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2008年9月13日 (土)

那覇への誘惑

沖縄への移住を考えたとき、最初に候補地から外れたのが那覇だった。クルマやヒトが多い。ごみごみして空気が悪い。緑もすくない。

当時住んでいたのは横浜。同じような都会に引っ越しても意味がないと思った。移住先の第一条件は自然が豊かなこと。その他の生活条件も考慮して、最終的に名護を選んだ。

実際に引っ越してみると、那覇と比べてクルマが少ないので運転がラク。山に囲まれて空気もいい。海もきれいだ。買い物などの日常生活に不便を感じることもない。よしよしと思いながら住んでいるうちに早2年近くが過ぎていた。

そしていま、那覇にほのかな憧れを抱いている。べつになくてもいいや、と一度は見切ったはずのアレやコレがゾンビのように息を吹き返し、ひたひたと迫ってくるのを感じている。

サウナを備えたフィットネスクラブ、通好みの映画を上映するミニシアター、隠れ家的な飲み屋、スターバックス、無印良品、ブックオフ・・・自分にとって必需品といえるものは何ひとつない。それでも、無いとちょっと寂しい気がする。実際にどれだけ利用するかは別にして。

那覇に住むメリットのひとつに選択肢の拡大がある。講座やイベントなどもそこそこ多い。人口が増えればそれに伴って機会も増える。商店や病院、さらには人間の選択肢も広がっていく。

しかし、一人暮らしの中年シングルにとって、那覇で暮らす最大のメリットは匿名性にあるのかもしれない。周囲の目を意識することなく、雑踏のなかに溶け込んでマイペースで暮らすことができる。人が多くごみごみしていても、精神的な開放感に勝るものはない。

横浜に住んでいたときは有り難みが分からなかった「都市の匿名性」。横浜を離れて2年ちかく経ち、その価値がじんわりと心に染みるようになってきた。

とはいえ、モノの価値は失ってみないと分からないという理屈は名護にも当てはまる。那覇に引っ越したりすれば、クルマの多さに辟易し、名護周辺の海や山への憧憬が再燃するような気もするのだが・・・。

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コメント

はじめまして。

おっしゃること、
よくわかる気がします。

が、突き詰めてしまうと
横浜にまで至ってしまうのでは、とも。

投稿: プライオラ | 2008年9月16日 (火) 16時45分

プライオラさん、はじめまして。コメント、ありがとうございます。

突き詰めてしまえばそうかもしれません。ただ、私は今後とも沖縄に住み続けたいと思っているので、対象となる都市は沖縄(本島)内に自ずと限られることになります。まあ、名護の街も好きだし、やんばるの自然の中でまだやりたいこともあるので、しばらくは名護に住み続けることになるような気もします^^

投稿: tokajar | 2008年9月16日 (火) 20時49分

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