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2008年11月

2008年11月30日 (日)

塩屋湾を漕ぐ

雨に塗りこめられたカヤックの初航海。翌日、カヤックに空気を入れてベランダで干す。気がつくと船体の片側にシワが寄っている。空気が漏れているらしい。点検すると船体に小さな穴が空いていた。

インフレータブル・カヤックなので穴があく危険は認識していた。けど、ちょっと早すぎ(笑)。数分しか漕いでないつーの。

付属のリペアキットを使ってパッチをあてる。1日おいて空気を入れてみた。大丈夫のようだった。

カヤックの補修が済むと、ココロは次の航海へと向かっていた。天気がよい日にしかるべき場所で漕げば印象も変わるかもしれない。

冬の沖縄は北風が強い。インフレータブル・カヤックは風に弱いので慎重に場所を選ぶ必要がある。

そこで塩屋湾にターゲットを定めた。山に囲まれているため、風の影響を受けにくい。湾の奥なら安全にカヤックを楽しめそうだ。

塩屋湾の周囲をクルマでざっと一周し、湾の最奥部にカヤックを漕ぎ出せそうな場所を見つける。今回は前回よりも前寄りにシートの位置をセットした。フローティングベストを身につけてカヤックに乗り込む。

岸からしばらく遠浅だったが、沖へ漕ぎ進むにしたがって水の色が濃い緑色に変わっていく。樹木に覆われた山に囲まれて、海というより湖の雰囲気。

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穏やかに晴れて絶好のパドリング日和だった。ぎこちなかったパドルさばきも徐々に慣れてきた。ブレード(パドルの水かき)を水面からあまり深く入れずに漕ぐと直進性が増すみたい。パドルのシャフトがカヤックの船体に当たる問題は、尻にクッションを敷いて体の位置を高くすれば改善できそうだった。

疲れると漕ぐのをやめて海面をしばし浮遊する。プカプカ浮かぶ感触を楽しむ道具としてみれば、安価なインフレータブル・カヤックも悪くない。時間をかけて湾を半周して岸へ戻ると、潮が引いていた。漕ぎ出した場所のかなり手前でカヤックを持ち上げて運ぶハメに・・・。

今回の航海を通じて、風の弱い日に塩屋湾や羽地内海などの内湾なら使えそうという印象を受けた。ただ、帰宅後に再度膨らませて行う潮抜き(真水による洗浄)と乾燥がめんどい。アパートのベランダ(最上階)でやるため、水の使用に気をつかうし。

釣りのために購入したインフレータブル・カヤック。だが、釣り道具+カヤック一式の後始末と釣った魚の処理を併せて行うことを考えると気が重くなってきた。

羽地内海には手漕ぎの貸しボートもあるらしい。釣りのポイントは限られるだろうが、もろもろの手間を考えるとそのほうがラクかも。なによりも、釣り針で船体に穴が空くという恐怖から逃れられる。

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2008年11月28日 (金)

初チン、ゲット

収獲なしで終わったものの、沖縄での初釣行は眠っていた釣りへの関心を呼び覚ますことになった。2日後、別の堤防でチンを狙う。この日もカニは調達できず、釣具店で購入したゴカイ(実態は青イソメ)をエサに使う。

北よりの強風が吹きつけて寒い。堤防の先端付近にいた釣り人が寒さに音を上げて帰っていく。これで堤防は貸し切り状態。その堤防の際に黙々と仕掛けを落とし込んでいく。アタリはあるが小魚のようで針掛かりしない。

北寄りの強風で水温が下がり、魚の活性が落ちているのかもしれない。今日もダメっぽいと思いはじめた頃、ミチイトがスッと引き込まれる明確なアタリ。反射的に合わせると心地よい引きが竿先に伝わってきた。

しばし抵抗のすえ、水面に現れたのは23、4センチの小ぶりのチンだった。内地のクロダイと比べると色が白いが、その姿はまぎれもなく鯛。銀色に輝いて美しい。

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落とし込みで初めて釣った念願のチン。小さいので写真を撮ってリリースする。次回の目標は30cmオーバー。さらなるエモノを求めて落とし込みの修行はつづく。

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2008年11月26日 (水)

オキナワ初釣行

横浜に住んでいた頃にハマっていた釣りがある。クロダイ(チヌ)の落とし込み釣りだ。

3メートルに満たない釣り竿にタイコ型リール、釣り針と極小オモリだけのミニマムな仕掛けでクロダイを釣る。餌のカニを付けて堤防の岸壁に沿って仕掛けを投入。クロダイが食うと、ミチイトに微妙な変化が現れる。このアタリを求めて黙々と仕掛けを落とし込んでいく。シンプルでストイックな釣り。

この落とし込みを沖縄で試したいと思っていた。幸いなことに沖縄にはチン(ミナミクロダイ)がいる。クロダイの仲間なので習性は似ているハズ。東京湾の落とし込み釣りが通用するかもしれないと考えた。

落とし込みが出来そうな堤防はすでにチェックしてあった。あとはエサの調達だ。カニは釣具店でも買えるが、チンにはデカすぎる気がしたので途中で捕まえることにした。

で、干潮時の砂浜でカニを探す。カニの住処と思われる穴を掘り起こしてみたけどダメ。時折現れるカニは逃げ足が速くて捕まらない。結局、ゲットしたのは極小サイズのカニ2匹だけ。"われ泣きぬれて蟹とたはむる"という啄木の歌を思いだした。

しかたないので持参したカニとイガイ(カラス貝)のソフトルアーで落とし込みを開始する。このレプリカ、いかにも釣れなさそう。特価品120円の値札が付いているし、買ったのが何年も前でネバネバしているし。

