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2008年3月

2008年3月28日 (金)

熱帯ドリームセンター

沖縄本島の本部半島にある海洋博公園。圧倒的な知名度を誇る美ら海水族館の陰に隠れて目立たないが、この公園にはオススメの植物園がある。ランの名所として知られる熱帯ドリームセンターだ。園内にはバベルの塔を思わせる展望台(遠見台)もある。植物園シリーズの第3弾として、花の観賞&撮影を兼ねて行ってみた。

金曜なので公園内はそこそこ賑わっているが、美ら海水族館と比べると熱帯ドリームセンターの入場者はずっと少ない。皆、水族館で時間とエネルギーを使い果たし、ここまで来る余力がないのかも。ともあれ、花をじっくり観賞できて嬉しい。

入園すると、ラン温室の展示がエンエンとつづく。右を向いても左を向いてもラン、ラン、ラン。その艶やかな色と形に圧倒される。
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今回は、最近買ったニコンのコンパクトデジカメ、COOLPIX P5100のマクロ機能の試し撮りも兼ねていた。花や虫などのマクロ撮影に興味がある。でも、専用のマクロレンズはけっこう高い。P5100のマクロ機能では4cmの距離まで近づけるので、マクロ撮影を気軽に楽しめる。

ただ、マクロではピントが合う範囲が狭くなり、狙った箇所にフォーカスを合わせるのが難しい。慣れの問題かもしれないが(結局、マクロレンズを買うハメになるような気もする)。

園内にはラン温室のほかに果樹温室、ハスの池などもあり、観賞する対象には事欠かない。休憩所に併設されたカフェでは海を眺めながら食事もできる。

最後の締めは遠見台からの眺望。エレベーターでかなり上まで行けるので登頂は楽だった。

去年の今頃はもっぱらチョウを追いかけていた。今年は花。節操がないと自分でも思う。でも、その時々で最も惹かれる対象が自分にとっての旬のテーマ。撮りたいものを撮り散らかす。夢中になれるから写真は楽しい。

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2008年3月22日 (土)

2つの植物園

3月も半ばを過ぎて晴れる日が増えてきた。晴天=デジカメ日和。Nikon D50+18-200mmズームを携えて、めずらくしく国道58号を南下する。

ふだんは自然が豊かなやんばるへ向かうことが多いのだが、沖縄中部にも花がらみで行ってみたい場所があった。ビオスの丘と東南植物楽園がそれ。どちらも自然を対象にしたテーマパークで、植物の観賞スポットとして知られている。

道の駅許田で割引券を購入し、まずはビオスの丘を目指す。ムーンビーチの先を左折してうるま市に入る。ほどなく、ビオスの丘を示す標識が見えてきた。

入口を抜けてエレベータで下へおりる。外へ出ると咲き誇る花々が迎えてくれた。地面よりだいぶ高めに鉢植えが置かれ、目にちかい位置で花を観賞できる。当然、写真も撮りやすい。時計方向に園内をまわりながら、鮮やかな花の色彩に魅了されていく。

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園内には沖縄の山でよく目にする植物が高密度で茂り、自然散策にうってつけ。今回は利用しなかったが、湖水観賞舟でジャングルクルーズも体験できる。ヤギと遊べる芝生の広場もあり、一人旅からファミリー層まで幅広く楽しめそうだ。

続いて訪れたのが沖縄市にある東南植物楽園。こちらも植物園だが、園内に入った第一印象は大きく異なる。オキナワンミュージックのBGMが大音量で流れ、景観も人工的でより観光地風。静かで自然色が濃いビオスの丘のほうが個人的には好みかも。

しかし、花についてはこちらも負けていない。鈴なり(?)のヒスイカズラをはじめ、コガネノウゼン、オオベニゴウカンなど、フォトジェニックな花があちこちで咲いている。花を見せるための演出も凝っており、写真を撮る楽しさはこちらのほうが上かもしれない。

