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2007年3月

2007年3月31日 (土)

屋部川でサギに遭う

名護の国道58号の近くに屋部川が流れている。河口が近いせいか、潮の満干によって水量が大きく変動する。干潮になると川底のゴミが露呈してゲンナリするが、水辺で餌をあさる鳥たちを見ることができる。

この川岸に遊歩道がある。周囲には緑が多く、移植されたマングローブも見られるので自転車でよく徘徊する。ニコンの高倍率ズームレンズを再入手したので、眺めるだけだったサギを撮ってみることにした。

が、水辺の鳥は意外と神経質だった。カメラを構えて近づこうとするとすぐに飛び去ってしまう。200mmレンズならそこそこアップで撮れると思ったのだが甘かった。

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"水辺の貴婦人" セイタカシギ
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こちらはダイサギ。屋部川でよく見かける鳥だ。

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川の近くにある拝所の木。根なのか幹なのか...

地図を見ると、屋部川から1キロほど入ったところに屋部ダムという農業用水池がある。鳥の撮影が期待はずれに終わったので、ちょっと覗いてみることにした。

距離は短いのだが道は険しい。養豚場に沿った砂利道を息を切らして登っていく。やっとたどり着いた池は鉄条網の柵で囲まれ、茶色く濁った水を湛えていた。

池越しに嘉津宇岳が見えて新緑も美しい。構図によっては見栄えのする写真が撮れそうなのだが、鉄条網の柵がそれを許さない。

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柵越しに撮れるのはこの箇所だけ

不完全燃焼で終わった一日。それにしても暑かった。家に帰って温度計をみると29度もある。体が汗ばんで冷房が欲しくなるが、3月でクーラーはないだろうと我慢してやめた。

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2007年3月28日 (水)

ター滝へ行く

源河川につづく川沿いのプロムナード第2弾として平南川に目をつけた。源河橋から58号を3キロほど行った先に河口があり、上流にはター滝という知る人ぞ知る滝もある。ただ、この滝へは川の中を歩かないと行けないらしい。まあ、面倒だったら川沿いの道だけ歩いて帰ればいいさぁとデジカメ散歩気分で出かけてみた。

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途中の羽地内海で見かけた釣り人。これなら夏でも涼しそう。

平南橋で58号を右折し、「ター滝」の看板にしたがって平南川の上流へ向かう。途中の道が二股に分かれているところに自転車を停める。今日の川沿いの道は2キロに満たないショートコースなので、カメラを首から下げて歩くことにする。

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清流沿いの緑がしたたる道をいく。
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水辺なので蝶が多い。これはリュウキュウミスジ
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リュウキュウムラサキ? イマイチはっきりしない...
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沿道の山では燃えるような新緑が美しい。

道から河原に下りると、地面のあちこちから虫が飛び立つのが見えた。「道先案内人」のハンミョウだ。

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オキナワハンミョウ。もともと美しい虫だが南国の太陽の下では一段と映える。

写真を撮りながら30分ほど歩くと、川が2つに分かれているところに着いた。川岸には靴や荷物が置かれている。水遊びをしている家族連れもいた。ここが滝の入口らしい。川の支流に沿って道が続いていたので行ってみたが、すこし先で行き止まりになっていた。

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マメ科植物のイルカンダが房状の花を咲かせていた。

滝の入口まで戻り、しばし逡巡する。結局、ター滝まで行くことにした。靴下を脱いで靴を履き、目の前の浅瀬にザブザブと入っていく。ひんやりとした水の感触が心地よい。トレッキングシューズの洗濯も兼ねてなかなかイイかも。

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清流のせせらぎをBGMにした快適なリバートレッキング

しばらくは小石の多い浅瀬が続いたが、しだいに地形が険しくなり、大きな石や岩が増えてきた。真喜屋での一件が脳裏をよぎり、カメラ一式をデイバックの中に仕舞いこむ。

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ター滝の最大の難所? ロープを利用して右岸を迂回する。

苔が付いて滑りやすい石に注意しながら、30分ほどかけてター滝に到着。高さはそれほどないが、周囲の新緑に溶け込んで美しい。滝壺に近づくと滝の飛沫が霧のように降ってくる。マイナスイオンを浴びているようで気持ちがいい。

