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2010年6月

2010年6月28日 (月)

鯛ラバ自作デビュー

根掛かりで鯛ラバを失うことが多い。カヤックを操船して回収できるケースもあるけど、常に成功するとはかぎらない。

鯛ラバは1個千円前後する。釣行のたびにロストでは財布に痛い。そこで自作することにした。

『マダイラバージギング&インチクの世界』という本を参考にして試作品を作る。材料の鯛玉オモリはちかくの釣具店になかったのでネットで注文。鯛玉にはめこむダイヤ(目玉)も併せて購入した。

とりあえず10号の鯛玉で作ってみた。10号=37.5gなので使用頻度が一番高そう。さらに12号(45g)でも作ってみる。こちらはラバースカートを付けずにネクタイだけでシンプルにまとめる(というか単なる手抜き)。

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10号の鯛玉による試作品。塗装はメンドいのでナシ

作ったら早く試釣したくなった。安あがりでも釣果がサッパリでは意味ないし・・・。コストパフォーマンスはいかに?

例によって昼過ぎに出艇。南の風4~5メートル。波は高くないがウネリがある。大潮なので潮の流れが速い。カヤックフィッシングの条件としてはイマイチか。

まずは過去の実績が高い市販品をチョイス。何匹か釣ったら自作の鯛ラバに切り替えるつもりだった。狙うはもちろんデカタマン。

何度かアタリはあるものの食いが浅くて針がかりしない。干潮のピークを過ぎて上げ潮へシフトした頃にやっと小気味よい引きでムルーが釣れる。

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その後、初めてのポイントを広範囲に探ってみたが、バラシが数回あっただけでエモノ獲得には至らない。全体に渋いなぁという印象だった。

これなら釣れなくても仕方ないやという状況で自作の鯛ラバ(10号)を取りだす。ほどなくミーバイ特有のひったくるようなアタリ。あっさりとヤミハタが釣れる。自作鯛ラバ、けっこうイケるじゃん。

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サカナの食事タイムに突入したらしい。続いてアタリ。お馴染みのキレイな魚が姿をあらわす。

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ヒトスジタマガシラ(31㎝)

次はいよいよタマンだなと思う。時間はあまり残されていない。スコールのような雨も降ってきた。自作鯛ラバによる初タマンゲットに向けて意識を集中させる。

結果はノーバイト。それでも、自作した鯛ラバでも釣れることを証明できた。鯛ラバ自作用にバーブレスの針(伊勢尼10号)も大量に購入。これで鯛ラバの量産体制を確立できそうだ。

一方、試作品なので工夫の余地も残っている。次のステップは鯛玉への塗装か。鯛ラバの色塗りにはマニキュアを使うのが一般的らしい。モノは百均で十分だろう。中年のオッサンがマニキュア売り場をウロウロするのはハズいんだけど・・・。

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2010年6月24日 (木)

鯛ラバ御三家

2週間ぶりのカヤックフィッシング。予報では午後から雨。それでも風が弱めなので問題はなさそう。2週間浮いてないのでそろそろ禁断症状が・・・。

正午前に出航。昼前後に始めて夕方5時頃に終了というパターンが多い。暑い時期に集中力を維持して釣りをするには5~6時間が限界だと感じる。

南東の風。風裏なので波はあまりない。沖へ向かって吹く風だが、湾内なので万が一流されても対岸に着く。陸に囲まれていることによる安心感は大きい。

沖へ出ると潮の流れがけっこう速い。30gから50gへ鯛ラバを替える。ほどなくアタリ。重量感はないがなかなか良い引き。慎重にやりとりしているとフッと軽くなる。針の手前でラインが切れていた。歯が鋭いカマスかもしれない。

その後、岸寄りに移動して30gの鯛ラバで釣りを続ける。何投目かにアタリ。最初はそこそこ引くが途中から抵抗が弱くなる。この段階で魚の見当はついていた。

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ヒトスジタマガシラ。引きはイマイチだが優美な魚

しばらくアタリが途絶えた。沖へ流されて重い鯛ラバでも底が取りにくくなったら、岸寄りに移動して軽い鯛ラバで釣りを再開。その繰り返し。

水深15メートルの浅場で引ったくるようなアタリ。リールの巻き上げ中にも何度か激しく突っ込む。心臓バクバクのスリリングな攻防戦。旺盛なファイティングスピリットはアイツにちがいない。今年から鯛ラバの常連になった獰猛で精悍なフィッシュイーター。

