« 2009年6月 | トップページ | 2009年8月 »

2009年7月

2009年7月31日 (金)

タマン、タマン、タマン

カヤックに3回乗り、パドル操作にも慣れてきた。潮風を浴びながら海を漕ぐ楽しさも味わった。次はいよいよカヤックフィッシングと思っていたら、仕事が入って時間がとれなかったり、マンゴーにかぶれて紫外線を避けていたりと延期を余儀なくされていた。

その一方で、カヤックフィッシングの準備は着々と進んでいた。鯛ラバ(ルアーの一種)を何種類か購入し、鯛ラバ用のロッドもネット通販で入手した。釣りのタックルに囲まれて、カヤックで釣る大物への期待がいやがうえにも高まっていく。

首の発疹もだいぶ治まったので、念願のカヤックフィッシングを実現しに名護湾へ。出艇時のコンディションは北東の風4~5メートル。直進性に劣る短い艇で快適に漕ごうと思えば、このくらいの風でも限界にちかい。

リール+ロッドと釣具一式が入ったタックルボックスをカヤックに積み込む。釣った魚はすべてリリースするのでクーラーはなし。狭い艇内でも動きやすいように道具は必要最低限に抑えた。

沖に向かって500~600メートルほど漕いでから釣りを開始する。鯛ラバによる釣りは初めてだ。鯛ラバが着底したらゆっくりとリールを巻くだけ。スロトレやスロジョギにも通じるスローで体に優しい釣り。

水深は20メートルくらいか。軽い鯛ラバでは流されて海底までなかなか到達しない。鯛ラバを50gに変えて着底を確認し、リールをユルユル巻いていく。と、コツンというアタリ。そのままリールを巻くとガッチリと針掛かりして竿先が弧を描いた。

今までに経験したことのない強烈な引き。竿先が何度も海中に引きずり込まれる。大物が掛かっても耐えられるようにドラグを緩めておいて正解だった。ドラグが唸り、巻き取ったラインが引きずり出されていく。一進一退の攻防戦。

引きが弱まり、浮上してくる魚の姿が見えてきた。デカい! 60センチ級のタマン(ハマフエフキ)だった。心臓はバクバク、頭の中はまっしろけ。

Simgp0310e
闘いを終えて精も根も尽き果てたデカタマン
Simgp0319e
目測で約60センチ。デカすぎてネットに半分しか入らない。

今回はすべてリリースの方針だったので、このタマンも写真を撮ったあとに放流した。しばらく腹を上にして浮かんでいたが、やがて体力を回復したらしく、底へ向かって泳いでいった。死んだ魚をリリースしても意味がないのでホッとする。

その後も同じ要領で30~40センチ級のタマンを2匹追加。3匹目のタマンでは「またタマンか」などと罰当たりな文句まで浮かぶ。釣り人の欲望は尽きることがない。

Simgp0323e
タマン、2匹目
Simgp0329e
タマン、3匹目

カヤックフィッシングの最初の獲物が60センチ級のタマンだなんて、これ以上ないくらいの幸運に恵まれた。カヤックを漕ぐ楽しさと釣りをする楽しさを半々の割合で味わいたいと思っていたけど、今回の一件で「釣り」に大きく傾いた気もする。

アドレナリン全開の血が沸きたつようなあの瞬間を味わってしまったら、もう・・・。

| | コメント (0)

2009年7月29日 (水)

スロージョギング

今月からジョギングを始めた。ゆっくり走るスロージョギング。このスロジョギといいスロトレといい、みーんなテレビの受け売りだ。我ながらメディアに流されやすいと思う。まあ、効果があれば何でもいいんだけど。

夕方、21世紀の森公園を走る。走る距離は3キロ弱くらい。平均すると週2回ほどのペースだ。本当は日課にしたいところだけどナカナカ。

速筋を使わずに遅筋だけで走るというのがスロジョギのキモ。歩くのと変わらないくらいゆっくりとしたペースで走れという。これがなかなか難しい。勢いがつくと自然に速くなるし、散歩の人が前にいると追い抜きたくなる。とはいえ、速く走ると膝に痛みが出るので、自然と遅い速度に落ちついた。

