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2009年10月

2009年10月30日 (金)

メンドクサイ病

若い頃、中年になった自分を想い描くことはほとんどなかった。それでも、トシとともに頭と体の機能が衰えていくことは漠然と理解していた。膝の関節が痛くなるとか、記憶力が悪くなるとか。

でも、中年になった自分がもっとも老いを意識する瞬間はべつにあった。いろんなことが面倒くさくなるのだ。対象は嫌なことばかりとは限らない。興味があることでも時間と労力がかかることには腰が引けてしまう。老いが極限まで進めば、生きること自体が面倒くさくなるのかもしれない。

メンドクサイ病が顕著なのは何か新しいことをやろうとするとき。最近の懸案事項に不要品の処分があった。デジカメや交換レンズ、ヘッドフォンなど市場価値があるものは現金化したい。

そこでYahoo!のオークションに出品することを思いついた。落札の経験はあるものの出品は初めてだ。なんとなく敷居が高い。商品の写真撮影のほか、梱包もしなければならない。ああ、メンドクセーと思う。それでも重い腰を上げて10点ほど出品した。

売上の合計は6万円強。それなりに手間はかかったが、資源の有効活用という点でも押入に埋もれているよりはずっとマシだった。購入後、2回乗っただけで粗大ゴミ扱いとなったインフレータブル・カヤックも新しいオーナーのもとで幸せな余生を送っていることだろう。

メンドクサイ病はココロの病だ。ああメンドクサイ・・・という思いを振り切ってアクションを起こせば消滅する。そして、没頭すればたいていのことは面白くなる。

この夏、毎週のように行ったカヤックフィッシングも実現するまでに2年以上かかった。カヤックの置き場所やメンテナンスなど、すべてがメンドクサイことに思えた。実際にアクションを起こすまでは・・・。

アンチエイジングのアプローチもさまざまだ。運動や食事、生活習慣も大事だと思う。一方、メンタル面で一番有効なのはメンドクサイ病の克服なのかも。所詮は生きること=メンドクサイことの連続なのだから。

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2009年10月24日 (土)

優柔不断

名護に来てもうすぐ3年。よく利用する店もおのずと絞られてきた。

たとえば理髪店。肌が弱いのか、床屋で髭をゾリゾリ剃られるのが苦痛だった。沖縄にはカットとシャンプーのみでOKという店がけっこうある。髭剃りから解放されるうえに料金もいくらか安い。そうした店のひとつに毎回通うようになっていた。

その日、店に入るといつものネーネーに招かれた。例によってカット&シャンプーと告げる。散髪中はほとんど話をしない。ヘアスタイルの確認さえ済めば、あとは椅子に深く体を沈めてリズミカルな鋏の感触に浸るだけ。

クーラー、寒くないですかと聞かれた。すこし寒かったけど大丈夫ですと答える。眉の毛も剃りましょうねと笑顔で言われた。髭剃りは要らないけど、眉のムダ毛ならいいかと思って小さく頷いた。

椅子が大きく倒れ、口の周りにシャボンが塗られていく。髭剃りはしないハズなんだけどと思いながら言いだしあぐねていると、蒸しタオルで口を覆われてしまった。

うすく目を閉じながら「俺、このまま髭を剃られちゃうんだぜ」と人ごとのように思った。それでもよかった。抵抗せずに身を委ねておきたい気分だった。

ネーネーの髭剃りはぜんぜん痛くなかった。丁寧かつ細やか。髭剃りの道具も違うのだろう。ほかの店では血が滲んだりするのだが。

髭剃りが加わったぶん、いつもより時間をかけて散髪は終わった。帰り際に受付で支払いをするとき、店の人にレギュラーね? と聞かれてネーネーは「あっ」と小さく声をあげた。カットとシャンプーのみの注文だったことを思いだしたらしい。

店の人はカット&シャンプーの料金でいいという。トクをしたような申し訳ないような微妙な気分だった。入口まで笑顔で見送ってくれたネーネーに思わず弁明していた。

すみません、優柔不断で・・・。

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2009年10月23日 (金)

モノの寿命

最近、愛用していた電化製品が相ついで逝ってしまった。HPのプリンタとブラウンのシェーバーだ。調べてみると、どちらも5年前に買ったもの。5年経ったら壊れるようにタイマーが仕掛けられていたのか?

一方で、5年持ったんだからまあいいやという気もした。低価格の電化製品に耐久性を求めても無理がある。例によって、価格.comやamazonのレビューを参考にして同レベルの新製品(=安物)を購入。いずれも性能はアップし、快適に使用している。

壊れたのが電化製品ならサクッと買い換えることもできる。それが人間のパーツとなると簡単にはいかない。

右手の指の異変に気づいたのは数週間前だった。薬指と中指の曲げ伸ばしがスムーズにできない。軽い痛みも覚えた。症状が顕著なのは朝起きたとき。指がこわばっているというか。

ネットで調べて関節リウマチかもしれないと思った。朝の指関節のこわばりに始まり、疲れやすい、微熱がでるなどの全身症状。いずれも思いあたることばかりだ。じんわりと悪寒が広がっていくのを感じた。

リウマチ科がある診療所で血液検査を受けた。数日後、結果を聞きにいく。判定はシロ。関節リウマチではなかったらしい。でも、症状は続いている。老化現象で指関節の軟骨がすり減っているのかも。そこに、なんらかの物理的要因が加わって・・・。

久しぶりにカヤックフィッシングに出かけた。ミーバイが4匹とまずまずの釣果だった。が、釣り上げている途中で魚がバレる(ハリがはずれて逃げられる)ケースが続出。気がつくと、バレるなよ、バレるなよと念じながら釣り竿を右手でギュッと握りしめていた。

自分では気づかぬまま、魚が掛かるたびにそんな動作をこれまで繰り返していたのだろう。右手の指に負担がかかるわけだ。ついに犯人を突き止めた気分だった。

右手に集中していた負荷を左手に分散させることにした。左手で釣り竿を持てるように右ハンドルのベイトリールを追加購入する。これで両刀遣い。当面は左手で竿を持ち、右手でリールを操作するつもり。

右手の症状はそのままで、ある朝起きたら左手の指もこわばって・・・なんてことにならないといいんだけど。

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