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滝壺の近くでは若者のグループが昼食をとっていた。

沢歩きにも慣れてきたので、カメラを出して写真を撮りながら戻ることにした。

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今日のように川の中をザブザブ歩くのは何年ぶりだろうか。ひんやりとした水の刺激が子供の頃の忘れていた快感を呼び覚ましてくれた。自然は五感をフルに働かせて味わうものだと改めて思う。

ズボズボと靴音を立てて車道を歩きながら、羽地内海で腰まで立ち込んでルアーを投げていた釣り人のことを思いだしていた。山のあとは海が控えている。

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2007年3月26日 (月)

源河林道を行く

名護の近くで手軽に新緑を楽しめるサイクリングコースを探していた。山深い林道なら見事な新緑を見られることはわかっていたが、シティサイクルで急坂を登るのはしんどい。でも、川沿いの林道なら山間部でもアップダウンは少なそうだ。そうアタリをつけて名護市にある源河林道へ行ってみた。

源河橋の手前で58号を右折して県道14号にはいる。すこし先で源河川を渡り、川に沿って山間部へ入っていく。結果は大正解。源河川に沿ってアップダウンのほとんどない道がユルユルと続いている。川岸に公園を造成中の箇所があり、その地点まではダンプが通ることもあるが、その先は車の通行も少なく極楽サイクリングを楽しめる。

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川沿いの快適なサイクリングロード

3月も下旬となり、暖かくなったせいか蝶をたくさん見かける。蝶マニアというわけではないが、最近は蝶を撮る機会が増えてきた。なんといっても羽が綺麗だし、花にとまるのでフォトジェニック。比較的大きいのでマクロレンズがなくても気軽に撮れるのがいい。

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オキナワカラスアゲハ
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リュウキュウヒメジャノメ
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イシガケチョウ

だが、動きまわるので植物を撮るようなわけにはいかない。写そうとしてカメラを構えたとたんに飛び立ち、目の前をヒラヒラ舞い踊る。翻弄されて熱くなるときもあるが、狙いどおりに「カシャッ」と被写体を射止めたときには、子供時代の昆虫採集のような快感を覚える。捕虫網をレンズに置き換えて、じつはハンティングを楽しんでいるのかもしれない。

場所によっては、林道から河原へ降りることもできる。水量たっぷりの淵もあり、夏なら水遊びを楽しめそうだ。

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岸辺の木にはターザンごっこ用のロープが結ばれている。
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リュウキュウハグロトンボ(♀)。羽の白い点が雌のマーク

源河支線林道の分岐を過ぎると、道は川から離れてアップダウンを繰り返すようになってきた。空もどんよりしてきたので引き返すことに・・・。

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巨木のコバンザメ、シマオオタニワタリ
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新旧シダの競演
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春と秋が同居する源河林道

源河林道へのサイクリングは、自然散策のフィールドを広げるきっかけを与えてくれた。地図を見ると候補になりそうな川沿いの林道はほかにもいろいろある。登山道と比べると物足りない面もあるが、「デジカメ自然散策路」としての利用価値は高い。

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もちろん、新緑もサイコーでした...

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2007年3月23日 (金)

玉辻山に登るはずが・・・

天気が良さそうなので新緑サイクリング+トレッキングを計画する。目的地は玉辻山。去年の1月に登り、緑の山並みが見渡すかぎり続く山頂の眺めに感動した。 いまの季節、山々はイタジイの新緑に彩られて美しいにちがいない。

まずは塩屋湾を目指して58号を行く。

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道路脇を彩るボリビア原産のオオベニゴウカン
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綺麗な花にはアブがいる...

塩屋大橋を渡り、塩屋湾に沿って331号を東へ進む。山間部にはいると坂がきつくなってきた。

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道路脇に目をやると廃道へと誘う落ち葉の堆積が...
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足を踏み入れるとそこは蝶の楽園。これはリュウキュウアサギマダラ
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ツマムラサキマダラ。迷蝶とされていたが1992年以降は連続して発生している。
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廃道の路面を赤く染め上げていくエイリアンのような植物

坂を登りきったあたりで左折し、大国林道へ入る。道路左側の一帯では大規模なダム工事が進められている。やんばるのど真ん中を縦断する林道なのでアップダウンが多い。トレッキングを始める前に早くもバテ気味だが新緑の美しさに救われる。

