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2014年9月

2014年9月29日 (月)

犬婆の呪い

9月下旬。かつてのフィールドだった東京湾では青物系の回遊が多くなり、手こぎボート釣りの最盛期を迎えていた。

が、ここ沖縄のマイ・カヤックフィッシング・フィールドでは秋の恩恵をほとんど感じない。丸々と太ったサバも釣れないし、パワフルな引きのイナダも回ってこない。

イマイチ張り合いがないのだが、海上を吹き渡る風は涼しくて心地よい。気がつくと釣り支度を始めていた。特に何をねらうというわけではないけれど。

今日も下げ潮の時間帯がターゲット。最近購入した50gの鯛ラバで釣りを開始する。風がよわく海は穏やか。潮もあまり流れていない。

アタリはあったが、針がかりが浅くてバレてしまった。そんなことを何度か繰り返しているうちに午前中は過ぎていく。

陸寄りの根が多いエリアに移動してタマンをねらう。ほどなく当たり。今度はガッチリとかかった。

ドラグを鳴らす力強い引き。最初はタマンだと思った。途中から何かヘンだと思う。パワフルな引きは影を潜め、重いだけの感触。もしかして・・・。

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イトヒキフエダイ(イヌバー)50cm

シガテラのことは心配しなくてもよさそうなサイズだった。それでもリリース。あまりポピュラーな魚ではないはずなのに、今年は遭遇率がやけに高い気がする。

東から北寄りに風向きが変わる。風に吹かれてユルユルと沖へ流されていく。潮止まりの時間が近づいていた。シーアンカーを使わずに80gのインチクで釣りを続ける。

そろそろ来るなと思いはじめたときにヒット。大物の感触だったが、あえなくバレてしまった。その数分後にふたたびヒット。今度は乗った。

けっこう重量感がある。いわゆるトルクのある引き。良型のサザナミダイか。

その引きに異変が起きた。途中から引かなくなったのだ。石のように重いだけ。嫌な予感が胸を満たしていく。

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イトヒキフエダイ(イヌバー)60cm

魚が元気でリリースできたのは幸いだった。それにしても、全然離れたポイントで苦手なイヌバーが立て続けに釣れるのはいったいどうして?

ワタシのことキライキライだなんてまあ憎らしい。意地悪してわざと釣られてやるぅ・・・とでも思ったのか。だとしたら、すこしカワイイ。

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2014年9月28日 (日)

オータム・ブルー

毎年、誕生月の9月を迎えるとブルーになる。理由は2つあった。ひとつは老境にまた一歩足を踏み入れたという寂寥感。もうひとつは、何もしないうちに今年も終わってしまうんだなぁという無力感。

歳をとるのはイヤだけど、こればかりはしかたない。受け入れがたいのは自分が掲げた目標を達成できないことだ。

例年の轍を踏まないように今年は年明け早々に目標を立てた。あれもこれもと欲張らずに2つに絞ることにした。両方実現できれば言うことなしだけど、どちらか一方でもOKという腹づもりだった。

が、気がつくとすでに9月。2014年はまだ3カ月残っているけれど、ここまできたらもう終わったも同然だ。最近はなぜか仕事の依頼も増えてきた。仕事がヒマなときに何で時間を有効に使わなかったんだろうと改めて悔やんだ。

夕方、ブルーな気分を変えようと古書店に本をあさりにいく。前から欲しかったジョン・ファウルズの「魔術師」を発見。文庫本だが状態は良く、上下のセットで600円。すでに絶版になっており、古本でしか入手できないのだが、ネットで検索すると結構な値段が付いていた。

思いがけない獲物をゲットしてホクホクしながら家路につく。ヒトの気分なんてちょっとしたことで高揚するんだと思いながら。余すところ3カ月となった2014年。「魔術師」の読破という新たな目標を掲げたりして。