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40センチのオーマチ(アオチビキ)。写真撮影のためにフィッシュクリッパーでつかもうとしたが、頑なに口を開けない。その強情さがまた好き

山の上が白く覆われている。その低い雲が海上に下りてきたと思ったら、スコールのような激しい雨につつまれた。気温が高いので寒くはない。雨が小止みになった頃に久々のアタリ。そこそこ良い引きだが浮かんできたのは細長いサカナ。

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アオヤガラ。ダツではなくてホッとする。

雨はあがったけど、アタリがないまま時間だけが過ぎていく。すでに5時をまわっていた。そろそろ退け時かもしれない。

岸寄りに戻り、最後のひと流しを試みる。ほどなくヒット。ドラグが鳴って何度もラインが引き出される。手元に伝わる重量感。水面ちかくまで上がってきても抵抗をあきらめない。

タマンだと確信した。かなりデカそう。これはバラすわけにいかない。黄色みを帯びた魚体が浮上してくる。慎重にネットイン。55センチのきれいなタマンだった。

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今年のタマンとしては自己最大

優美なヒトスジタマガシラ、パワーのオーマチ。美とパワーを兼ね備えたタマン。いつしかこの3匹が沖縄での鯛ラバ対象魚の御三家となっていた。その御三家が顔をそろえたゴージャスな一日だった。

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2010年6月19日 (土)

ケイパー・アングラー

沖縄で梅雨明けの頃に吹く南風を夏至南風(カーチベイ)というらしい。沖縄のギラギラした夏の幕開けを告げる季節風。そのカーチベイに阻まれてカヤックをだせない。窓から眺める名護湾には今日も白波が立っている。

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初航海からもうすぐ1年。カヤックにも馴染んできたので、愛機ケイパーの印象について書いてみた。

購入に際して、ほかに候補に上がったのがターポン120とトライデント11だった。ターポンはフィッシングカヤックとして定評があり、ネットでの評判もいい。ただ、自分には重すぎると感じた。トライデント11は迷ったが、価格とサイズ・重量で勝るケイパーに落ち着いた。

ケイパーのメリットはとにかく小型軽量(全長330cm、重量21kg)であること。最近では超軽量を謳ったフィッシングカヤックも登場しているが、購入時はこれがダントツだった。

しかし、カヤックのサイズと航行性能はトレードオフの関係にある。小型軽量のカヤックは陸上での扱いはラクだけど、海で漕ぐには長い艇のほうが有利。実際、カヤックフィッシングでは13フィート級の艇がよく使われている。

それでも、小型軽量にこだわって11フィートのフネにした。アパート暮らしのために置き場所を確保できず、軽自動車のルーフを保管場所にせざるをえないという事情もあった。クルマに常に載せて走ることを考えれば、カヤックはコンパクトで軽いほうがいい。

結果的に、ケイパーを選んで正解だったと思う。その後、引っ越しをしてカヤックの保管場所は確保できたが、ルーフへの上げ下ろしはやはり軽いほうがラク。クルマの駐車場所から出艇ポイントまで離れているときでも比較的容易に運べる。

ほかのカヤックと実際に比較したわけではないが、短艇ゆえの限界は感じている。直進性や走波性では長い艇に勝てない。これは長さだけの問題ではなく、キール(舟底の突起部分)の形状にも依るのだろう。最近のカヤック(X13など)はキールが大きく張り出しているが、ケイパーは比較的なだらかな感じ(そのぶん、回転性は優れている気がする)。ちなみに幅は79㎝と広く、安定性は高い。横向きに座って釣りをすることもできる。

全長が短いことと丸みを帯びたキールのためか、向かい風で漕いでいるときは波の抵抗を強く感じるし、波しぶきも盛大に浴びる(濡れてもOKな沖縄で嬉しい)。そのため、風や波があるときに長い距離を漕ぐのはしんどい。