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大国林道から分かれて、マングースの北上防止柵が設置されている道を玉辻山の登山口へ向けて下っていく。登山口に自転車を停めていよいよトレッキングを開始。

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登山道から見た福地ダム。米軍の弾薬投棄が問題になっている。
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ブロッコリーのようなイタジイの新緑。
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玉辻山を望む。「これからあの頂に登るんだ」と思っていた。

20分ほど歩いた頃だろうか、「保全のため玉辻山は入山禁止です!」と書かれた標識が視界に飛びこんできた。

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藪から棒の立て看板

が、ネットで検索したブログには数日前に玉辻山に登ったことが書かれていた。下の登山口にも表示はない。釈然としない思いでさらに足を進めると、登山道がV字形に浸食されている箇所で東村の関係者と出会う。ここで、玉辻山のオーナーである大宜味村によって入山禁止になっていることを改めて告げられる。玉辻山の入山禁止が始まったのは1週間ほど前からで、いつまで続くかはわからないという。

玉辻山の登山道の浸食が激しいことは知っていた。早急な取り組みが必要であることも理解できる。自然保護を目的とする入山規制についても異を唱えるつもりはない。

だが、3月という新緑がもっとも美しい、玉辻山登山のベストシーズンになぜ入山禁止にしなければならないのか。たとえほかの季節は入山禁止にしても新緑シーズンだけは登山道を解放するぐらいの配慮がほしかった。

そもそもヤンバルの自然保護を本気で考えているのなら、個人の登山者を山から閉め出す以外にもっとやるべきことがほかにたくさんあるように思えるのだが(たとえば、自然破壊の元凶である林道建設を止めるとか・・・)。足どり重く登山道を引き返しながら、割り切れない思いにとらわれていた。

登山口から東村まで自転車でいっきに下り、海辺で昼食をとる。近くで村の人たちがゲートボールをしている。ビーチに人影はない。西海岸とはまた違ったのどかな東海岸の情景に心がなごんだ。

例によってあちこち寄り道して写真を撮りながら名護へ帰る。新緑目当てのサイクリングだと思えば十分に楽しい1日だった・・・とでも書いておこうか。

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塩屋湾越しに塩屋富士を望む。
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58号から屋我地島方面を見る。

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2007年3月21日 (水)

本部半島へ新緑サイクリング

天気がいいので新緑萌えの本部半島をサイクリングする。小回りがきく自転車はデジカメ撮影にとって重宝な存在。「おっ、いいじゃん」と思ったらすぐに降りて撮影できるのがいい。

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県道84号から見た嘉津宇岳
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同じ地点から名護湾を遠望する
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燃える炎のような南国の植物、コルディリネ・ターミナリス
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その葉っぱにはカメラ目線のカマキリが...

自転車なら「デジカメ自然散策路」に気軽に迷い込むこともできる。最近では分岐の様子から「散策路」をだいたい識別できるようになった。

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これはイケる...路上の落ち葉が「散策路」のサイン
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自然散策路の定番アイテム"クワズイモ"
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イトバショウの花も出現
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ムラサキカタバミの群生

その後、県道84号を左折して八重岳方面へ向かう。この林道がまた優れモノでさまざまな被写体を提供してくれる。もちろん、最大のターゲットは新緑なのだが。

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路傍のコンクリート壁を彩るナチュラルアート

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Y字形の三叉路で自転車を停め、八重岳へ向かって歩いていく。登るにつれて見事な新緑に圧倒される。山全体がカラフルな緑のモザイクと化していた。

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緑の濃淡のバリエーションの豊かさに驚く

新緑を楽しみながら、八重岳山頂のドームの下にある広場まで登る。昼食後は同じ道を三叉路へ。名護への帰途には別ルートをとり、県道72号へ抜けることにした。

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来るときには気付かなかった菜の花畑を発見
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こんな木にひょっこり出会えるから沖縄の林道巡りはやめられない。
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今週のソファ(Ⅱ)。花柄と周りの花が妙にマッチしている...

