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2007年3月23日 (金)

玉辻山に登るはずが・・・

天気が良さそうなので新緑サイクリング+トレッキングを計画する。目的地は玉辻山。去年の1月に登り、緑の山並みが見渡すかぎり続く山頂の眺めに感動した。 いまの季節、山々はイタジイの新緑に彩られて美しいにちがいない。

まずは塩屋湾を目指して58号を行く。

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道路脇を彩るボリビア原産のオオベニゴウカン
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綺麗な花にはアブがいる...

塩屋大橋を渡り、塩屋湾に沿って331号を東へ進む。山間部にはいると坂がきつくなってきた。

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道路脇に目をやると廃道へと誘う落ち葉の堆積が...
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足を踏み入れるとそこは蝶の楽園。これはリュウキュウアサギマダラ
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ツマムラサキマダラ。迷蝶とされていたが1992年以降は連続して発生している。
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廃道の路面を赤く染め上げていくエイリアンのような植物

坂を登りきったあたりで左折し、大国林道へ入る。道路左側の一帯では大規模なダム工事が進められている。やんばるのど真ん中を縦断する林道なのでアップダウンが多い。トレッキングを始める前に早くもバテ気味だが新緑の美しさに救われる。

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大国林道から分かれて、マングースの北上防止柵が設置されている道を玉辻山の登山口へ向けて下っていく。登山口に自転車を停めていよいよトレッキングを開始。

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登山道から見た福地ダム。米軍の弾薬投棄が問題になっている。
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ブロッコリーのようなイタジイの新緑。
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玉辻山を望む。「これからあの頂に登るんだ」と思っていた。

20分ほど歩いた頃だろうか、「保全のため玉辻山は入山禁止です!」と書かれた標識が視界に飛びこんできた。

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藪から棒の立て看板

が、ネットで検索したブログには数日前に玉辻山に登ったことが書かれていた。下の登山口にも表示はない。釈然としない思いでさらに足を進めると、登山道がV字形に浸食されている箇所で東村の関係者と出会う。ここで、玉辻山のオーナーである大宜味村によって入山禁止になっていることを改めて告げられる。玉辻山の入山禁止が始まったのは1週間ほど前からで、いつまで続くかはわからないという。

玉辻山の登山道の浸食が激しいことは知っていた。早急な取り組みが必要であることも理解できる。自然保護を目的とする入山規制についても異を唱えるつもりはない。

だが、3月という新緑がもっとも美しい、玉辻山登山のベストシーズンになぜ入山禁止にしなければならないのか。たとえほかの季節は入山禁止にしても新緑シーズンだけは登山道を解放するぐらいの配慮がほしかった。

そもそもヤンバルの自然保護を本気で考えているのなら、個人の登山者を山から閉め出す以外にもっとやるべきことがほかにたくさんあるように思えるのだが(たとえば、自然破壊の元凶である林道建設を止めるとか・・・)。足どり重く登山道を引き返しながら、割り切れない思いにとらわれていた。

登山口から東村まで自転車でいっきに下り、海辺で昼食をとる。近くで村の人たちがゲートボールをしている。ビーチに人影はない。西海岸とはまた違ったのどかな東海岸の情景に心がなごんだ。

例によってあちこち寄り道して写真を撮りながら名護へ帰る。新緑目当てのサイクリングだと思えば十分に楽しい1日だった・・・とでも書いておこうか。

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塩屋湾越しに塩屋富士を望む。
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58号から屋我地島方面を見る。

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コメント

玉辻山入山禁止には驚きました。
でも山が荒れている事態は深刻なんですね。

投稿: tobaru_99 | 2007年4月 2日 (月) 00時29分

まさに晴天の霹靂でした。山好きの一人として「山を守るため」と言われれば従うほかないのですが、せめて新緑シーズンが終わるまで待てなかったのか・・・というのが正直な気持ちです。イタジイの新緑の海を目前にして引き返すことになり、本当に残念でした。

投稿: tokajar | 2007年4月 2日 (月) 11時34分

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