しかし、モノは考えようだ。カヤックの性能に限界を感じるがゆえに、風波が弱い好条件の時と場所を慎重に選ばざるをえなくなる。結果的にカヤックフィッシングの安全性が向上する(?)。体が弱いことを自覚している人間が自らに節制を強いることで健康を維持できるみたいな・・・(笑)。もっとも、海の天気は変わりやすいから、カヤックの性能が高いことに越したことはないけれど。

船体の取っ手が内側に付いているため、スーツケースのように持って運ぶことは難しいとか、後部のタンクが小さくてクーラーを斜めにしないと積めないとか、細かい不満はほかにもいろいろあるけれど、色やデザインも含めて買って良かったと思っている。

何よりも、コレを買ったことで海に自分の居場所を見つけることができたのだから。

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購入直後でピカピカだった頃。1年経った今は・・・

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2010年6月 8日 (火)

ハムシの海

めずらしく朝7時前にカヤックを漕ぎだす。予報では午後から風が強くなるとか。午前中が勝負だった。

今日はクーラーボックスを持参していた。タマンを釣って刺身にするつもりだった。内地からの来客を翌日に控えていた。

海面に何か浮いている。濃緑色に輝く小さな虫。あの虫だと思った。ざっと10匹以上はいる。

はじめは保管していたカヤックに虫が侵入したのかと思った。光沢のある直径7~8ミリの甲虫。ハムシの仲間らしい。海へ漕ぎだすたびにその小さな虫がカヤックで何匹も見つかった。

カヤック本体に留まらない。シートやシーアンカー、果ては着ている服にまで付着している。首筋がムズいので手を伸ばすとそのハムシだったことも・・・。

虫が苦手というわけではない。昆虫のマクロ写真にハマっていたこともある。それでも気味が悪かった。なんでカヤックに群がるのか。ポリエチレンがハムシの好物とは思えないし・・・。

海面に浮かぶハムシを見てやっと事態が呑み込めた。ハムシは海を漂っていたのだ。そこへカヤックが来てノアの箱船さながらにすがりついた。

たくさんのハムシが海を漂流している理由はハッキリしないが、梅雨時のせいかもしれなかった。大量の雨で陸から海へ流されたのだろう。

タイワンハムシの記事をネットで読んだことがある。台湾に生息しているハムシが沖縄各地で大量に発生しているという。海を漂流していたハムシもこの外来種らしい。

ハムシの謎はひとまず解消したものの、肝心の釣果はサッパリだった。何度かアタリはあったが、ラインブレークやらバラシやらでタマンは釣れない。予想に反して午後になっても風は強くならなかったけど、睡眠不足や腰の痛みで午後3時過ぎにはギブアップ。

クーラーボックスを持参しないときはそこそこ釣れて、持参するとパッタリ釣れなくなる。人生そんなものだろう。

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本日唯一のエモノのバラハタ。あと20㎝大きくなったらまた遊んでね。

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2010年6月 3日 (木)

釣魚のサイズ

晴れてはいないが雨も降らないので今日もカヤックフィッシング(ほとんどビョーキ)。予報では東の風4メートルだった。マイカヤックでは風速4メートルがぎりぎりの出艇ライン。風がつよいと仕掛けが流されて釣りにくいし、波も高くなって危険がともなう。

海上にでるとやはり風が強めだった。沖に出るのはやめて近場を攻める。といっても水深は20メートル以上。30gの鯛ラバがいい仕事をしてくれそうな予感がする。

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魚を計測するために購入したオフトのメジャープレート

お待ちかねのカツカツググーッというアタリ。ドラグが鳴って何度かラインが引き出される。鯛ラバが軽いので魚の引きがダイレクトに伝わってくる。釣趣という点では鯛ラバは軽いほうが楽しい。

最初のエモノは丸々と太ったタマン。さっそくメジャープレートで測ると43センチ。40センチを超えるタマンは引きが強くて迫力満点だ。

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しばらくアタリが途絶えたのですこし沖へでる。底が取りやすいように鯛ラバを60gに変更する。ほどなくアタリ。これも引きが強くて良型の予感。果たして本日2匹目となる40センチオーバーのタマンだった。