帰り道には、傾斜が急で自転車を降りて登らなければならない箇所もあった。将来的には登り坂に強い電動アシスト自転車がほしいところ。目的地が遠い場合に備えてクルマに積める小型のものがベストなのだが、その前にクルマをなんとか入手しなければ・・・。

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2007年3月18日 (日)

神レンズ降臨

真喜屋の川で水没し、新たに注文したニコンのズームレンズVR Nikkor ED 18-200mmが入荷したとの連絡がはいり、カメラ店に取りにいく。家に帰り着いたときは、嬉しさと痛い出費による無念さが入り混じった複雑な気分だった。が、箱からレンズを取りだしてカメラに装着したとたんに喜色満面。早く試し撮りをしたくてウズウズしてくる。

夕方だったので、近くの21世紀の森公園へ行く。花、海上のシーカヤック、落ち葉・・・目にはいったものへ気の向くままレンズを向ける。

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ここしばらく愛用していたシグマの標準ズームと比べるとやはり重いが、広角から望遠まで守備範囲が広いのでこれ1本でなんでもイケる。やっぱり便利だ。

ただ、曇天の夕方という条件のせいか、望遠側で画面四隅が暗くなる傾向がみられた(周辺減光)。これは、F8以上に絞りこむことで改善されるらしい。ただ、前回使用時には気付かなかったのでちょっとショック。個体差があり、以前のレンズよりも悪くなったということなら悲しいのだが。

そして迎えた黄昏どき。VR 18-200mmが本領を発揮するのはこれからだ。手ブレ補正機能のおかげで、通常なら手ブレを起こすような暗いときでも撮影が可能。これにより、シャッターチャンスが増大する。

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シグマのレンズは購入後わずか1カ月でお蔵入りになりそうだ。このズーム1本あればもう交換レンズは要らない(かも...)。あと必要なのは水難除けのお守りぐらいか。

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2007年3月14日 (水)

嘉津宇岳に登る

ここしばらく、山へ行っても車道を歩くことが多かったので、久しぶりに山らしい山に登りたくなった。眺望に恵まれ、ありのままの自然を味わえて、山に登ったという満足感が得られる山。登山の対象が限られている沖縄でもそんな山は存在する。本部半島にある嘉津宇岳(452m)と安和岳(432m)だ。

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名護市街から見た嘉津宇岳(右)と安和岳(左)。ピラミダルな山容がカッコイイ。

古巣岳→嘉津宇岳→安和岳のルートでこの山群に初めて登ったときの印象は鮮烈だった。亜熱帯の自然、眺望、登山の醍醐味という3つの要素を兼ね備えていたからだ。同時に、沖縄でも十分に登山を楽しめることを知って嬉しくなった。

最初に登った縦走コースで山登りをガッツリ味わいたい気持ちもあったが、天気予報によると今日は午後から下り坂。家を出た時間も遅かったのでターゲットを嘉津宇岳に限定し、南面の登山道で登り、東側登山口へ下ることにした。

起点となる勝山公民館は、家から自転車で30分ほどの距離にある。途中にはハードな登り坂もあるが、何度も行くうちに慣れてしまった。

いつものように公民館の脇に自転車をとめる。道路を挟んでテラスがあり、地元の「勝山つたえ隊」のログハウスが建っている。今日登る南面の登山道はこの「勝山つたえ隊」の方々によって整備されたもの。本当に有り難いことだと思う。

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三角山から安和岳につづく稜線。手前が「勝山つたえ隊」のログハウス

のどかな山村風景のなかを10分ほど歩くと登山口につく。コースサインに従ってシークヮーサー畑の道を登っていく。嘉津宇岳と安和岳の間にある深い谷。登山道はこの谷の涸れた沢にある。岩の上を歩くことが多く、野趣満点な道。

この谷に初めて足を踏み入れたとき、ちょっとコワいと思った。沢沿いのために樹木が密生し、昼でもすこし暗い。加えて、亜熱帯の植物と石灰岩が織りなす独特の風景。クネクネとのたうつように伸びる枝と網目のように岩を覆う気根。密林のジャングルという形容がピッタリだった。

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岩と合体した根が岩の色に染まっている。不思議だ。
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南米のアマゾン? いいえ、沖縄県名護市です。

しかし、繰り返し訪れるうちに、いつしか癒しの空間となっていった。ひとつは街の喧噪から隔絶していること。木々の梢を風がわたっていく音と鳥の鳴き声しか聞こえない。植物と岩が互いに絡みあい、ひとつに溶け込んだ風景にも安らぎを覚えた。山全体がひとつの生命体を形成し、その中に自分も包まれているような気がしたからだ。

