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2014年7月

2014年7月27日 (日)

昼下がりのモンスター

7月も下旬になり、風が収まってきたので久しぶりにカヤックを出す。台風で海底の様子も変わっているだろう。

午前中の下げ潮をねらう。40gの鯛ラバで釣りを開始。風は弱いが大潮なのでけっこう流される。

アタリはあるが食いが浅くてフッキングしない。魚の活性は高そうだった。暑さが気になり始めた頃にやっとヒット。涼味満点のドラグの響き。

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タマン

その後1時間半の沈黙を経てアタリがまた活発になる。30分ほどの間にバタバタと3匹ゲットする。

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シラジューマー(ヒトスジタマガシラ)
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オーマチ(アオチビキ)
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アマクチャー(サザナミダイ)

写真は撮りそこねたけどハンゴーミーバイもゲット。なので五目達成。腹八分目くらいの満足感だった。それからアタリがぱったりと途絶える。

風はそこそこあるけれど、晴れて暑い。1リットルのアクエリアスがぐんぐん減っていく。でも、まだ帰るわけにはいかない。午後1時半が干潮だった。潮止まり直前のドラマの時間帯が迫っている。

沖へ移動し、鯛ラバを60gのインチクに変える。カツオがヒットすることも想定して中層までリーリング。新鮮なタタキでビールを飲む情景が頭に浮かぶ。

最初は根掛かりだと思った。強く引いてもビクともしない。ドラグの鳴る音で魚だとわかった。とにかく重い。50メートル下の海底から漬け物石を引き上げる感覚。

石と違うのはときどき竿を締め込んでドラグを鳴らすこと。細仕掛けなので無理はできない。時間をかけて少しずつラインを巻き取っていく。

ラスト10メートルまで巻き上げたとき、以前にも同じ重さを味わったことを思いだした。もしかしてまたあいつ? ネットの柄をポッキリ折ったあの真っ赤なモンスター。

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怪魚イヌバー(イトヒキフエダイ)73cm

前回より3センチほどサイズアップ。美味しい魚だけど、大型の場合はシガテラ毒を持つ可能性があるという。パンパンになった腕をさすりながら泣く泣くリリース。

そのあと上げっぱなで食いが立ち、さらに2匹追釣する。

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アマクチャー(サザナミダイ)
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ナガジューミーバイ(バラハタ)

イヌバーに好かれているらしい。釣るのは今回で3度目。でも、あのサイズはもういいやって感じ。重労働を強いられた挙げ句、リリースを余儀なくされるのは辛い。シガテラ毒の知識がないときに食べた1匹目のイヌバーの旨さを想うとなおさらだった。

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2014年7月25日 (金)

ヘルシー・サマー・ライフ

仕事から離れると健やかな日々を送れるようになった。当然のことだ。1日10時間もパソコン画面を見つづける生活がカラダにいいわけがない。仕事に追われて食事は粗末になり、睡眠時間は削られ、運動不足になり、生活は不規則になる。

今は朝6時に起床。日課のスロトレ+ステップ台のエクササイズをこなしてからシャワーを浴びて朝食。それから昼食をはさんで日がな読書にふける。

本を読むときにエアコンは使わない。窓を全開にして、風通しのよい場所にリクライニングチェアを置いて本を読む。目が活字を追うのに疲れたら、名護湾と対岸に連なる低い山並みに視線を伸ばす。強烈な日差しが照りつける沖縄の夏は、家にこもって本を読むのに最適な季節かもしれない。

夕方は日没の時間に合わせて海辺の公園をウォーキングする。運がよければ壮麗な夕焼けが待っている。潮騒の響きに耳を傾け、潮風を全身に浴びて汗をかくのは気持ちがいい。

平穏で満ち足りた暮らし。こんな毎日がずーっと続いたらいいと思う。年をとって病気になっても困らないように今しっかり働いてお金を貯めて・・・と思ったりもするけれど、働けば働くほど病気になるリスクは高まるような気もする。

