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2011年5月 4日 (水)

フイッツ・ロイ

朝、ネットでテレビ番組をチェックする。地上波からBSに移ると、目が釘付けになった。「南米大陸一周165日の旅」。9:30AMスタートだからあと15分で始まる。慌てて朝食の支度にとりかかった。これは観なければならない。

改造トラックで南米大陸の8カ国を165日かけて一周するツアーを取材したドキュメンタリー番組。旅はエクアドルのキトに始まり、反時計回りに南米を一周してベネズエラのカラカスで終わる。ツアー参加者の国籍・年齢はさまざまで、日本人の女性も参加していた。

30代のときに南米を5カ月間旅したことがある。番組のコースと重なる部分が多く、自分が訪れた場所がたくさん登場し、当時の記憶が甦るのを感じた。結局、連続放映された全5回を夕方の5時まで見続けることに・・・。

番組を見終わると疲労感を覚えた。テレビを観ているだけで1日を終えてしまったという空しい気持ちもあった。同時に、自分の中で旅が過去の思い出になっていることも強く感じていた。

17年前の南米一周は最後の旅だった。その後もモンゴルやチベットを旅行し、沖縄や屋久島など日本国内もいろいろまわった。でも、放浪欲に突き動かされて1人で長期間外国を旅する体験はそれが最後となった。

番組のツアーには60代や70代の一人旅の男性も混じっていた。ひとまわり以上歳が違う旅行者たちと寝食を共にし、心から旅を楽しんでいるように見えた。

彼らを見ていると、旅に年齢は関係ないと思う。その一方で、人にはそれぞれ"旅の季節"があり、自分の旅の季節はもう終わったのだとも思う。

番組でとりわけ懐かしく感じた映像がある。それはアルゼンチンのフイッツ・ロイ(3405m)という山。南米旅行のときに山麓をトレッキングし、湖畔から屹立する岩峰を仰ぎ見てその美しさに陶然となった。これまで海外で見た山のなかで最も印象に残った山。

死ぬまでに見たいと願う特別な山もある。チベットにあるカイラス山だ。奥地にあるのでアクセスは容易でない。旅への強い欲求が生まれない限り、実現は難しいだろう。果たして、旅の季節の再来はあるのだろうか。

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山フェチの心を魅了するフイッツ・ロイ。美しいにもほどがある・・・

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コメント

はじめまして、まさきといいます。

いつもKFの記事や山の写真など楽しくみさせてもらってます。

自分も夏はKF、友だちとやってますよー。あまり釣れないけど。。

旅行もあちこち行っているんですね、すごいです(゚▽゚*)

これからも記事楽しみにしてますー(o・ω・)ノ

投稿: まさき | 2011年5月 5日 (木) 20時15分

はじめまして。コメント、ありがとうございます。昔は外国を旅するのが好きでしたが、最近は那覇へ行くのも面倒で名護からほとんど出なくなりました(^_^; KF、いいですねぇ。今年はまだ一度もカヤックに乗ってないので早く"海開き"をしたいです。

投稿: tokajar | 2011年5月 5日 (木) 22時19分

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