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2015年1月20日 (火)

最終到達地

趣味の世界は多様で奥深い。たとえば釣りと写真。始めたのはいずれも小学生の時だった。それから半世紀近く経った今でも、この2つとは縁が切れない。というより、沖縄に来てからヒートアップした気がする。

釣りは川で覚えた。高校生になると、未知の大物を求めて海へ向かった。大学に入ると世界を旅することに関心が移り、釣りはしばし中断。就職して仕事に慣れるとふたたび海へ。

この頃に熱中したのが堤防での落とし込み釣りと手漕ぎボート釣り。落とし込みのターゲットはクロダイ(チヌ)なのだが、フィールドが東京湾ということもあって釣果はイマイチだった。

それでも、海中に沈んでいく道糸の動きでアタリをとる落とし込み釣りはおもしろかった。道糸の動きを見つめ続けることで自分が無になっていく。いま思うとあれは一種の瞑想体験だったのか。

手漕ぎボートの海釣りでは四季折々の多彩な釣果が得られた。なにより、自分が船頭になって好きな場所に移動できる開放感がたまらない。この手漕ぎボートの体験が沖縄でのカヤックフィッシングの道を拓くことになる。

一方の写真は途中のブランクが長かった。カメラが好きというよりSL(蒸気機関車)が好きで始めた写真だった。高校に入ってSLが全廃されると、興味を持てる被写体は何も思い浮かばなかった。それだけSLへの思い入れが強かったのだろう。そのあと30年間、コンパクトカメラで記念撮影することはあっても、写真にのめり込むことはなかった。

写真を本格的に再開したのは沖縄に来てからだ。沖縄の風景はエキゾチックで写欲をそそる。名護は海と山に恵まれた土地なので、気がつくと自然が主な被写体になっていた。山に登れば植物を撮り、カヤックでは釣った魚を撮った。花や昆虫のマクロ写真にハマったこともある。

そして、いま夢中なのは野鳥の写真。晴れると鳥撮りに行きたくてウズウズする。野鳥を撮るのは難しいけれど、それが魅力でもある。限られたシャッターチャンスをいかにモノにするか。40年の時を経て、SLに代わる写真のテーマにようやく巡り会えた気がする。

カヤックフィッシングと野鳥写真。この2つに共通するキーワードは「自由」。自らパドルを漕いで海を進むことで行動の自由を謳歌し、空を飛ぶ存在である鳥の一瞬を捉えることでイメージとしての自由を表現する。

自由を表現するには高性能なカメラとレンズが欠かせないことも分かってきた。老朽化したクルマの買い替えも控えているし、今年はココロを入れ替えて仕事しましょうね。

S141227d51_30eee
KF(Kayak Fishing)とBS(Bird Shooting)。結局、そこにゆきついたか...
Nikon D5100 + Tamron SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD(A005)で撮影

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