぶながや」とは森の精のことでキジムナーと同義らしい。
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生命力あふれるガジュマル。幹が爆発して枝が四方八方に飛び散ったかのようだ。

右手に進路をとり、最初の目的地である塩屋富士を目指す。クガニ岳への分岐を経てしばらく進むと、イノシシから畑を守るために作られたという猪垣が現れる。木が生い茂っているこの山域もかつては畑だったということか。その構築は400年前に始まり、全長は31kmに及んだため「十里の長城」と呼ばれたという。

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猪垣に沿って進むと大木のある休憩広場に着く。そこから脇道に入ると「塩屋富士」と書かれた杭が立っている。展望がきかず華のない山頂だが、途中の猪垣は一見の価値があると思った。

道を引き返してクガニ岳へ向かう。クガニ岳の山頂では塩屋湾と東シナ海のパノラマが待っていた。本部半島から古宇利島、さらには遠く伊江島も見える。晴れた日は海の眺めがとくに美しい。

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尾根をいったん下り、次のピークである坊主森に向かって樹林帯のなかを歩く。傾斜がゆるく、やんばるの森の散策路といった感じ。

坊主森ではオクマビーチから辺戸岬方面の展望が広がっていた。周囲にはソテツが群生し、南国ムードを高めている。

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東シナ海に突き出た岬付近にオクマビーチがある。
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縦走路のトリ、ネクマチヂ岳を望む。

さらに上り下りを繰り返し、北側登山口の展望広場にでる。横をダンプが行きかう立派な道路が通っている。ネクマチヂ岳はここから40分ほどの距離らしい。が、その登山口が見つからない。駐車場の奥に道があり、車が進入できないように鎖が張られている。試しに行ってみるが、たどり着いたのはシークヮーサー畑だった。周囲に人影はなく、誰かに聞くこともできない。

半分諦めかけた頃、ついに登山口を発見。車道を渡ってすこし下ると、草で覆われた道がある。地面に落ちた「ハブに気をつけて」の標識に見送られて歩き始める。登山者が少ないのか、草が生い茂り、ちょっと薄気味悪い。やがて視界が開けた展望広場にでる。

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与那覇岳方面の眺望

標高を見るとネクマチヂ岳まであとひと登りだ。すこし行くとまた展望広場があり、ネクマチヂ岳の標高(360m)が記されているが、山頂の標識はない。

確信を持てぬままさらに進むと道は下りになり、林道に出てしまった。案内板を見ると、やはり360mの地点がネクマチヂ岳のようだった。

こうして、塩屋富士からネクマチヂ岳への縦走コースをなんとか踏破することができた。少々遅い時間になっていたので、帰りは車道を下ることにした。ダンプが唸りをあげて登ってくる道をひたすら海へ向かって歩く。

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ダンプ街道をテクテク歩く。振り返ると坊主森の偉容が・・・。

自転車で名護へ帰る途中、塩屋付近で見た夕日が印象に残った。

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時よとまれ、お前は美しい。

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2007年2月 6日 (火)

名護市中央図書館

夕方、図書館へ本を返しに行く。名護市の中央図書館はお気に入りスポットのひとつだ。名護市や沖縄全体の地域資料コーナーが充実している。名護とその周辺を毎日のように自転車で徘徊しているうちに、木や花の名前、さらには御嶽、石敢当などの沖縄独自の風物に興味を覚えるようになった。ここでは、興味の対象を調べることができる。

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座敷があり、ゴロ寝しながら本を読める(思うだけで実行できないが)。

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このパティオもいい。贅沢な気分で読書に浸れる。

ほかにも「プロジェクトX」などドキュメンタリー系のビデオが充実しているAVコーナーがあったり、インターネットによる蔵書検索ができたりと御用達度は高い。

セミリタイア生活の実現において、タダで豊かな時間を過ごせる図書館と公園の存在は大きい。現在住んでいる賃貸物件も、図書館と公園に近いことが選択の決め手になった。

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21世紀の森公園。ここのビーチもお気に入りスポットのひとつ。

さらに、移動手段としての自転車と遊び道具としてのデジカメも欠かせない。どちらも買ってしまえばあとはほとんどお金が掛からない。

まあ、車を持たない生活を沖縄で長く続けることは難しいような気もするのだが。

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2007年2月 5日 (月)

轟の滝から鉄塔山へ

2日前に川へ落ちたばかりなのに、今日は数久田にある轟の滝へ行く。本当に懲りないなぁ。

名護市街から数久田まで海岸沿いにサイクリングを楽しむ。

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晴天に恵まれ、右側に広がる名護湾が美しい。

数久田の集落で左折し、川沿いの道を上流へ向かう。平坦な道のまま、轟の滝の駐車場にあっけなく到着。川沿いの道を進むと滝が見えてきた。

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そこそこ高さもあり、真喜屋の滝よりスケールが大きい。ただ、冬のせいか水量が乏しい気がした。亜熱帯色豊かな川沿いの風景、ひっそりとした秘境的な佇まいなどの点で、真喜屋の滝のほうが個人的には好きかも。

