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2009年8月12日 (水)

波頭を越えて

夢のようなKF(カヤックフィッシング)デビューを果たしたものの、仕事と台風に阻まれて次のチャンスがなかなか到来しない。1週間もすると禁断症状が現れてきた。タマンの強烈な引きが頭の中でフラッシュバックし、ドラグの音がジージーと耳鳴りのように響く。

仕事は先週末にかたづいた。残る問題は海のコンディション。台風の影響で波が高くウネリもある。2、3日様子を見ていたが、禁断症状で疼いてきたのでとりあえず海へ向かうことにした。

名護湾に行くとまだウネリが残っている。風も強い。予定を変更して東海岸へ向かう。

こちらも状況はイマイチだった。海の透明度が低い。入浴剤を溶かしたような緑色に染まっている。風と波もある。ただ、風は沖から陸に向かって吹いているので沖に流される心配はなさそうだった。

20分後、海に浮かんでいた。向かい風で波もあるため、漕ぐのがしんどい。盛大に波しぶきを浴びる。涼しくて気持ちがいい。

沖へ漕ぎ進むにつれて海の色は本来の濃いブルーに変わっていった。あまり沖に出ると波と風が強くなるので、そこそこの場所で釣りを始める。

前回と同じ鯛ラバ仕掛け。鯛ラバの着底後、ゆっくりとリールを巻く。その繰り返し。

釣りをしている間、カヤックは陸に向かって流されていく。釣りの対象外の場所に到達したら、釣りを中断して最初の地点まで漕いで戻る。

前回の釣行とはうって変わり、アタリが全然ない。おまけに根掛かりが続出し、1個千円以上する鯛ラバが海の藻屑となって消えていく。

揺れるカヤックの上でミチイトとリーダーを結ぶのにも苦労した。細い輪になかなかラインが通らない。揺れるバスの車内で本を読むような感じ。だんだんキモチが悪くなってきた。

緑色の濁った海を見たときのイヤな予感は的中した。結局、この日は何も釣れなかった。自然が相手のカヤックフィッシング、そうそう思惑どおりにことは運ばない。

エモノには恵まれなかったものの、今回の釣行では収獲もあった。それは、自分のカヤックの安定性を再確認できたこと。今日のように波が高くても、乗っていて身の危険を感じることはなかった。鈍足ではあっても頼りになるヤツ。

今回の釣行ではいくつか教訓も得た。ひとつはシーアンカーの必要性。風や潮流が強いとカヤックが速く流されるので、漕ぎ戻るための時間と労力が増す。シーアンカーを使えば流されにくくなり、釣りに集中できるようになる。

もうひとつは、鯛ラバ自作の必要性だ。根掛かりのたびに高価な鯛ラバを失うようでは財布に痛すぎる。自作した鯛ラバで大物が釣れれば感動もひとしおだろう。

3つ目の教訓は、海の状態を見て出ようか出まいか迷ったときは出航をヤメること。心は常に波間を漂っているカヤックアングラーにとって、これが一番難しいことなのだが。

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