« 干潮の浜 | トップページ | おまえが欲しい »

2010年4月10日 (土)

猪垣の山

4月もそろそろ中旬。5月に入ると暑くなるし、ハブも恐い。山へ行くなら今のうちと思っていたら、土曜は終日晴れるという。久しぶりに大宜味村のクガニ岳を歩いてみたくなった。

塩屋湾を右手に眺めながら屋古の集落を過ぎ、山へ入る急坂の道をブイブイ登っていく。道を登りつめると、ほとんど廃墟と化した六田原展望台に着く。ここにクルマを停める。

近くには閉館したホテル・シャーベイの入口があり、道路脇には公衆トイレもある。ここが塩屋富士・クガニ岳ハイキングコースの南側登山口だ。

しばらく急な登りがつづくが、それも最初のうちだけ。稜線に出れば快適なプロムナードが待っている。

このコースを特徴づけているのが、畑へのイノシシの侵入を防ぐために築かれた猪垣だ。着生植物のシマオオタニワタリもよく見かける。

S100410d4_09e
S100410d4_10e
S100410d4_19e

稜線付近を歩くコースだが、樹木に遮られて展望は利かない。それでも鳥の鳴き声を聞き、森の精気を浴びながらノンビリ歩くのは気持ちがいい。ひっそりとした塩屋富士の山頂を過ぎ、左手に古宇利島を望めるようになるとクガニ岳山頂もちかい。

S100410d4_21e
S100410d4_13e
塩屋富士の山頂付近にあるベンチとテーブル

目の前に広がる塩屋湾と東シナ海のパノラマがすばらしい。それまでほとんど展望が利かない道を歩いてきたので、日差しを浴びて輝く海が目にまぶしい。内陸に目を転じればやんばるの山々の新緑が目にしみる。

S100410d4_25e
S100410d4_28e
S100410d4_30e

クガニ岳をあとに坊主森(ボウジモリ)を目指す。尾根から下るとアカギの大木が待っていた。このあたりはやんばるの森の散策路といった感じ。落ち葉が敷きつめられた道は幅も広く傾斜もゆるい。森林浴を楽しむには格好の場所だ。

S100410d4_35e
アカギの大木

S100410d4_34e
S100410d4_39e
心地よい森の散歩道

道は登り坂になり、しばらく行くと坊主森を示す標識が立っている。坊主森からはオクマリゾートや辺戸岬が見わたせた。

S100410d4_47e
S100410d4_45e
S100410d4_49e
ネクマチヂ岳を望む

坊主森からはゆるやかにアップダウンする道を進んで本日のゴールである北側登山口の展望広場へ向かう。

S100410d4_55e
S100410d4_62e

北側登山口には駐車場やトイレが整備されていた。ハイキングコースは車道を挟んでさらにネクマチヂ岳まで続いているが、夕方5時をまわっていたので今回は断念。ほとんどクルマが通らない車道を歩いてホテル・シャーベイまで戻る。早足で40分ほどかかった。

木に付けられた名前と特徴を示すプレート。登山道に沿って打たれた杭と張られたロープ。塩屋富士からクガニ岳、坊主森を結ぶハイキングコースは家族連れでも楽しめるように整備されている。嘉津宇岳や安和岳のワイルドな山歩きも好きだけど、ゆったりとした気分で自然に親しめるこのコースもすばらしい。

|

« 干潮の浜 | トップページ | おまえが欲しい »

コメント

はじめまして、昨日塩屋富士からネクマチジ岳までトレッキングしてきました。良く整備された散策道で見晴らしもよく良かったです。山原の山に登るときいつも参考にさせて頂いています、ありがとうございます。

投稿: イチマンアッピー | 2011年10月21日 (金) 16時54分

はじめまして。コメント、ありがとうございます。あのルートは見晴らしも良く、ほどほど歩き甲斐もあって楽しめるトレッキングコースですね。10月も下旬に入り、だいぶ涼しくなってきたので、私もそろそろ「山開き」をしたいと思っています。

投稿: tokajar | 2011年10月22日 (土) 14時12分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 干潮の浜 | トップページ | おまえが欲しい »