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一方、デジカメ自然観察のフィールドとしてもトップクラス。あれこれ目移りしてなかなか前に進めない。

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天然のロックポットに美と静謐を見る。

やがて安和岳との分岐に到着。嘉津宇岳へは右のルートをとる。登るにつれて涸沢から黒土の道へ変わり、道の両側が草で覆われるようになる。

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タコの足のように伸びた根

稜線に出るといっきに視界が開け、前方に古宇利島が見えた。眺めがよいのでここで昼食をとる。

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天気がイマイチのため、遠方は霞んでいる。

昼食後、尖った岩が連なる稜線を慎重に歩いて嘉津宇岳の山頂へ。写真を撮りながらゆっくり登ったので、登山口を出発してから2時間半も経過していた。

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岩で覆われた嘉津宇岳山頂
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花見で登った八重岳が近くに見える。
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安和岳から三角山に続く稜線。このコースはスリリングで眺めもいい。

山頂から東側登山口まで普通に歩けば30分もかからないのだが、ここでも写真を撮りまくったために1時間ちかく費やすハメに・・・。

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途中には平坦な箇所もあり、森の散歩道という感じで楽しめる。
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森はさまざまな色彩に満ちていた。

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コレって、木が羽交い締めにされて枯れてしまったように映るのだが...

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東側登山口の展望台から見た名護市街
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登山口の駐車場と嘉津宇岳山頂

東側登山口から勝山公民館までは、車道を30分ほど歩くことになる。空は厚い曇で覆われていたが、降られずに済んだのは幸いだった。

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沿道にはトックリキワタ(徳利木綿)が植えられていた。枝の先をよく見ると、実と並んで綿状の固まりがぶらさがっている。

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この綿、枕や座布団にも使えるそうだ。格好がユーモラスなだけではなく、実用的な木でもあったということか。

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人の顔をしたトックリキワタ。やっぱりヘンな木だ。

前方に公民館が見えてきた。久々の山歩きらしい山歩き。次回は古巣岳と安和岳もまじえてさらにハードに迫りますか。

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2007年3月12日 (月)

ネオパークオキナワ

横浜に住んでいた頃は近所の動物園の常連だった。理由は簡単、タダだったから。入場無料だと公園の感覚で気軽に利用できる。さして広くはなかったが、ライオンやチンパンジー、キリンなど品揃えにも不足はなく、デジカメ散歩にうってつけの場所だった。

毎週のように通っても飽きなかったのは、動物のさまざまな生態を眺めることが楽しかったからだ。活発に動き回っていたり、ひたすら眠りこけていたり。今日はどんな顔を見せてくれるのかとそれが楽しみになっていた。名護に引っ越してからも、気軽に利用できる動物園が近くにほしいと思っていた。

名護の市街地から近い58号線沿いにネオパークオキナワ(名護自然動植物公園)がある。入園料もそれなりにかかるので少々敷居が高かったのだが、1年間に何回でも利用できる年間パスポート(\1500)の存在を知り、メイクマンで購入することにした。仮に月一のペースで来れば1回125円。缶ジュース代とたいして変わらなくなる。

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ネオパークオキナワの入口を彩るヒスイカズラ

入口で年間パスポートに日付を記入し、メインハウスを抜けて園内へ足を踏み入れると、無数の鳥たちが視界に飛びこんできた。正面には池があり、頭上には巨大なネットが張られている。この「フラミンゴの湖」と「アマゾンのジャングル」、「オセアニアの花・鳥」エリアはフライングケージで囲われており、さまざまな鳥が放し飼いにされている。

色とりどりの被写体が目の前を行きかいワクワクする。柵で邪魔されることなく鳥たちに近づくことができるので楽しい。

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アフリカトキコウ
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カブトホロホロチョウ。食べると美味しいとか...
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ショウジョウトキ
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魚を捕食中
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カンムリオオツリスドリ
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昔、ピンクフラミンゴという映画があったのを思いだす。

「アマゾンのジャングル」には水中トンネルがあり、ガラス越しに池の魚を観察できる。

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池にはこんなカメもいる。
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こちらはゾウガメ牧場のカメ。体重150kg、寿命150年というから驚き