滝の左側に細い道があり、山の奥へと続いている。滝見物だけでは物足りないので登ってみることにした。

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滝の左側に山へ分け入る道がある。この道はいつか来た道・・・。

道が不鮮明になったらその時点で引き返す。無理は禁物。そう自分に言い聞かせながら登っていく。しばらく行くと分岐がある。右へ進路をとったが、すこし行くと道が途切れたので戻り、左へ進む。

道は山の中腹をゆるやかに巻いていく。左側は谷で、木々を眺めながらの快適な山歩き。何の情報もなく足を踏み入れた山道だが、なかなか楽しませてくれる。

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しばらく行くと、シダが群生している開けた場所に出た。タコを逆さにしたような木も生えている。気がつくと、写真撮りまくりモードに・・・。

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本日の撮影はCanon IXY DIGITAL 60。メインの急逝でサブが主役に・・・。

さらに進むと分岐があり、尾根沿いに左へ進む。小さな沢を2つ渡る。2つ目の沢を越えると急な登りが待っていた。

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1つ目の沢
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2つ目の沢

登り切ると、右前方の先が開けていた。

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あの先には雄大な眺めが待っている?

頂上かもしれない。わくわくしながら進むと、高圧電線の巨大な鉄塔が立っていた。

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頂上には屹立する鉄塔が・・・。
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松の梢越しに本部半島が見える。

木々に遮られて眺望はあまりきかない。鉄塔の下は草地になっているので、弁当を広げるにはいいかもしれない。いささか拍子抜けする幕切れだったが、そこに至る過程は十分に楽しめたのでまあいいか。名前がないと寂しいので「鉄塔山」と勝手に命名する。轟の滝から迷わずに来れば30分もかからないだろう。

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滝入口の駐車場から見た「鉄塔山」。山頂にはわかりやすい目印が・・・。

轟の滝まで下り、時計を見ると午後2時だった。天気も良かったので、そのあと万座毛までサイクリングすることにした。帰り道、許田で見た夕日が目にしみた。

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2007年2月 4日 (日)

幻の滝

昨日は真喜屋の滝(普久川滝)へ行く。インターネットでその存在を知り、前から行きたいと思っていた。地図でだいたいの見当をつけ、まずは真喜屋大川を目指す。例によって、道々目にとまったものにカメラを向ける。

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猫と廃屋

真喜屋大川に行き当たり、上流に向かって進んでいくと、ダムの堰堤のようなものが見えてきた。その真下に自転車を止めて階段を登る。ダムの岸辺に目を凝らすとカワセミがいた。あわててカメラを構えるが、すぐに飛んでいってしまった。

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真喜屋大川の上流にあるダム。まだ工事中のようだ。
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堰堤上から羽地内海、乙羽岳方面を見る。

真喜屋の滝はこのダムの上流にあるのか? 近くの人に滝について聞くが、知らないという。58号の屋我地島入口にある信号まで戻り、ネットに記載されていた道順に従って進んでいくと「ヌルガー」と書かれた祠が見えてきた。滝はここから3キロほど先らしい。坂がきつそうなので、鳥居の近くに自転車を停めて歩いていく。

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鳥居の階段を登り、さらに進むとマスクメロンのような大木が立っていた。

数十メートル先の路上をマングースらしき動物が横切っていく。横浜市の丘陵地帯では野性化した台湾リスをよく見かけたが、沖縄北部ではこのマングースらしき小動物をよく見かける。最初のうちは「おっ、いた!」などと喜んでいたが、目撃回数が増えるにつれてだんだん有り難みが薄れていくのも台湾リスと似ている。その被害が問題化し、駆除の対象となっている点も・・・。

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沿道は冬というより秋の気配

ときおり車が行き交う車道を長時間歩くのは疲れるものだ。腹も減ってきたので「みのりと水の大地」という石碑が建っている広場で昼食をとることにした。目の前には緋寒桜が咲き乱れ、メジロが花の密を吸っている。

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食事を終えてひたすら歩くと三叉路があり、車が何台か停まっていた。滝の入口らしい。ヒカゲヘゴで覆われた砂利道を下っていくと、渓流のせせらぎが聞こえてきた。コンクリートで固めた道が川を横切っている。

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川を渡って、来た道を振り返る。

さらに橋を渡ると東屋がある。土曜日のせいか、団体の一行が昼食をとっていた。川に沿って遊歩道が続いている。岸辺にはヒカゲヘゴが茂り、夏でも涼しそうだ。東屋から数分も歩くと滝の音が聞こえてきた。規模は小さいが、亜熱帯の濃い緑に溶けこんで美しい。夏なら滝壺で水浴びもできそうだ。

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この滝のさらに奥に第二の滝があるという。今回はそこまで行くつもりだった。滝の直前にある坂の頂付近に山へ分け入る道がある。その脇道を登っていく。しばらく歩くと滝の上の沢に出た。ここから先は渓流沿いに岩の上を歩くことになる。