夜、「老後破産」というタイトルのドキュメンタリー番組を観た。そこには、わずかばかりの年金で日々の暮らしに困窮する一人暮らしの老人たちの姿が描かれていた。気が滅入る内容だった。20年後の自分をみている気がした。束の間晴れた気分は再びダークブルーに染まっていった。

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2014年9月 9日 (火)

幻のタマン

7月以降、月2回の出漁でそこそこの釣果に恵まれているこの夏のカヤックフィッシング。9月の初釣行となった今回も期待はおのずと膨らんでいく。

前回がアカジンだったので今回は密かに青物系を狙っていた。カツオやマグロのような食べ応えのある魚。夏なのでビールに合うサカナ。

朝7時半に出艇。ひとしきり漕いだところで休憩を兼ねて鯛ラバを投入。まだ潮が効いてないのかアタリはない。早々に見切りをつけて青物が待つ沖へ。

30gの鯛ラバを60gのインチクに変える。アタリはあるが乗らない。仕掛けを見るとタコベイトのフックが食いちぎられている。犯人はセンニンフグか。続いてフォールでアタるがバレてしまった。フックがポッキリ折れている。テンションが一気に下がった。

インチクを使い尽くしたので浅場へ戻り、鯛ラバでタマンをねらう。ほどなくヒット。ドラグを鳴らすパワフルな引き。海面近くまで抵抗を続ける。やはりタマンはおもしろい。そう思って海中を覗くと白い魚影が目に入った。

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ガーラ(オニヒラアジ)55cm

パワー全開の引きなのでてっきりタマンだと思っていた。やみくもに突っ走り、あとは重いだけというガーラのイメージがガラガラと崩れ落ちていく。あれだけ暴れたのにリリースすると元気いっぱいに泳いでいった。

ボーズは免れたものの、タマンの顔も拝みたい。鯛ラバで釣りを続けると再びヒット。が、ラインブレイクで逃げられてしまった。

引きの感触から良型のタマンっぽい。根に潜られたときにPEラインが岩に擦れたのだろう。繰り返されるこのパターン、何か対策を講じる必要がありそうだ。リーダーをもっと長くするとか・・・。

結局、タマンの顔は拝めなかった。ガーラの好ファイトは楽しめたけれど、やはり最後はタマンで締めくくりたかった。

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2014年9月 8日 (月)

まだまだ先のこと

歳をとると、まだまだ先だと思っていたことが思いのほか早くやってくる。たとえば免許の更新。前回更新したとき、ピカピカの免許証に「平成26年×月×日まで有効」と書かれているのを見てはるか先のハナシだと思った。

ビュンと唸りを立てて時は過ぎ去り、その更新の時期を迎えた。前回と同じ場所で同じ手順を踏んでサクッと終了。新しい免許証には「平成31年×月×日まで有効」と記載されている。が、もう騙されない。平成31年も東京オリンピックもきっとあっという間だろう。

免許の更新は滞りなく済んだけれど、最近は愛車のパジェロミニの老朽化が著しい。カヤックの運搬に使っているせいかあちこち錆だらけ。つい先日はパワーウィンドウが故障して修理に4万近くかかった。

初めてのマイカーなので愛着はある。中古で購入して8年目。節約のためにもギリギリまで乗り続けたい。とはいえ、不具合がたびたび発生して多額の出費を強いられるようになれば乗り換えざるをえないだろう。

免許更新の講習で有益な情報を耳にした。高齢により免許証を自主返納した場合は運転経歴証明書を申請できるのだが、これを提示するとバスの料金が半額になるという。

名護での暮らしに車は欠かせない。買い物からカヤック運搬まで車を中心にすえた生活が定着している。今や車のない生活は考えられない。

それでも、このまま歳を重ねていけば、いつかは車の運転を諦めなければならないときがくるだろう。そのとき、バスが半額で乗れるとしたらちょっと嬉しい。

もちろん、まだまだ先のことだけど (^_-)

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