ネオパークオキナワには熱帯のさまざまな植物も植えられている。

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マダガスカル原産のハナキリン

「オセアニアの花・鳥」エリアではワラビーと色鮮やかな孔雀が放し飼いにされていた。

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レンジャクバトとワラビー

順路の最後にある国際種保存研究センターでは、ヤンバルクイナのほかマダガスカルのサル、アマゾンの淡水魚ピラルクなどを見ることができた。

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マダガスカルのサル、シロビタイレムール
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空気呼吸のために浮上したピラルク
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園内にはラマも飼われている。

ライオンやゾウ、キリンなど、動物園でふつうに見られる動物はここにはいない。その代わり、放し飼いにされた各種の鳥やワラビーを身近に観察できる。デジカメ散歩のフィールドがこれでまたひとつ増えた。あとは、予約した望遠ズームの入荷連絡を待つだけなのだが・・・。

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2007年3月10日 (土)

名護岳林道を歩く

午後になると陽が差してきた。新緑の木漏れ日をもとめて名護中央公園へ行く。公園の手前にある中学校の校門周辺に生徒が集まっていた。今日が卒業式らしい。

沖縄へ移住して以来、"セミリタイア"を決めこんでデジカメ散歩に明け暮れている身にとって、どことなくまぶしく映る光景だった。世間はつつがなく進行しているんだなぁ、などと改めて思ったりして。

名護中央公園に到着。A → B → H ゾーンの順に歩いていく。そのときの気分で歩くコースを選べるのがこの公園のいいところ。

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Hゾーンにある心臓破りの階段。来ると必ず歩いてしまうのは何故?
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咲き誇る南国の花、ブーゲンビリア

Hゾーンから車道を歩き、展望台を2つ過ぎる。そのあと名護岳林道からGゾーンへ下る脇道に入るが、雨後で赤土の道は濡れており、滑りそうだったので途中で引き返すことにした。結局、名護岳林道を県道18号まで歩くハメに・・・。

アップダウンが少なく、車もあまり通らない。舗装された車道なので興趣には欠けるが、今日のように雨のあとで登山道が滑りやすいときは手軽な森林浴フィールドとして利用できそうだ。

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車で通りすぎるだけでは気がつかない、歩きならではの発見もある。廃棄されたゴミの山など、それが常に楽しいものであるとは限らないが。

道は名護岳の背後に回り込み、視界が開けたところでは田井等方面が見わたせた。地図で見ると羽地ダムの上流にあたるようだ。ここはまた次回のお楽しみということで。

やがて道は下りになり、県道18号に合流した。この頃から空が暗くなり、ときおり雨もパラつくようになる。18号に入ると車も増えて自然と早足になってきた。

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車道を歩くのに飽きて側溝を撮る。
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道端には緑鮮やかなシダの群生も...

先日も歩いたじんがもり大橋をわたり、自転車を停めた中央公園の南口に帰りつく。名護岳の周囲をめぐる車道を半日かけて歩きとおしたことになるが、起伏がゆるいこともあり、距離が長いわりに疲れは感じなかった。

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自転車の脇でつかず離れず様子を窺うワンコ。首輪をしていないのは野良犬だから? 一瞬、お持ち帰りしたくなる。

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2007年3月 9日 (金)

窓の外は雨

今日は朝から雨。部屋から見える名護岳の山頂も雲で覆われている。今週に入ってからすっきりしない天気が続いている。もっとも、これが今の季節の沖縄の本来の姿なのかもしれないのだが。

2月は晴天に恵まれることが多かった。気象庁の統計データによると、名護の2月の日照時間の平年値は82.9(1973~2000の統計)。一方、今年の値は139.4。2006年の値は72.7なので、昨年と比べると日照時間は倍近いことになる。

この時期、晴れた日の山歩きはとても楽しい。新緑の木漏れ日がキラキラ輝くのを眺めているだけで幸せな気分になれる。だが、沖縄の気候変動にも地球の温暖化の影響が及んでいるとしたら、ちょっと複雑な心境だ。

いつの間にか雨足が激しくなっている。名護岳も見えなくなってしまった。今日は1日家に閉じ込められることになりそうだ。

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2007年3月 7日 (水)

What's Your Name?

