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2008年10月

2008年10月20日 (月)

まったりとストレスフル

高脂血症&動脈硬化。五十の坂を越えたとたん、成人病が津波のように襲いかかってきた。毎日の生活に支障があるわけではない。かといって放っておくわけにもいかない。どげんかせんといかんという感じ。

今回の結果が片寄った食事と運動不足に起因していることは間違いなかった。が、もうひとつ重大な要因が潜んでいるような気がした。ストレスである。

以前胃痛で医者にかかったときと同様に、今回も診療所でストレスの有無を聞かれた。仕事量も減ったし、綺麗な海を見ながらまったりと暮らしている。ストレスなどあるはずがない。前回同様に「ないと思う」と答えた。

しかし、毎日の生活に目を向けると、ささいなことでムカつくことが多い。犬の吠え声や周囲の騒音にイラつくこともあれば、不愉快なことを思い出して「嫌だよぅ」と独りごちることもある。「嫌だよぅ」という口癖は、ストレスにまみれていることの証明にほかならないのかもしれない。

満員電車に揺られて都会の職場に通勤していた頃は、沖縄できれいな海を眺めながらノンビリ暮らせばストレスとは無縁な生活を送れるだろうと考えていた。しかし、そこで生活が営まれる以上、怒りや悩みの種はどこへ行っても尽きることがない。ある種の人間にとっては生きること=ストレスなのだ。

食事と運動については対策を考えた。問題はストレス。プラス思考で毎日を過ごし、不快な感情が脳に湧くのを抑えればよいのだが、頭で考えるほど簡単にはいかない。

結局、楽しく過ごす時間を増やして不快な感情を塗り込めていくしかないのかも・・・。現在、そのための準備を始めている。あれこれ購入するハメになり、ハデに散財することになりそうだ。嫌だよぅ。

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2008年10月13日 (月)

神の啓示

市の健康診査の結果が郵送されてきた。去年の判定結果はBで高脂血症の疑い(要指導)。今年も同じだろうと思って封を切ると、結果はC(要医療)とさらにダウングレードしている。悪玉コレステロール(LDL)の値が高いらしい。なんかジワジワとヤバくなってきた感じ。

LDLの増加は動脈硬化を招くらしい。頭の血のめぐりが悪いことは以前から自覚していた。とくに起きてから1時間くらいは頭がボーッとして使いものにならない。ちょっと前にやったことを思い出せないこともよくあるし・・・。

まずは動脈硬化の有無をチェックすることにした。それには頸動脈エコーがいいらしい。検査は簡単だった。ベッドに仰向けになり、ゼリーを塗った頸部に器具を押し当てて調べるだけ。

検査後の医師の説明によると、右側の頸動脈にプラーク(動脈壁の隆起)が見られるという。検査結果の紙には「中~重度の動脈硬化が見られます」にマルが付いていた。動脈硬化は現実に進行していたのだ。

LDL値は高いけど動脈硬化はまったくナシという脳天気なシナリオを夢想していただけにショックだった。このまま動脈硬化が進行すれば、数年後には心筋梗塞や脳梗塞が待っているのかもしれない。そう考えると気分はダークブルーに染まっていく。

原因はやはり食生活と運動不足だろう。たしかに野菜や果物、魚の摂取量が足りない。コップ1杯の野菜ジュースで1日に必要な野菜を摂ろうとしても無理があった。アンバランスな食事をサプリメントで補うにも限界がある。

齢五十に至ってこれまでの不摂生が一挙に吹き出した感じ。医師の指示により、当面は薬を使わずに食事と運動で事態の改善をはかることになった。栄養士による「栄養指導」も予約した。不規則な生活をリセットするために朝型生活への転換も考えている。

その一方で、これはいよいよシーカヤックフィッシングの出番だなぁ、と思った。パドルを漕ぐのは良い運動になるし、青魚系はDHA/EPAが豊富で体にいい。海の上で潮風に吹かれているだけでストレス解消になるし・・・。

今回の検査結果は"やりたいことは今すぐにでも実行せよ"という神の啓示なのかもしれないと思った。いつかそのうちと思っていても、自分が思っているほど残された時間は多くないのかもしれないのだから。

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2008年10月 5日 (日)

ビッグ・ファイブ・オー

英語では50歳のことを"Big Five O"と呼ぶらしい。人生の大台という響きが強く感じられて印象に残っていた。そして、とうとうなってしまった、そのビッグ・ファイブ・オーに・・・。

50歳なんてまだずっと先のことだと思っていた。というより、50歳になった自分なんて想像したくもなかった。が、気がついてみると、すでに半世紀が自分のなかを通り過ぎていた。

ひとくちに男の50歳といってもその状況はさまざまだ。孫がいる者もいれば、大企業の管理職に収まっている者もいる。初老の域に達しつつあるというのに、自分の居場所を求めてまだウロウロしている者もいる。

50歳という人生の大区切りを諦観だけで迎えたくなかった。これを機に何かを始めたいと思った。必ずしも未知の分野を開拓する必要はない。かつて好きで熱中していたこと、情熱が冷めてすでに過去の思い出となっているものを掘り起こし、眠っている情熱に火をつけることができればと考えていた。

本棚を上から下まで眺めてみる。本の多くは沖縄へ引っ越す際に処分していた。それでも、時のふるいにかけられた自分の興味の対象が並んでいる。

ボート釣りの本が目にとまった。30代の頃は手漕ぎボートでよく釣りをしていた。朝日を浴びて沖へ向かうときの高揚感。餌をつけて仕掛けを下ろし、竿先のアタリに意識を集中しているときの期待と緊張が入り混じった気持ち。竿先が一気に水中に引き込まれたときの血が沸きたつような瞬間・・・。

綺麗な海でシーカヤックに乗って釣りがしたい。沖縄移住の最大のモチベーションだったはずの想いがいつしか意識の隅に追いやられていた。

理由は簡単、面倒くさいから。トシをとると労力を必要とすることが面倒になり、できるだけ避けたくなるらしい。

シーカヤックは保管場所がないために組み立て式のものにせざるをえない。出艇のたびに組立と分解を繰り返す。使用後のメンテナンスも欠かせない。持ち帰った魚は捌かなければならない。生ゴミが大量に発生し、室内は生臭いニオイに包まれる(もちろん、釣ったあとにリリースしてもよいのだが、海の魚って旨いのが多いんだよねぇ)。

その点、写真はラクでいい。デジカメのバッテリーを充電すれば準備完了。撮影後の処理もパソコンでサクサクできる。要らない写真は削除するだけ。翌日、ゴミ箱が臭うこともない。こうして、沖縄移住後は写真が趣味となっていた。

デジカメで写真を撮るのは楽しい。が、アドレナリン全開というわけにはいかない。今の自分に必要なのは血が沸きたつような瞬間をもう一度味わうこと。50歳になったいま、そう強く感じている。

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