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花のほかにオブジェもいろいろあって楽しめる。キッチュでトロピカルな感じがなんともいえない。

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展示とは関係のない業務上の品々にもそそられるものが多かった。今回は駆け足気味だったので、じっくり歩けばいろいろ発掘できるかも。

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今回訪れた2つの植物園は、キャラが対照的でそれぞれ楽しめた。花と植物の撮影フィールドとしてはどちらも一級品。季節が変われば花も変わる。さて、次回はどちらがメインになりますか。

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2008年3月13日 (木)

お散歩カメラ

これまで、散歩用のカメラとしてキヤノンのIXY DIGITAL 60を使っていた。小型軽量でデザインも秀逸。写りも悪くない。

ところが、デジタル一眼レフで撮る機会が増えるにつれて、物足りなさを覚えるようになってきた。手軽に撮れるのはいいけれど、もうすこし遊んでみたい気もする。

マニュアル機能が豊富なコンパクトデジカメをインターネットで探してみた。最終的にニコンのCOOLPIX P5100とリコーのR8が候補に残った。R8はデザインと機能に惹かれたが、発売したばかりで値段がチト高い。一方のP5100はメインのD50と同じニコンなのでボタンの配置が似ており、操作面でラク。値段も安いのでこれに決める。

午後、P5100の試写をかねて名護の街を散歩した。IXYと比べるとマニュアル機能が豊富で楽しめる。絞り値の指定や露出補正など、一眼レフ並のマニュアル撮影も可能。サイズと重量は増えたが、ポケットに収まるので散歩カメラとして十分にイケる。

ただ、液晶画面では構図の確認がしづらいし、ファインダーはチャチなので本格的に撮るときは一眼レフが欲しくなる。

散歩しているときにサッと出してパッと撮る。興がのればアレコレ遊ぶのもよし。サブカメラとしてそんな役回りを期待できそうだ。

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2008年3月 7日 (金)

埋葬の島

観光ルートとしてすっかり定着した屋我地島から古宇利島へ至るドライブコース。その入口にある最初の島が奥武島(オウジマ)だ。モクマオウが群生し、墓石が並んでいるだけの小さな無人島。これまで、ほとんど気に留めずにクルマで通り過ぎていた。

仮に墓しかないとしても、年期の入った沖縄の墓は見応え十分。周囲の草木と一体化し、自然と融合した古い沖縄の墓は、人が死んで自然に還るプロセスをそのまま象徴しているかのようだ。実際に見てまわると、墓石は新旧さまざま、外観もいろいろだった。

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島にはサトウキビ畑もあった。白く輝く穂先が美しい。樹木が多く鳥の姿もよく見かけた。

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クルマで通り過ぎるだけではわからない。歩くことによって初めて見えてくる風景もある。たとえそれが墓だらけの小さな無人島でも・・・。

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2008年3月 6日 (木)

読書のドライブ

天気が悪かった。四十肩で腕の自由がきかない。カゼもなかなか治らない。

悪条件が重なって1~2月は家にこもる日が多かった。今年から海釣りとシーカヤックを始める予定でいたのだが、四十肩が治るまで1年近くかかるという。

鬱々と毎日をおくる一方で思わぬ収穫もあった。それは、読書の習慣が復活したこと。

インターネットは便利だが際限がない。結果的に多くの時間を浪費することになる。断片的な情報の寄せ集めなので印象も散漫、疲労感も大きい。

一方、本には物としての確かな質感がある。最後のページまで読み通したあとの達成感もある。

東京の職場に通っていた頃は通勤時間が読書タイムだった。沖縄で電車に代わるものはクルマ。大きくリクライニングするシートは読書に最適だ。静かな場所を求めて自由に移動もできる。カーステレオでBGMも聴ける。読書の環境として申し分ない。

図書館で借りた本とiPodを持ってクルマに乗り込む。向かった先は山麓の駐車場。クルマを停めて窓を開け、助手席のシートを倒れるところまで倒す。淡く彩られた新緑の木々がフロントガラスいっぱいに広がっている。