名護に移り住み、近くの山を歩く機会が増えるにつれて、山中で出会った花や木、鳥などの名前を知りたいと思うようになってきた。もちろん、名前を知らなくても亜熱帯の自然を楽しむことはできるが、名前を知っている花や木を見かけると、旧知の人間に会ったときのような親しみを覚える。動植物の名前を知ることは、自然と親密な関係を築くための第一歩といえるのかもしれない。

動植物の名前を知るには図鑑などのリファレンス本が欠かせない。ちなみに、これまでに購入した本を挙げると・・・

『沖縄の野山を楽しむ 植物の本』(アクアコーラル企画)
紹介されている植物の数はそれほど多くないが、解説が丁寧で読み物としても楽しめる。小学生でも読めるようにふりがなが振られている。

『西表島フィールド図鑑』(実業之日本社)
西表島の動植物を豊富な写真とともに紹介した本。西表島と沖縄本島では共通に見られる動植物も多く([分布]の項で確認できる)、利用価値は高い。著者はプロの写真家なので写真がすばらしい。

『琉球弧・野山の花』(南方新社)
奄美諸島で見られる植物の図鑑。書名に「琉球弧」とあるように沖縄本島で見られる植物もカバーされている。紹介されている植物の数が多く、名前の確認ではこれが一番役立ちそうだ。

『フィールドガイド 沖縄の生きものたち』(新星出版)
沖縄の動植物がコンパクトに凝縮された1冊。淡水魚やサンゴ礁の魚も紹介されている。

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『琉球弧・野山の花』のみインターネットで購入。他の本はすべて市内の書店で入手

沖縄へ移住する前に住んでいた東京や神奈川では山よりも海志向だった。山歩きには比較的恵まれていた関東地方からマリンスポーツのメッカである沖縄に引っ越して山にハマっているというのも妙な話だ。

もっともダイビングやスノーケリングはまだ体験していない。釣り道具持参で引っ越してきたのに、その釣りすらもしていない。これから暑くなるにつれて山歩きはシーズンオフを迎えるので、マリンスポーツが主役の座に躍りでる可能性もあるのだが・・・。

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2007年3月 4日 (日)

じんがもり大橋を歩く

名護市街から見える、山の中腹を横切る道路が前から気になっていた。場所からみて眺めは良さそうだ。地図で調べると県道18号線で、街から見えるのは「じんがもり大橋」らしい。天気予報がはずれて青空が広がったので、例によってデジカメ持参で歩いてみた。

地図をみると県道18号線の下に旧道らしい道があり、途中で合流している。こちらのほうが散歩には向いているかもしれない。行きは旧道、帰りは18号を歩くことにした。

旧道の入口は東江小学校の先にあった。桜が植えられた道を登っていく。予想どおり、車はほとんど通らない。

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たわわに実るバナナ。ここはやっぱり亜熱帯
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脇道の広場で見つけたお地蔵様。供え物が食卓塩とは...

山の中腹に沿って道が延びており、眺めはいい。日差しを浴びた沿道の樹木が美しい。

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上が県道18号、下が旧道

残念なのは道沿いにゴミがたくさん捨てられていたこと。人や車の往来が少ないことがアダとなり、格好のゴミ捨て場と化している。沖縄に限らず全国的に見られる現象なのだが・・・。

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全国共通の山のゴミ廃棄。ボクを捨てないで...

ほどなく県道18号と合流。そのまま歩いていくと、高台の平坦な場所にでた。右側の窪地にはヒカゲヘゴが群生している。周囲にはさとうきび畑も広がっている。さらに進んで名護岳林道で帰ることも考えたが、時間的に微妙だったので引き返すことにした。

想像したとおり、18号からは名護の市街地と海の眺めを楽しめた。

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正面に名護漁港と21世紀の森公園が見える。
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道路の山側斜面はシダ類に占拠されていた。

整備された歩道を歩いていくと、名護城の入口付近に下りついた。参道を登り、神社本殿の周辺を散策する。

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これまで、晴れると日差しは強くても風は冷たくて気持ちよかったのだが、今日は風も暖かく、坂道を歩いていると暑く感じた。そういえば、ベランダの洗濯物も今までとは逆に北側へ吹き寄せられていたっけ。これがうりずんの風なのか。初夏の季節に入り、山歩きも最終章を迎えることになりそうだ。

