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2011年5月

2011年5月29日 (日)

胸キュン台風

ネットの台風情報を見てため息をついた。台風2号(SONGDA)の予想進路が沖縄本島に寄り添うように伸びている。最も近づくのは、28日(土)の夜から未明にかけてらしい。

午前中にスーパーへ買い出しに行く。外の様子は平穏だった。午後になってもまだ大丈夫。夕方からだんだん風が強くなってきた。そして、暗くなる頃には暴風圏に。

パソコンの作業なので停電が恐い。この日も仕事に追われていた。ノルマがなかなか終わらない。深夜までかかりそうだった。

アレを用意しておけば・・・と改めて思った。無停電電源装置(UPS)。台風が襲来するたびに必要性を痛感するのだが、それなりのモノはそれなりの値段なので思案しているうちにウヤムヤになってしまう。

早めに夕食を済ませた。アパート全体が咆哮している。例によってサッシ窓からじわじわと水が入ってきた。昨年の台風7号(Kompasu)に匹敵するレベル。風の強さはそれ以上か。

ノイズキャンセリングのヘッドホンを付けて、大音量で音楽を聴きながら仕事に集中しようとした。何度か照明が暗くなりかけた。そのたびに心臓がキューッと縮む思いがする。

風で吹き飛ばされた物がサッシ窓にブチ当たり、身がすくむほど大きな音がする。ローソクの炎のように揺らめく照明。こまめにファイルを保存する。とても仕事に集中できる状態ではなかった。

明朝早く起きることにしてベッドに入った。しかし、暴風雨で眠れない。イヤーマフを付けると静かになった。代わりに建物の揺れを強く意識する。飛行機に乗って目を瞑っているような感覚。いつものスカイマーク便で那覇から羽田に向かっている。そんな空想に耽っていたらいつしか眠りに落ちていた。

朝起きると台風は去ったあとだった。ワカメの切れ端のような海草がサッシ窓にたくさん張り付いている。仕舞い忘れたベランダのサンダルが見当たらない。

ベランダも駐車場のクルマも海水にまみれていた。自宅のアパートは停電を免れたが、名護の市街地のあちこちで停電が発生したという。その後、塩害で木が枯れる被害も起きている。

台風1号、2号ともに沖縄本島へ向かって来た。今年は台風の当たり年なのかもしれない。まだ5月だというのに先が思いやられる。これはいよいよUPSを買うしかないのかも・・・。

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2011年5月17日 (火)

雨のドライブ

梅雨たけなわの沖縄。亜熱帯なので内地のそれとは少し違う。1日シトシト降ることは少なく、降るときはガッツリ降る。メリハリがきいている感じ。思えばフリーの仕事と似ているかもしれない。

仕事といえば、最近は適度に休めるようになった。ただ、休日=仕事の切れ目なので、予測がつかないのが辛いところ。平日であればいつ仕事の連絡が来るかわからないので、自宅待機 → 結果的に休日という冴えないパターンをとることも多い。

そんな「休日」ではできることも限られる。録画したテレビの番組を観たり、ネットで他人のカヤックフィッシングの釣果を見てため息をついたり・・・。

昨日もそんな調子で過ぎてしまったので、今日は朝から外出することにした。雨が降っているのでクルマでお出かけ。コンビニで新聞を買い、マクドナルドで朝マックする。ふだんは玄米中心の食事なのに、月に1~2回はジャンクフードを食べたくなる。不思議だ。

食事後、古宇利島までドライブする。BGMに選んだのは彩風(AYAKAJI)。歌詞やメロディに沖縄が宿っている感じがする。ドライブ中はオキナワン・ミュージックを聴くことが多い。なかでも彩風は最近のお気に入り。

ライトブルーの海、さとうきび畑、独特な亀甲墓――屋我地島を経て古宇利島を一周するドライブ・コースは沖縄の郷土色で濃厚に彩られている。ワイパー越しに見る海の眺めはイマイチだったけど、久しぶりに沖縄を実感する風景を満喫できた。

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フリーランスのささやかな「休日」(カッコツキノキュウジツと読む)

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2011年5月 4日 (水)

フイッツ・ロイ

朝、ネットでテレビ番組をチェックする。地上波からBSに移ると、目が釘付けになった。「南米大陸一周165日の旅」。9:30AMスタートだからあと15分で始まる。慌てて朝食の支度にとりかかった。これは観なければならない。

改造トラックで南米大陸の8カ国を165日かけて一周するツアーを取材したドキュメンタリー番組。旅はエクアドルのキトに始まり、反時計回りに南米を一周してベネズエラのカラカスで終わる。ツアー参加者の国籍・年齢はさまざまで、日本人の女性も参加していた。

30代のときに南米を5カ月間旅したことがある。番組のコースと重なる部分が多く、自分が訪れた場所がたくさん登場し、当時の記憶が甦るのを感じた。結局、連続放映された全5回を夕方の5時まで見続けることに・・・。

番組を見終わると疲労感を覚えた。テレビを観ているだけで1日を終えてしまったという空しい気持ちもあった。同時に、自分の中で旅が過去の思い出になっていることも強く感じていた。

17年前の南米一周は最後の旅だった。その後もモンゴルやチベットを旅行し、沖縄や屋久島など日本国内もいろいろまわった。でも、放浪欲に突き動かされて1人で長期間外国を旅する体験はそれが最後となった。

番組のツアーには60代や70代の一人旅の男性も混じっていた。ひとまわり以上歳が違う旅行者たちと寝食を共にし、心から旅を楽しんでいるように見えた。

彼らを見ていると、旅に年齢は関係ないと思う。その一方で、人にはそれぞれ"旅の季節"があり、自分の旅の季節はもう終わったのだとも思う。

番組でとりわけ懐かしく感じた映像がある。それはアルゼンチンのフイッツ・ロイ(3405m)という山。南米旅行のときに山麓をトレッキングし、湖畔から屹立する岩峰を仰ぎ見てその美しさに陶然となった。これまで海外で見た山のなかで最も印象に残った山。

死ぬまでに見たいと願う特別な山もある。チベットにあるカイラス山だ。奥地にあるのでアクセスは容易でない。旅への強い欲求が生まれない限り、実現は難しいだろう。果たして、旅の季節の再来はあるのだろうか。

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山フェチの心を魅了するフイッツ・ロイ。美しいにもほどがある・・・

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