それでも、数年ぶりの落とし込み釣りは楽しかった。オレンジと黒に色分けされたミチイトがゆるゆると海に吸い込まれていく。全神経を集中してミチイトの動きを見つめる。仕掛けが着底すると、一度引き上げて数歩移動してから再投入。その繰り返し。

頭の中がカラッポになっていくのを感じた。そして、これは一種の瞑想なのだと思った。ミチイチの動きを凝視することによって自分が無になっていく。

気がつくと暗くなりかけていた。結局、アタリは一度もなかった。沖縄での初釣行はボーズに終わった。

最大の敗因は生きたカニを調達できなかったこと。が、もうひとつ問題があった。東京湾と違って海がキレイすぎるのだ。堤防から海底がうっすらと見える。正直なハナシ、これは落とし込みをやる雰囲気ではない。

とりあえず、次回はカニの調達を最優先。そして、海水が適度に濁っている釣り場を選ぶ。それさえ満たせば沖縄でも結構イケるような気がするのだが・・・。

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2008年11月24日 (月)

カヤック初航海

インターネットで購入したカヤックは1週間以上前に届いていた。仕事が忙しくてずっと放置していたのだ。ひと段落ついたので初航海へ向けた準備にとりかかる。まずは室内で空気を入れてみた。

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全長4メートルとそこそこ大きい。釣りに使うのでモノを置くスペースを確保できるように2人用のタンデムにした。フローティングベストとパドルは購入済。問題はウェアだ。

機能面を考えると専用のパドリングウェアが良さそう。でも結構高い。今回は釣り用のレインウェアで代用することにした。

カヤック一式をクルマに積んで海へ向かう。最初に向かったのは21世紀の森公園。ビーチに出ると向かい風でザワザワと波もある。条件がイマイチだったので場所を変えることにした。

向かったのは内湾の羽地内海。予想どおり波もなく風も穏やか。海辺にクルマを停める場所を見つけ、電動ポンプとフットポンプを使い分けてカヤックに空気を入れる。

カヤックを海に浮かべる瞬間がやってきた。対岸に目をやると暗雲が広がっている。そういえば予報では午後に強い雨が降るとか。でも、パンパンに膨らんだカヤックを目の前にして引っ込みがつかない。風が出たら速攻で撤退することにしていざ進水。

ファーストインプレッションはなんか落ち着かないなぁという感じ。漕ぐたびにバウ(船首)が左右に首を振る。直進性に乏しいのか。

カヤックの横幅があるせいか漕ぐたびにパドルが船体にあたる。パドルでかき上げられた海水がウェアの袖口から入ってくる。岸から数十メートルしか漕いでないのに早くも問題続出。

と、雨がザーッと降ってきた。風も急に強くなる。初乗りで十分にコントロールが利かないカヤックを必死に漕いで岸へ向かう。かくて、初航海はわずか数分で幕切れとなった。

問題はそのあと。カヤックの空気を抜き、畳んでクルマに載せる必要がある。雨は激しく降っていた。ヘタをしたらクルマの中までビショビショになりかねない。水を吸って重くなったカヤックを特大のビニール袋に押し込んでクルマに積み込む。この日一番の重労働だった。これからは沖縄の天気予報も信じましょうね。

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2008年11月 5日 (水)

シーカヤッカーへの道

体を動かし、太陽や風を感じながら自然と一体になれるもの。そんな対象を探し求めていた。要するにアウトドア系のスポーツだが、一人でもできて自分の肉体を頼りとし、あまりお金を必要としないものがいい。

あるとき、何かの雑誌で「自分が自分に対して責任を持てる道具」というシーカヤックのフレーズに出会い、すっかり魅せられてしまった。一人でもできる。免許も要らない。ガソリンも食わない。かつてハマった手漕ぎボートは後ろにしか進めなかったが、シーカヤックでは前に向かって漕ぐことができる。一度きりの人生、やはり後ろではなく前を向いて進みたい。

海のきれいなところでシーカヤックを漕ぎたいという想いは沖縄移住の原動力のはずだった。ところが沖縄へ来るとメンドーになってしまい、手を染めないまま2年が過ぎようとしていた。そこに突然の高脂血症&動脈硬化の宣告。生活習慣病の脅威は効果絶大だった。耳を澄ますと遠くで潮騒が聞こえ、自分を呼んでいるような気がした。

カヤック選びは難航した。候補対象がコロコロ変わる。実物を見たり試乗できたりすればよいのだが、それが可能な機種は限られる。

最初に考えたのはフォールディング・カヤックだった。が、値段が高い。組み立て式なので面倒になって使わなくなるというハナシもちらほら聞く。高い金を出してそうなったらもったいない。

カヤックと釣りのどちらに比重を置くかという問題もあった。釣りを存分に楽しもうと思ったら、ロッドホルダーなどを装備した釣り仕様のシットオントップ・カヤックがいいのだが、けっこう重いし、置き場所が問題になる。クルマにルーフキャリアも付けなきゃいけないし・・・。

最終的に選んだのは値段が手頃なインフレータブル・カヤックだった。要するにゴムボートのカヤック版(ゴムカヤック?)だ。空気を入れて膨らますだけなので、組み立て式よりはラク。問題は使用後のメンテナンスだが、潮抜きが容易な船体=チューブのタイプを選んだ。

インフレータブル・カヤックは、一般に川や湖などの淡水で使用されることが多いようだ。海でどれだけ使えるのか不安も残るが、実際に試してみないことには始まらない。まあ、安いからダメでもあきらめがつくし・・・。

ただ、最終的には釣り仕様のシットオントップ・カヤックに行き着くような気もする。そして、置き場所を確保するために一戸建てに引っ越したりして。最近、なぜか犬も飼いたくなってきた。

ずっと停滞していた沖縄暮らし。ここにきて、やっとすこし動きはじめたみたい。

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