本のタイトルは「八月の路上に捨てる」。飽きずにサラッと読めるのがいい。離婚に至る夫婦の描写が読んでいて身につまされた。

目が疲れると、本のページから山の新緑に視線をのばす。車内の4つのスピーカからキース・ジャレットの"The Melody At Night, With You"が流れている。しばし目をつむり、音楽に聴き惚れる。

中年ともなると、新たな楽しみとの出会いはそうあるものではない。今日のドライブは、楽しみを得る機会が身近に眠っていることを教えてくれた。

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2008年3月 5日 (水)

唸らないキース

ピアノのジャズが好きでよく聴く。最初は仕事のBGMで聴いていた。いつの間にか仕事を離れても欠かせない存在となっていた。

好きなピアニストはビル・エバンス。アルバムでは"You Must Believe in Spring"と"I Will Say Goodbye"がお気に入り。若手ではブラッド・メルドーがいい。愛聴盤は "DAY IS DONE"。ほの暗い情念が漂うタイトル曲がすばらしい。

この2人だけで十分という気もするのだが、ジャズ・ピアノの海は広くて深い。ほかのピアニストの演奏も聴きたくなる。

たとえばキース・ジャレット。ケルンコンサートの伝説的な即興演奏で知られている。名盤だという「生と死の幻想」を聴いてみたこともある。が、あまりピンとこなかった。ジャズの初心者が聴くには敷居が高すぎたのかもしれない。

より親しみやすそうなキースのCDを図書館で借りた。ピアノの音に躍動感があっていい感じだ。ただ、演奏中のうなり声が耳につく。それが気になってピアノの音に集中できない。

唸らないキースのアルバムはないものか。と、インターネットの掲示板でさっそく発見。病みあがりに自宅で録音した演奏なので唸ってないのだという。しかも、聴衆は奥さんただ一人とか。

このピアノソロをamazonで購入して聴く。静かでゆったりとした旋律。ピアノの美しい響きだけがすんなり耳に飛びこんでくる。よし! と喜んだのも束の間、2曲目ではやっぱり小さく唸っていた。

だが、聴き進むにつれて、演奏そのものに引き込まれていく。ジャズ、クラシックといった枠組みを突き抜けた美しいピアノの音。その深々とした響きに包まれることの悦び。夜、このCDをヘッドフォンで聴くと心地よさに陶然となる。

キースの"The Melody At Night, With You"は、こうして愛聴盤のリストに加わった。ビルにブラッドにキース、この3人さえいればあとは要らない、わけないか。

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2008年3月 4日 (火)

ネオパークオキナワ再訪

カードのホルダを整理していると、ネオパークオキナワの「年間パスポート」があと1週間で切れることに気がついた。昨年の秋に来沖した両親を連れて行ったので、料金的には元がとれている。しかし、色鮮やかな熱帯の鳥という被写体の宝庫を活かせなかったことが悔やまれた。懸案だった確定申告も済ませたので、Nikon D50+18-200mmズームのフル装備で久しぶりにネオパークオキナワへいく。

天気はまずまずだが、平日で人が少ないので撮影には好条件。園内に入り、最初のモデルとなったのはアフリカ分布のホオジロカンムリヅルだった。頭から喉にかけて赤と黒のコントラストが美しい。黄金色に輝くカンムリも見事。パートナーが登場すると表情もぐっと豊かに・・・。

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ネオパークオキナワではフライングゲージ内に各種の鳥が放し飼いにされている。敷地内には池や森が再現されており、構図しだいで自然環境に近い写真を撮ることができる。

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ネオパークオキナワの鳥のトリを飾るのがヤンバルクイナ。熱帯のカラフルな鳥を見たあとでは地味に映るが、じっくり見ると優美で美しい。沖縄が誇る自然の産物であるこの鳥が、近い将来に過去の産物とならないことを願うばかりだ。

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