ヒカゲヘゴ、クワズイモ、クロツグ――渓流を彩る亜熱帯の植物は美しく、変化に富んでいた。首からカメラをぶら下げて、気の向くままにシャッターをきる。

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沢の流れを飛び越え、大きな岩を乗り越える。幸福感で満たされるのを感じていた。自宅から近い場所でこんな自然に触れることができるのだ。

アクシデントが起きたのは、そんな思いで陶然となっているときだった。浮き石に足をとられて体のバランスを崩し、そのまま川に転落したのだ。

アッと思った次の瞬間、顔全体が水中に没していた。必死になって上体を起こして立ち上がる。上半身がずぶぬれになっていた。手足を動かしてみると、肘と膝が痛い。転んだときに擦りむいたらしい。左手の中指と親指にも痛みを覚えた。でも、その程度の怪我ですんだのは幸いだった。

問題はカメラだった。愛機のレンズの先から水がしたたり落ちている。出来の悪いホラー映画を見ている気分だった。購入してわずか4カ月。嗚呼・・・。

濡れた服を着替えて道を引き返す。肉体的なダメージよりも精神的なショックのほうが大きかった。真喜屋の第二の滝は、こうして幻の滝となって幕を閉じた。

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水没したNikon D50+VR 18-200mmによる最後の1枚。「遺作」なのでモノクロにした。

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2007年2月 1日 (木)

本部の山をハシゴする

沖縄といえば海。でも、山も好きだ。山頂から眺める海も美しいが、生命力あふれる亜熱帯の森のパワーには圧倒される。初めてやんばるの森に分け入ったとき、多様な植物の色と形の競演に目がくらむ思いがした。

一昨日、そんな沖縄の山を求めて本部半島へ向かう。ターゲットは本部富士とデーサンダームイ。共に標高250メートルに満たない低山だが、雄大なパノラマビューと円錐カルストの特異な地形で知られている。

車がないので自転車で行く。まあ、サイクリング兼山登りということで・・・。名護からだから大したことないだろうとタカをくくっていたが、結構遠い。おまけに、心惹かれる被写体が次から次へと目に入り、自転車を止めて写真を撮るのでなかなか進まない。

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道ばたに咲いていたランタナ
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さまざまな巨木も出現。

山麓に近づくにつれて坂もきつくなってきた。電動自転車が欲しくなる。

「沖縄県の山」の説明に従って本部富士の登山口へ。このガイドブックのおかげで沖縄の山も身近になった。尖った石灰岩の登山道を慎重に登っていく。山頂まで30分もかからない。

正面には伊江島、左側には水納島と瀬底島、右側には遠く伊是名島と伊平屋島も見える。思わず歓声をあげたくなる眺めだった。近くにもうひとつピークがあり、道が続いている。そのピークに登ると古宇利島が見えた。

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リーフの彼方に伊是名島と伊平屋島を遠望する。
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正面に国営沖縄記念公園と伊江島を望む。
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本部富士山頂の先にあるピークからは古宇利島方面が見渡せる。

コンビニで買ったおにぎりの昼食を済ませ、次の目的地であるデーサンダームイへ向かう。本部富士からすぐ近くに見えるのだが、登山口は結構離れている。

登山道の標識がなく、近くの作業小屋の人に教えてもらう。歩き始めるとなかなかイイ感じだ。地元の人たちによって長年登られ、踏みしめられてできた小道がトラバースしながら続いている。枝葉を八方に広げた趣のある木もあり、目を楽しませてくれる。

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ソテツもあちこちに生えている。このまま自然散策を続けたい気分だったが、ささくれた石灰岩の山頂が見えてきた。

沖縄では、山の頂へ達すると大きな喜びが待っている。それは山を独り占めできるという喜び。もちろん常にそうなるとは限らないが、関東周辺に較べると登山者は驚くほど少ない。

デーサンダームイ山頂からの眺めもすばらしかった。瀬底島方面の海の眺めも良いが、濃い緑が連なる内陸部の山並みもいい。

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瀬底島、その先には水納島も見える。
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デーサンダームイ山頂のゴリラ岩(勝手に命名しちゃいました)。
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先ほど登った本部富士がすぐ近くに見える。
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八重岳方面の眺め。緑が目にしみる。

山頂の様子も印象に残った。石灰岩の裂け目から葉を延ばし、岩肌を覆う植物群。岩と植物が渾然一体となり、山全体がひとつの生命体のようだ。

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登山コースは短く、実際に歩く時間は少ないのだが、山頂が貸し切り状態のため、あれこれ写真を撮ったり景色を眺めたりしているうちに長い時間を過ごすハメになる。帰りの長い道のりを考え、離れがたい思いを封印して山頂を後にした。

下り坂が続き、帰りは楽勝だった。ほとんどオートバイ感覚。が、それも本部町で終わり、あとはダンプが通る道をひたすら漕ぎ続ける。

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それでも写真は撮るわけだが・・・。

名護へ着く頃には暗くなりかけていた。山登りよりも自転車漕ぎで体力を消耗したのは明らかだった。ペーパー教習を受けて車を買うしかないか・・・。

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