それまでの散歩との違いは運動量にある。スローとはいえジョギング、足の筋肉への負荷が大きい。足の血流が増えるのを感じる。顔からは大量の汗がしたたり落ちる。運動量が多いぶん、走った後の満足感も大きい。身も心も軽くなった気がする。

スロトレは週2回のペースでほぼ定着した。スロジョギもこのまま続けて生活の一部に組み入れたい。何事も継続しないことには意味がない。

スロトレ+スロジョギの最強タッグで臨むこの秋の健康診断。楽しみな一方、すこしコワい気もする。予想外の結果に落胆し、元の木阿弥にならなければいいんだけど。

S090629w6_01e

| | コメント (0)

2009年7月27日 (月)

マンゴーの呪い

7月はマンゴーの出荷シーズン。農協の直売所に行くと、箱詰めにされたマンゴーが入口付近に積まれている。沖縄に来て身近な果物になったマンゴーだが、自分で買って食べたことはなかった。シーズン本番なので2個入りパックを試しに買ってみた。

初めてなので切り方がわからない。包丁で真ん中から切ろうとするが、切れない。中に固い芯のようなものがある。力を入れて何度が試していると、マンゴーの形がくずれてグチャグチャになってきた。軽くヤバイって感じ。

こういうときはググるにかぎる。マンゴー、切り方をキーワードにネットで検索。ヒットしたサイトの説明によると、真ん中に平べったい種があるので3枚に下ろす必要があるらしい。最初にチェックしておけばよかった。

そんなわけで、2個目のマンゴーは正しい切り方でサイコロ状にして食べることができた。ただ、完熟前だったようで2つとも甘さはイマイチ。指で押して柔らかくなるまで待たなければいけなかったらしい。高級果物だけあって食べ方もいろいろ面倒だ。

しかし、ことは面倒くさいだけでは済まなかった。マンゴーの呪いが待っていたのだ。マンゴーを食べた翌々日、朝起きると口の周りがピリピリする。喉から肩胛骨にかけて赤い発疹が広がっていた。

犯人の見当はすぐについた。先週、マンゴーはウルシの仲間だからかぶれることがあると居酒屋の店主から聞いていたのだ。スギ花粉症というアレルギーの前科があるので、こうなることは予想できたはずなのだが。

夜になると、首のあたりが猛烈にかゆくなってきた。翌朝、洗面所で鏡を凝視する。喉が腫れて二重顎になっていた。昨夜、寝ながら喉を掻きまくっていたのかも。

皮膚科へ行くと、ステロイド軟膏と抗アレルギー剤を処方された。2、3日中に症状が消えてくれるといいのだが。

マンゴーを買って食べることはもうないだろう。もともと縁の薄い食べ物なので、特に残念とも思わない。ただ、生涯で最後のマンゴーになると知っていれば、完全に熟すまで待ってから食べたかった。それだけが心残りだ。

S090627w6_09e

| | コメント (0)

2009年7月 7日 (火)

名護湾を漕ぐ

名護の21世紀の森ビーチを海から眺めてみたいと思っていた。散歩でよく訪れる勝手知ったる場所。海から見ると見慣れた景色がどのように映るのか。それを検証する機会がついにやってきた。

駐車場からビーチの波打ち際まですこし距離があった。ここで活躍したのがカヤック専門店から取り寄せたカヤック・キャリア。カヤックの排水口にベルトを通し、肩に掛けてカヤックを運ぶ。重いので肩が痛くなるが、手で持って運ぶよりはラク。

新しいカヤックによる航海も今日で3回目を迎えた。離岸する瞬間はいつもワクワクする。21世紀の森ビーチではその高揚感もひとしおだ。

定置網を迂回してひとまず沖へ向かい、南方向に進路をとる。向かい風なので波しぶきを浴びる。暑いので気持ちがいい。カヤックはやはり夏のスポーツだと思った。

S090707w6_05e
海から眺めた市民会館と下水処理場

名護の街並みを遠く眺めながら、世冨慶(よふけ)方面へ漕いでいく。晴れて日差しが強いので海の青が鮮やかに映える。パドルの操作にもだいぶ慣れてきた。リズミカルにパドルを漕ぐことに快感を覚えた。このままずっと漕ぎ続けていたいと思う。