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41センチのタマン

鯛ラバを30gから60gに替えたせいか、引きの感触が違っていた。軽い鯛ラバを使用したときと比べると大味に感じられる。最初から60gで釣りをしていれば特に意識しないのだろうけど。

軽い鯛ラバに再チェンジして岸寄りを流す。小型のクチナジとムルーが釣れる。そのあと大きなアタリ。最初の突っ込みをかわすと抵抗は弱まった。と、再度の激しい突っ込み。浮上してきたのは赤い魚。アカジンっぽい。心臓の鼓動が急に高まる。が、海面の直前でバレてしまった。残念!

風がつよく波もあるが、魚の活性は高いみたい。その後もアタリは続き、常連のヒトスジタマガシラのほか、初対面のイジュキン(シャムイトヨリ?)が釣れる。

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ヒトスジタマガシラ(25㎝)
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イジュキン(31㎝)

風が強めなので、カヤックが流されるペースが速い。釣りの開始ポイントまで風に向かって漕ぎながら戻る。向かい風がつよいとルームランナー状態になるが、今日はそこまでつよくない。シブキを浴びながら波頭を越えて進むのは疲れるけど、爽快感もある。これが自分にとってのマリンスポーツなのだと思う。

あと一匹と意地きたなく粘ったものの、ピンクのイジュキンが最後のエモノとなった。それでも、初めての魚と出会えてトクをした気分。

魚を載せて測れるメジャープレートはやはり便利。これまでの"目測"がかなりアバウトなのは自分でも意識していた。思い出すたびに魚がサイズアップしていく妄想ともこれでサヨウナラ。

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2010年6月 1日 (火)

夕映えのタマン

梅雨晴れのカヤックフィッシングの第4弾。朝起きてから準備を始めたので出艇は昼ちかくになっていた。

スカッと晴れて気持ちがいい。北東の風がすこし強い。前回、良型のオーマチを釣ったポイントで釣りを始める。

そこそこ水深があるので60gの鯛ラバを使用。しばらく続けてもアタリはない。鯛ラバをチェックするためにリールを高速で巻き上げているとガシッとヒット。いきなりラインが引き出されていく。かなりの重量感。先々週に釣ったガーラを思わせる引きだった。

シーアンカーがどんどん近づいてくる。カヤックが魚に引っ張られているらしい。シーアンカーにラインを絡ませないように・・・そう思った瞬間、フッと軽くなる。バレてしまった。

放心状態からやっと回復して釣りを再開。ほどなくヒット。いい引きだった。慎重にやりとりするがふたたび痛恨のバラシ。針先をチェックするとかなり摩耗している。ヤスリで研いでゲーム再開。しばらくしてまたヒット。が、まさかの3度連続のバラシ・・・。

ショックで心が折れそうになる。これもフックをバーブレスにしたせいなのか。専用の釣具"バーブプレス"まで買ってせっせとフックのバーブレス化に励んできたのに・・・。

時合いが過ぎたのか、そのあとは長い沈黙がつづいた。今日はボーズかも。そんなこともあるだろう。自然相手のことだから・・・と自分を慰めてみたものの無念さはぬぐえない。

その後、鯛ラバをインチクに替えると何かヒットした。重量感はそれほどないがときおり激しく突っ込む。浮いてきたのは良型のカマスだった。これでボーズは免れた。

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すでに日は傾いていた。納竿の時間が近づいている。最後に30gの鯛ラバで浅場を攻める。もぞもぞしたアタリ。そのままリーリングするとガッチリとフッキング。鯛ラバが軽いので引きがダイレクトに感じられて楽しい。スリリングなファイトの末に姿を現したのはやはりあの魚だった。

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夕日を浴びて輝くタマン。美しい・・・

前半の3連続バラシは痛かったけど、最後にタマンが釣れて溜飲を下げることができた。ちなみにタマンを釣った30gの鯛ラバもバーブレス。バーブレスとバラシの関係についてはもうすこし検証してみる必要がありそうだ。

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