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2010年9月

2010年9月28日 (火)

粛々と圧力に屈す

政治家は粛々(しゅくしゅく)という言葉が好きらしい。先日起きた尖閣沖の衝突事件でも、この言葉を口にする閣僚の姿をたびたび目にした。日本の国内法に基づいて中国人船長を粛々と処分するみたいな。

馴染みのうすい言葉なので調べてみた。辞書の定義によると厳粛なさまを表すらしい。今回のケースでは、船長の取り調べと処分を毅然とした態度でやり抜くということなのか。そう勝手に解釈した。

だが、中国人船長は中国側の強い要求に応じて処分保留のまま釈放される。これも検察当局が国内法に基づいて粛々と判断した結果だという。"粛々"という言葉がシクシク泣いているように見えたのは自分だけか。

しかし、情けない話だなぁという憤りのあとに湧いた感情は冷めた諦観だった。これが現実なのだ。現在の日中の力関係が浮き彫りになったにすぎない。

税関検査が厳しくなる。レアアースの輸出が止められる。日本の商品や観光を売り込むPRイベントが中止になる。このままでは日本の経済に深刻な影響が及びかねない。危機感を深めた経済界から強い要請が出たのだろう。

今年中に日本を抜いて世界第2位の経済大国になる中国。軍事力の増強も著しい。その存在は今やアメリカも神経を尖らすほどになった。そして、沖縄はその中国から近い。

沖縄ではいま、基地依存からの脱却へ向けた動きが高まっている。牙をむき始めた中国と渡り合っていくには、やはりアメリカの軍事的な後ろ盾が欠かせない――今回の事件がきっかけでそうした方向へ日本の世論が傾くとしたら、基地の島の住民の一人として残念に思う。

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2010年9月16日 (木)

赤紙配達

先月受けた市の健診の結果が届いた。ピンク色の「今回の結果」欄は今回もB(要指導)の判定。食生活の改善と運動の習慣化という万全の態勢で臨んだ今回の健診。それでも「A」の判定は適わなかった。

今回の結果で目をひいたのが「糖尿病疑い」という所見。これだけは大丈夫だろうという最後の砦が崩れてショッキングぅ~。

気を取りなおして検査項目をチェックする。「糖尿病疑い」という判定はHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の値が標準値(0.0~5.1)の上限よりも0.3ポイント高いことによる。が、ネットで調べると異なる基準も使われており、それに従うと今回の値は正常値になるらしい。まあ、値が上昇していることは間違いないので、けっして楽観はできないのだが。

さらに、尿潜血の結果が陽性(+)だった。原因不明の場合も多いようだが、腫瘍などに起因するケースも稀にあるようなので、検査キットを購入して自宅で定期的に調べてみようと思う。

その一方で朗報もあった。コレステロール値がすべて標準内に収まっていたこと。2年前の健診ではLDLコレステロールの値が高く、「要医療」の判定だった。これがキッカケで食生活と運動不足の改善に取り組むことになった。所期の目的は達成できたらしい。

ここ数日、名護でも朝晩はだいぶ涼しくなってきた。今年は秋の訪れが早いのかもしれない。今月、またひとつ歳を重ねる。人生の秋も深まりつつある今日この頃・・・。

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2010年9月11日 (土)

ホリデー・カヤッカー

諸般の事情により、しばらくはカヤックフィッシングを土日に限定することにした。普通に働いていれば当たり前のことだけど、今までは自由業のメリットを活かして好きなときに出漁していた。その釣りバカ天国の扉もついに閉じられることに・・・。

前の週末は台風の影響で出られなかった。週2日のチャンスなので天気の影響は大きい。祈るような気持ちで週末の予報をチェック。風が弱めなのでホッとする。

午後から出航。すこし波があるけど許容範囲だ。30gの鯛ラバで釣りを開始する。水深は20mくらいか。まもなくソコリ(干潮のピーク)を迎える時間だったので魚の反応はあまり期待できそうもない。

それでも、数投目にアタリ。最初のアタックをかわしてリールを巻いていると抵抗が弱くなる。それが海面付近に至ると一転して果敢な突っ込み。すでに体験済みの感触だった。あの赤い高級魚。

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姿を現したのはアカジン(32cm)

その後、間を置かずに次のアタリ。鋭く小刻みな引きでムルーが釣れる。

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サイズの割に引きが強い(23cm)

好調な滑り出しで期待が膨らむが、あとがつづかない。最近はこんなパターンが多い気がする。風が弱まったので長距離の移動を試みた。移動先でヤミハタ1匹を追加。これが本日最後のエモノとなった。

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寂しい海の遊び仲間、ヤミハタ

日暮れ時のデカタマンを期待して6時半まで粘ったがダメだった。9月に入り、タマンの食いが落ちたのか、それとも台風でポイントが変わったのか。

着岸時に横波をくらってカヤックがひっくり返りそうになる。波打ち際でも気は抜けない。鯛ラバが2個波にさらわれた。油断大敵。そう肝に銘じることにした。

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2010年9月 1日 (水)

コンパス襲来

8月30日、気象庁の台風情報を見る。これはヤバいと思った。台風7号(Kompasu)の予想進路が沖縄本島を直撃している。しかも、ラインが引かれているのは名護のあたり。

台風が沖縄本島を直撃するのは数年ぶりのこと。前回の台風を体験したのは沖縄に来て初めて迎えた夏だった。鉄筋コンクリートの建物を揺さぶる凄まじい暴風雨。それにつづく7時間に及ぶ停電。内地のそれとは桁違いのパワーに恐怖を覚えた。アレがまたやってくるのか。

8月31日。今夜、台風が名護周辺を通過する見込みだった。台風に注意するように呼びかける放送が朝から繰り返し流れている。台風に備えて避難してきたのか、名護湾には見慣れぬ船が停泊している。

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海面は穏やかで風もそれほど強くない。台風接近という緊迫感は感じられない。本当に来るの? という感じ。昼過ぎに食事で外出したときも雨は降っていなかった。

夕方になって状況は一変した。時を追って風雨は強くなっていく。引っ越し後、初めて体験する直撃の台風。前のアパートではサッシのレールに水がたまり、じりじりと上昇する水位に血の気が失せる思いだった。

ここは大丈夫だろうかと気を揉んでいたら、西向きのサッシ窓から大量の水が侵入していることに気がついた。雑巾やタオルを総動員して水を除去する。吸い取った水を絞るたびにバケツの水が増えていく。

豪雨を浴びて網戸がサッシに張り付いている。台風の風向きに応じて網戸が左右に移動する。ベランダ側のサッシからも水の侵入が始まった。追加のバケツセットを手配する。

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慣れれば単純な作業だった。サッシのレールにタオルを敷き、水を吸ったらバケツに絞る。その繰り返し。あとは台風が通り過ぎるのをひたすら待つだけ。

水を絞る間隔が長くなってきた。台風は過ぎ去ろうとしていた。居合わせた内地からの来客と安堵の祝杯をあげる。停電を免れたのは幸いだった。

翌日、来客を那覇空港まで送りにいく。東江のガソリンスタンドで給油するつもりだった。が、そのスタンドが機能していない。停電のために利用できないという。その先のスタンドも停電中。58号を那覇方面へ進むにつれて、停電が広範囲に及んでいることがわかった。

その後、停電地帯を抜けて屋嘉ICへの分岐直前でめでたく給油。高速はとくに渋滞もなく、予想よりも早く空港に着くことができた。

3年ぶりに体験した沖縄の台風はやっぱりスゴかった。今回も驚いたのは暴風雨のなかをクルマが結構走っていたこと。必要に迫られても自分には無理だと改めて思った。

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