とはいえ、気持ちに余裕をもってこんな生活を楽しめるのも夏の間だけだろう。9月に入っても沖縄ではまだまだ暑い日がつづくけれど、自分にとっての夏のバカンスは幕を閉じる――かどうかは微妙なところ。

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2014年7月14日 (月)

ベランダで読む物語

青い空に碧い海。失業状態が2週目に突入し、気分はいつしか夏のバカンス。海から吹き寄せる風が心地よい。ベランダにリクライニングチェアを持ち出して「小説」を読むことにした。

小説といっても文庫本や単行本ではない。B5サイズのワープロ原稿。書式が20字×20行なのは新人賞の応募規定がそうだったから。30年ちかく前、旅の体験を踏まえて初めて書いた「小説」だった。

最初の数ページを読み、懐かしいと思った。読み進めていくうちに気分が重たくなってきた。30ページでベランダからブン投げたくなった。そして、これはダメだわ・・・と改めて思った。

それでも、気を取り直して最後まで読むことにした。30年ちかく経過して、ダメな自作にやっと向き合おうという気になったのだ。それが小説に値しない理由をシカと確かめてやろうと思った。

思い当たる点はいろいろあった。観念に走り、表現に凝りすぎて文章が浮き足立っていたり、自分が体験したことをアレコレ盛り込みすぎて構成が散漫になっていたり。

端的にいえば、すべてが未熟で未消化だった。伝えたいという想いは強くてもテクニックが伴っていなかった――ということではない。そもそも、他人に読ませる物語など持っていなかった。「小説」に名を借りた自分自身の取扱説明書が欲しかっただけなのだ。

20代の頃に書いた4編の「小説」を読み終わると、すでに陽は西に傾いていた。1作ごとに表現はマシになっていた。それでも、内容は最後まで自分の取扱説明書に終始し、他人に読ませる物語へと進化することはなかった。

それから四半世紀。50代になって自分の取扱説明書を書く必要はなくなった。就職もせずに実家にパラサイトしていた20代と比べればそれなりに人生経験も積んだ。

欠けているのは情熱だ。20代は未熟でも情熱があった。創作への情熱を呼び覚ますために何ができるのか。仕事がヒマになり、最近はそんなことばかり考えている。

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2014年7月 5日 (土)

梅雨明けの海

結局、6月は1度も出漁できず、1カ月ぶりのカヤックフィッシング。梅雨が明けて日差しが強い。ペットボトルの水を多めに積んで出艇する。

昼から夕方までの下げ潮をねらう。ターゲットはタマン。炎天下で聞くドラグの音は涼味満点にちがいない。

いつものように鯛ラバで釣りを開始。予想していたとはいえ、暑い。アタリがないまま1時間が過ぎ、集中力が続かなくなってきた。

風速は3メートルくらい。カヤックでは無風状態がベストだけど、夏は風が多少あったほうが涼しくていい。

ダラけてリールを巻いていると、ようやくアタリ。イトヨリ系のピンクの魚が釣れる。

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その後、沖のポイントへ移動して根周りを探っているとアタリ。ドラグを鳴らす強い引き。本命のタマンっぽい。慎重にやりとりを始めたものの、あえなくバレてしまった。

間を置かずにふたたび強いアタリ。今度は根にもぐられてしまった。ラインを張った状態でしばらく待ってみたが、根負けして最後はラインブレイク。ミーバイ系の大物? ひょっとしてアカジン? 捕り損ねたエモノについて妄想が膨らんでいく。

それからポイントをあれこれ移動し、ヒトスジタマガシラ(ジューマー)とオジサンを追釣する。

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さらにねばって日没間際の上げっぱなを狙うことも考えた。でも、暑さでヘロヘロだったので諦めて帰ることに・・・。

歳とともに盛夏のカヤックフィッシングがしんどくなってきた。冬から春にかけてのほうがゴージャスなサカナが釣れる気もする。夏の海は人が多くて騒がしいし・・・。

それでも海には浮かびたい。がんばって早起きするしかないのかも。

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