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2007年3月 1日 (木)

奥間林道から与那覇岳へ

「やんばる」という呼び名が示すように沖縄北部には山が多い。だが、登山の対象となる山は限られている。過去の沖縄旅行とここ2カ月ほどの集中的な山歩きによってターゲットとなる山はほとんど登り尽くしていたが、最後に大物が残っていた。沖縄本島で一番高い与那覇岳(503m)だ。

与那覇岳登山のネックはアプローチの長さにあった。登山道の入口まで林道を5キロほど歩かなければならない。車があれば問題はないが、自転車で行くには少々厳しいものがある。そこで今回はバスを利用することにした。

朝の8時半に奥間ビーチ入口でバスを降りる。料金は930円。けっこう高い。サイクリングが経費削減にいかに貢献していたかがわかる。バス停近くのコンビニで食料を調達し、奥間林道をめざして歩いていく。

奥間林道に入ると急な登り坂がはじまった。舗装されているが、車はあまり通らない。

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沿道のタチアワユキセンダングサの蜜を吸うキチョウ

ペンションが立ち並ぶ一画を過ぎると、屋根付きの休憩所が見えてきた。その手前には国頭村森林公園の遊歩道の入口がある。リュウキュウヤマガメなどの小動物に配慮したのか、奥間林道の側溝にはスロープが設けられていた。

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1時間半近くかけて大国林道との合流点に到着。そのすこし先に登山道の入口がある。

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石畳の上に落ち葉や木くずが積み重なり、歩いていて心地よい道だった。森林浴によるリラックス効果の実験がこの登山道で最近行われたというが、まさにやんばるの森の自然散策路といった感じだ。

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雲の間から陽が差すと、新緑が燃えるように輝く。

ときおり、風が木々の梢をわたっていくゴーッという音が響きわたる。さまざまな鳥の鳴き声も聞こえてくる。ホントウアカヒゲと思われる赤い鳥も目撃した。沢の水たまりを覗くとシリケンイモリが群れている。

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多様な動植物の自然観察を楽しみながら小一時間ほど歩くと、記念碑のある広場に着いた。散歩気分はこれにて終了。ここから山頂へは細い山道が続いている。踏み跡はしっかりしているが、草木の密度が高くあまり視界がきかない。台風のしわざだろうか、根こそぎ倒れた大木も見かけた。ハブに対する警戒心も湧き、歩いていて気持ちのいい道ではなかった。

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行く手を阻む倒木。散歩の後にはフィールドアスレチックが待っていた。
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ヤンバルテナガコガネが潜んでいそうな木の洞。ハブもいたりして...

30分ほどで与那覇岳の頂上につく。周りを竹藪で囲まれた、三角点があるだけのシンプルな山頂。展望はゼロ。腹も減っていたが、長居したくなるような場所ではなかったので写真だけ撮って下山することに・・・。

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寂寥感が漂う与那覇岳の山頂

広場に戻り、その付近で昼食をとる。あとは散策路を戻るだけだ。時間はたっぷりあるのでデジカメ撮影をめいっぱい楽しむ。

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新緑を映す水たまり。どことなくタルコフスキー風
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アオノクマタケランの実
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鈴なりになったギランイヌビワの実

晴れ間がひろがり、陽が差すことが多くなってきた。きらきら輝く新緑に魅了されて、天を仰ぐようにしてシャッターをきる。エビぞり姿勢の繰り返しで腰が痛くなってきた。

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渾身のイナバウアーショット4連発。腰が痛いんだってば...

やがて入口のロープが目に入り、ゴージャスな森の散歩はゴールを迎えた。平日のせいか全コースを通じて誰にも会わなかった。

大国林道の登山道入口から記念碑の広場までの道は、やんばるの深い森を味わうのに最適なコースだと思う。さらに、与那覇岳登頂の達成感を得たい場合は、その先にストイックな山道が用意されている。

帰りも行きと同様、奥間林道を1時間以上かけて歩く。今日は名護まで自転車を漕がずに済むので気がラクだ。

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奥間林道から見た与那覇岳と思われる山
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最近よく見かけるお気に入りの花、ハクサンボク

沖縄本島の最高峰にやっと登ることができた。帰りのバスの車内では、満足感と心地よい疲れでいつしか居眠りモードに入っていた。

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