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2010年5月 1日 (土)

その先の海へ

いよいよ5月。結局、2~4月は1度もカヤックを漕がなかった。沖縄とはいえ冬はそれなりに寒い。風が強い日も多かった。

でも、最大の理由は面倒くさかったこと。シートを被せて駐車場に保管しているカヤックをクルマのルーフに載せるのはひと仕事だ。釣り道具の準備や帰宅後の後片づけにも時間がかかる。そこが、思い立ったらデジカメとデイパックだけですぐに実行に移せる山歩きと違うところ。

しかし、5月の声を聞くと気持ちが一転した。強い日差しを浴びて山から海へ自然に意識がシフトする。去年、カヤックフィッシングのデビューを果たしたのは7月末だった。5月の沖縄の海は未知の世界。どんなサカナたちが迎えてくれるのか楽しみだ。

準備に手間どり、出航は午後1時半頃。ゴールデンウィークだというのに出艇場所の浜に人影はなくて拍子抜けした。

天気は晴れ。風も弱い。沖から吹き寄せる風なので多少の波はあるがたいしたことはない。カヤック日和といっていいだろう。

まずは鯛ラバでタマンを狙う。集中して続けるがアタリはない。まだタマンのシーズンには早いのかもしれない。

ワームに切り替えればかなりの確率でミーバイが釣れるだろう。でも、今日は沖から岸に向かって弱い風が吹く絶好のカヤック日和。すこし冒険をしたくなった。

潮風を浴びながら沖へ向かってどんどん漕いでいく。岸から離れれば離れるほど解き放たれていくような気がした。これがしたくてオレは沖縄へ来たんだよなぁと改めて思う。

これまで到達したことがない未知の海域。水深も十分にありそうなのでジギングで攻めてみることにした。何が釣れるのか見当もつかない。大型のカンパチが掛かったらどうしよう。クーラーに入らないかも・・・。速いピッチでロッドをシャクリながら、そんな妄想にふけっていた。

鯛ラバと違ってジギングは体力を消耗する。アタリがないままエンエンと続くハードな動きに疲れて、そろそろラクな鯛ラバへ移ろうかと思い始めていたときだった。海面近くでコツンというアタリ。合わせるとギューンと竿先がもっていかれた。

しばしの抵抗ののち、青い魚影が海面に浮かび上がる。最初はシイラだと思った。よく見ると長いくちばしが付いている。1メートル級のダツだった。長い体をくねらせている様子は海竜出現という感じで迫力満点。

ジャンプしたダツが人間の体に突き刺さる話を聞いたことがある。急に恐くなってしまった。不用意に寄せないほうがいいかもしれない。心の動揺がロッド捌きに表れたのか、次の瞬間に激しい抵抗を受けてバレてしまった。

ホッとした気持ちが半分、写真を撮れなかった悔しさが半分だった。その後もジギングを続けるがアタリはなく、鯛ラバに変更。が、こちらも不発に終わる。冒険気分も満喫できたので、ワームでミーバイを狙う定番スタイルへ移行することにした。

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ミーバイやオジサン、フエフキ系のサカナが飽きない程度に釣れる。持ち帰って食べるにはどれもサイズがイマイチだったので、今回も全部リリースした。

3カ月ぶりのカヤックフィッシング。釣果はイマイチだったけど、輝く日差しを浴びながら極上の時間を海で過ごすことができた。それだけで十分。カンパチが釣れなくても悔しくなんかない。絶対に絶対に絶対に・・・。

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