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2007年10月

2007年10月31日 (水)

やんばるの森へ

ミーニシ(北風)が吹き始めた10月中旬以降、沖縄もグンと涼しくなった。長いエアコン生活からやっと解放され、窓を開けると涼風が心地よい。空気が乾燥し、快適な毎日が帰ってきた。

5月にクルマで多野岳へ行って以来、山道を歩いていない。久しぶりにやんばるの深い森の精気を浴びたくなった。

目指したのは与那覇岳の登山道。傾斜が緩く、道幅の広い登山道は散歩気分で森林浴を楽しめる。

道の駅「ゆいゆい国頭」付近で58号線を右に折れ、奥間林道を登っていく。前回はバス停からエンエンと歩いたものだが、今回はクルマなのでラク。まもなく大国林道との合流地点に到着。クルマを停めてすこし歩くと左側に登山道の入口がある。

落ち葉が敷きつめられた道をゆるゆると登っていく。フィトンチッドが溶け込んだ森の豊潤な空気。やんばるの森を歩く快感が脳内によみがえる。思わず深呼吸をしたくなるほど空気がうまい。

森の散歩を堪能し、シリケンイモリがいる水たまりで引き返す。天気はイマイチだったが、久しぶりに訪れたやんばるの森は生気にあふれ、自然の魅力に満ちていた。

クルマを購入したことでやんばる方面へのアクセスは格段によくなった。だが、登山の対象となる山は限られるし、ハブという恐い山の守り神もいる。森林浴スポットとしての与那覇岳の登山道の価値は大きいと改めて感じた。

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オキナワキノボリトカゲ(♀)
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やんばるの森の極楽プロムナード

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2007年10月18日 (木)

豊饒の海

名護の散歩スポットといえば21世紀の森公園。海辺の遊歩道、サンセット、広い芝生、亜熱帯の植物群など舞台装置には事欠かない。

最近、この公園に新たなアトラクションが加わった。しかも、季節限定。行けば必ず見られるというわけでもない。

夕方、仕事を中断して海へ向かう。公園の浜辺は今日も釣り人で賑わっている。海へ突き出た周遊コースを歩いていると、人々の視線が近くの海面に注がれているのに気がついた。

その方向へ吸い寄せられるように近づいていく。テトラポットの上ではルアー竿を手にした釣り人たちが海を凝視している。投網や銛を持つ人もいた。皆、じりじりと何かを待っている。

それは突然始まった。バシャッと叩きつけるような音がして海面にさざ波が立つ。逃げまどう小魚とそれを追いまわす回遊魚の群れ。海を舞台にした弱肉強食ドラマの幕開けだった。

近くのルアーマンに小型のガーラがヒットした。数日前には良型のツムブリが釣り上げられるのも目撃した。しかし、華やかな海面に反して獲物のヒット率は高くないようだった。

秋の沖縄の海は豊かでエキサイティング。釣り道具は押入に仕舞ってあるので、その気になれば明日からルアーマンに変身することもできる。でも、恐らくしないだろう。だって、ギャラリーの視線を浴びて恥ずかしいんだもん。

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21世紀の森ビーチ

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2007年10月10日 (水)

祝!飯屋オープン

夕方、散歩に出たついでに夕食のとれる店を探していた。一人でフラッと気軽に入れて定食のメニューがある店。この条件に合う店がなかなか見つからない。

飲み屋はランチのみのところが多いし、夜は酔客で騒がしい。ラーメンやカレーのうまい店があり、カウンター主体で入りやすいのだが、いずれも自宅から距離がある。

結局、スーパーで食材を買って家へ直行することが多かった。だが、仕事を始めると手軽なレトルト食品で済ますケースが増えてきた。体によくないことはわかっているのだが。

そんな折、家の近くに食堂がオープンした。しかもセルフサービス。入口でトレイを持ち、皿や小鉢に盛られたオカズを載せていき、最後にレジで清算する。社員食堂などでよく見られるスタイルだ。

先日、散歩の途中で寄ってみた。東京と比べると値段は多少安い。品揃えもまあまあ。味も普通。スーパーのお総菜コーナーで買ったオカズをそのまま皿や小鉢に移し替えたような感じ。アルコール類はない。

機能的だが少々味気ない。「濃さ」を持ち味とする沖縄食堂の対極にある店。そのカウンター風のテーブルでサンマをつつきながら、心がなごんでいくのを感じていた。東京でよく利用していた、一人で気軽に入れて食事に専念できる店が自宅の近くに出現したのだ。

長年の都会暮らしで染みついた習性は根強い。沖縄の「濃さ」に憧れを抱きつつ、機能的で無機質な空間に安堵を覚える自分がいた。

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21世紀の森公園

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