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2007年5月 9日 (水)

マスクをしない春

気がつくともう5月。今年は3月、4月があっという間に過ぎてしまった。沖縄へ移り住み、好きなことに専念していたせいもあるが、スギ花粉症から解放されたことも大きいような気がする。

毎年、関東周辺では2月中旬から4月下旬にかけてスギやヒノキの花粉が飛散する。花粉症の身にとっては辛い季節だ。対策上、マスクは欠かせない。マスクで封じ込められた長い冬が終わり、本当の春を迎えるのが5月だった。

スギ花粉症から解放されて今年の春は軽やかに過ぎていった。野山へ行き、マスクを通さずに春の香気を吸いこむ。それだけで夢見心地。四半世紀ぶりに本来の春が帰ってきた。

だが、振り返ってみると、春の息吹をダイレクトに呼吸することすらままならなかった東京での日々はいったい何だったのかと改めて思う。

日本の森林率は7割弱で先進国ではトップクラス。だが、人工林が4割を超えており、その大部分はスギ、ヒノキなどの針葉樹だ。人工林が一概に悪いというつもりはない。問題は、経済効率を最優先してスギやヒノキで山をモノトーンに塗り込めてしまったこと。

沖縄へ初めて来たときは亜熱帯の森の多様さに感激した。関東周辺の人工林の山と比べるとそれはもう驚くばかり。

沖縄にも人工林はあるし、少しだがスギも植えられている(統計によると名護市の人工林率は14%、スギの植林は35ヘクタール)。この人工林には花粉症のアレルゲンであるモクマオウも含まれているのだろう。外出して帰宅すると鼻が出たり、目がかゆくなったりすることもあった。それでもスギ花粉症のようにマスクやクスリが必要になるほど酷くはないし、長く続くこともなかった。

自然が教えてくれるものは多々あるが、とくに肝に銘じておくべきなのは調和とバランス、そして多様性。植林においても極端に走らず、調和とバランスをはかることを考えるべきだった。

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大宜味村で見かけた天敵のスギ。ワンオブゼムなので許してやるか...

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