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2007年2月 7日 (水)

大宜味村の縦走路を歩く

ここ数日、晴天が続いている。2月の沖縄は日照時間が少ないと聞いていたが、今年は例外なのか。いずれにしろ、アウトドア好きの人間にとっては嬉しいかぎりだ。快適な気温で光り輝く海や山を楽しめるのだから。

今日のサイクリング+トレッキングの目的地は大宜味村の山々。「沖縄県の山」に記載されているモデルコースに従って塩屋富士からネクマチヂ岳まで縦走する。

名護から58号を北東へ進む。天気がよいので自転車を漕ぐのが楽しい。左側にはライトブルーの東シナ海が広がり、本部半島の山々や古宇利島がくっきりと見える。歩道は幅が広く歩行者もほとんどいないため、専用のサイクリングロードのようだ。

右前方に塩屋湾が見えてきた。コース起点の道の駅おおぎみまであと一息。

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塩屋付近の海。遠く本部の山々が見える。

道の駅に自転車を停めて裏手の遊歩道を登る。金属製の階段は一部破損し、道は草で覆われている。歩く人間はあまりいないようだ。

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振り返ると、そこは遊歩道というより秘密の花園

車道に出たので、沢沿いに上原集落へ向かう。シークヮーサー畑が点在する集落を抜けて、今回の縦走コースの起点となる創造の森登山口へ。整備された階段状の道を登っていく。シダ類の葉が日差しを浴びて妖しく輝く。

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まもなくベンチとテーブルのあるぶながや広場に着く。近くには木の根と岩が合体した迫力満点のガジュマルが生えている。

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趣のあるぶながや広場。「ぶながや」とは森の精のことでキジムナーと同義らしい。
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生命力あふれるガジュマル。幹が爆発して枝が四方八方に飛び散ったかのようだ。

右手に進路をとり、最初の目的地である塩屋富士を目指す。クガニ岳への分岐を経てしばらく進むと、イノシシから畑を守るために作られたという猪垣が現れる。木が生い茂っているこの山域もかつては畑だったということか。その構築は400年前に始まり、全長は31kmに及んだため「十里の長城」と呼ばれたという。

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猪垣に沿って進むと大木のある休憩広場に着く。そこから脇道に入ると「塩屋富士」と書かれた杭が立っている。展望がきかず華のない山頂だが、途中の猪垣は一見の価値があると思った。

道を引き返してクガニ岳へ向かう。クガニ岳の山頂では塩屋湾と東シナ海のパノラマが待っていた。本部半島から古宇利島、さらには遠く伊江島も見える。晴れた日は海の眺めがとくに美しい。

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尾根をいったん下り、次のピークである坊主森に向かって樹林帯のなかを歩く。傾斜がゆるく、やんばるの森の散策路といった感じ。

坊主森ではオクマビーチから辺戸岬方面の展望が広がっていた。周囲にはソテツが群生し、南国ムードを高めている。

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東シナ海に突き出た岬付近にオクマビーチがある。
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縦走路のトリ、ネクマチヂ岳を望む。

さらに上り下りを繰り返し、北側登山口の展望広場にでる。横をダンプが行きかう立派な道路が通っている。ネクマチヂ岳はここから40分ほどの距離らしい。が、その登山口が見つからない。駐車場の奥に道があり、車が進入できないように鎖が張られている。試しに行ってみるが、たどり着いたのはシークヮーサー畑だった。周囲に人影はなく、誰かに聞くこともできない。

半分諦めかけた頃、ついに登山口を発見。車道を渡ってすこし下ると、草で覆われた道がある。地面に落ちた「ハブに気をつけて」の標識に見送られて歩き始める。登山者が少ないのか、草が生い茂り、ちょっと薄気味悪い。やがて視界が開けた展望広場にでる。

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与那覇岳方面の眺望

標高を見るとネクマチヂ岳まであとひと登りだ。すこし行くとまた展望広場があり、ネクマチヂ岳の標高(360m)が記されているが、山頂の標識はない。

確信を持てぬままさらに進むと道は下りになり、林道に出てしまった。案内板を見ると、やはり360mの地点がネクマチヂ岳のようだった。

こうして、塩屋富士からネクマチヂ岳への縦走コースをなんとか踏破することができた。少々遅い時間になっていたので、帰りは車道を下ることにした。ダンプが唸りをあげて登ってくる道をひたすら海へ向かって歩く。

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ダンプ街道をテクテク歩く。振り返ると坊主森の偉容が・・・。

自転車で名護へ帰る途中、塩屋付近で見た夕日が印象に残った。

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時よとまれ、お前は美しい。

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