« そして音楽はBGMになった | トップページ | コップの割れた朝 »

2010年2月24日 (水)

古巣岳に登る

名護の市街地から本部連山を眺めると、安和岳の稜線とピラミダルな嘉津宇岳がひときわ目につく。その影に隠れた存在が古巣岳(ふるしだけ)だ。3年前に一度登ったことがあるが、あまり印象に残っていなかった。その古巣岳をもう一度歩いてみたくなった。

予報では終日晴れだが雲が多い。いつものように勝山公民館の前にクルマを停める。登山口に向かって歩きだすと、燃えるようなオオベニゴウカンが迎えてくれた。

S100224d4_02e_2

シークヮーサー畑を抜けて涸れ沢の登山道へ。三角山への分岐のすぐあとに古巣岳への登山口を示す標識がある。3年ぶりに歩く道。ちょっとワクワクする。

このコースも岩が多い。岩と植物のコラボレーションによる景観が目を楽しませてくれる。なーんだ、いいじゃん、古巣岳。3年も放置してもったいないことをしたような気分になってきた。

S100224d4_06e_4 S100224d4_08e_2 S100224d4_10e_2

例によって、写真を撮りながら超スローペースで登っていく。ほどなく古見台と呼ばれる、大きな岩がオーバーハングした見晴らしのよい場所についた。

S100224d4_14e_2

山頂へ向かうルートに戻り、険しさを増した道を登っていく。赤や黄のテープが木に巻かれているので道に迷う心配はない。歩きはじめてから1時間半ほどで古巣岳山頂に到着。名護湾と名護市街の眺めがすばらしい。

S100224d4_18e

コースサインに導かれて頭上にそびえる嘉津宇岳を目指す。すこし登ると見晴らしのよいピークに出た。ここで昼食をとる。

S100224d4_21e
すぐ近くに嘉津宇岳の山頂が見える。

ピークを過ぎるとふたたび樹林帯へ。この森がなかなかいい。嘉津宇岳山頂の直下に位置し、岩と木々が渾然一体となってワイルドな空間を醸している。

S100224d4_25e
S100224d4_20e
S100224d4_31e_2

涸れ沢を経て嘉津宇岳に登るルートと合流する。嘉津宇岳山頂をサクッと往復し、安和岳と嘉津宇岳の間にある深い谷へ向かって下りていく。

S100224d4_35e
赤と黄のテープが嘉津宇岳コースから古巣岳へ向かう分岐の目印。

梢をわたる風の音。鳥の鳴き声。フィトンチットの濃厚な香り。日差しを受けて燃えるように輝く木々の緑。写真を撮るために足を止めるたびに、冬の2月に沖縄の山を歩く喜びに満たされる。

S100224d4_36e
S100224d4_42e
S100224d4_49e

頭上に八重岳山頂のドームが迫ってきた。すこし行くと安和岳への分岐点だった。安和岳まで足を延ばせば古巣岳→嘉津宇岳→安和岳→三角山という縦走山行が実現し、本部連山をガッツリ堪能する満足な1日となるのだが、今回はパス。重厚な岩と濃密な樹木が織りなす深い谷の小径をデジカメ散歩することにした。

S100224d4_54e
S100224d4_62e
S100224d4_66e

遠くで子供たちの歓声が聞こえる。地元の小学生が遠足登山に来ているのかもしれない。古巣岳コースへの分岐を過ぎてシークヮーサー畑へ。本日のコースタイムは約4時間半。深い谷をぬけたあとに降りそそぐ日差しがまぶしかった。

|

« そして音楽はBGMになった | トップページ | コップの割れた朝 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« そして音楽はBGMになった | トップページ | コップの割れた朝 »