21世紀の森ビーチを出航してから1時間ほど漕いで数久田(すくた)の沿岸に到着。水深が浅く底がくっきりと見える。防水デジカメで海中の写真を撮る。

S090707w6_13e
国道58号沿いの数久田の砂浜
S090707w6_18e
S090707w6_15e
白黒模様のウミヘビが写っている

帰りは追い風なので楽だった。行きに要した時間の半分くらいしかかからない。

S090707w6_09e
嘉津宇岳を主峰とする本部連山の山並み

ふだんは散歩で歩く21世紀の森ビーチの沖合をのんびりと漕いでまわる。砂浜ではいつものようにビーチバレーの熱戦が繰り広げられていた。遊歩道のある出島がテトラポットでできた要塞のようにみえる。

S090707w6_20e
S090707w6_21e

陸からたいして離れていないのに、海の波間に漂いながら見る景色はどこか現実離れしてみえる。そのホンワリとした眺めの揺らめきに、社会から浮遊した生活を送っている自分の心象風景をみる思いがした。

| | コメント (0)

2009年7月 2日 (木)

大浦湾を漕ぐ

梅雨が明けて猛暑の夏が沖縄にやってきた。ギラギラ照りつける太陽に恐れをなして家にこもる毎日。が、それも1週間続くとパドラーの血が騒ぎはじめる。潮風を浴びて漕ぎたい、海に浮かびたい。

今日は午後から曇って風もよわい。これなら快適にカヤックを漕げそうだ。道具一式をクルマに積んで名護湾へ向かう。

穏やかそうに見えたが近づくと海面にうねりがある。湾の北側から南側へ移動しても状況は変わらない。

西海岸は諦めて東海岸へ向かうことにした。目的地は大浦湾。現地に着くと波はほとんどない。カヤックを漕ぐには絶好のコンディションだった。

道路脇の護岸からカヤックを出す。海が穏やかなのでスイスイ進む。底の状態と水深に応じて海の色がさまざまに変わっていく。沖に向かって漕ぎ進むと、海水は目の覚めるようなダークブルーに染まっていた。

S090702w6_04e
S090702w6_05e

紺碧の海にカヤックを浮かべる。生命の源のような深みを帯びた海の色を眺める。それは塩屋湾や羽地内海のカヤック体験では得られない快感だった。

S090702w6_14e

湾の周囲は緑豊かな山々で囲まれている。視線を延ばすと、米軍基地建設予定地のキャンプ・シュワブの建物が見えたりもするのだが。

S090702w6_15e
キャンプ・シュワブの施設。基地の建設予定地とされている。
S090702w6_10e
シュワブの対岸にはカヌチャベイホテルの建物群が見える。

大浦湾には大規模なサンゴの群落があるという。進路を北にとり、ハマサンゴ群落を目指して漕いでいく。と、海面に浮遊しているウミヘビを発見。デジカメに手を伸ばそうとしたら潜ってしまった。残念!

水深が浅くなり、底が透けて見えてきた。黄色くみえる物体がサンゴらしい。防水デジカメで撮影を試みる。カヤックが潮に流されてタイミングが合わない。

S090702w6_17e
防水デジカメによる初めての海中ショット。まあ、こんなものだろう。

沖から風が吹きはじめた。海面がすこし波立っている。心配するほどの風ではないが、十分にパドリングも楽しんだので帰ることにした。

S090702w6_22e

初めて漕いだ大浦湾は、パドラーを幸せな気分にさせてくれる豊かな海だった。10年後、20年後もきれいな海であり続けてほしいと切に願う。「大浦湾はきれいな海だった」と過去形でセリフを語らなければならないシナリオが着々と準備されつつあるのだが・・・。

S081218nc_001e

| | コメント (0)

« 2009年6月 | トップページ | 2009年8月 »