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2016年6月

2016年6月16日 (木)

憧れの赤い鳥

野鳥の撮影を始めて1年半。撮影の回数を重ねることで、鳥の鳴き声もだいぶ分かるようになった。なかには、一度聞くと耳にこびりついて離れない鳴き声もある。キョロロロ~と尻下がりに鳴くアカショウビンだ。

アカショウビンは憧れの鳥だった。田中一村が描いた美しく神秘的な鳥。そのイメージが脳内で膨らんでいたのかもしれない。この夏はぜひともカメラに収めたいと思っていた。

鳴き声はよく耳にするのだが、それを頼りに見つけるのは難しい。時間をかけて居場所に近づいても、相手が先にこちらを見つけて飛び去ってしまうことが多い。

やんばるの林道で谷間を見下ろすと、近くの木の枝に留まっていたことがあった。このときも、こちらの存在に気づくやすぐに飛び去ってしまった。

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そのあと別の木に留まってくれた。ついに悲願達成
Nikon D5500 + Nikon AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR + AF-S TELECONVERTER TC-14E III

かと思えば、アカヒゲの撮影中に突然舞い降りてきて近くの木に留まったこともあった。間近で眺める深紅のアカショウビンは美しく、神々しく輝いていた。

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テレコンは使わずにD500の1.3倍クロップで撮影
Nikon D500 + Nikon AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR

アカショウビンを撮るという所期の目的は達成したものの、いずれも偶然の産物だった。その後も、やんばるの林道でキョロロロ~という鳴き声を聞くたびにソワソワし、耳をそばだてながらウロウロすることの繰り返し。この夏、3度目の幸運は訪れてくれるだろうか。

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2016年6月10日 (金)

D500でやんばる探鳥

Nikon D500試写の第2ラウンドはやんばるの森。暗い山中でのAF性能と高感度について検証してみた。

メインのターゲットはアカヒゲ。この季節、出会いのチャンスには事欠かない。が、暗い森の中で遭遇することが多く、シャッタースピードを確保するにはISOを上げざるを得ない。D5500ではISOの上限を6400に設定していた。D500では上限値を8000に上げてみた。

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1枚目を除いてすべてISO 8000で撮影。個人的にはISO 8000でも十分に使えると思った。D5500と比べると、テレコン使用時のAF性能も向上したように思う。暗所でもAFが迷うことが少なくなり、合焦も速くなった。

さらに、遅めのシャッターでの歩留まりがD5500よりも良くなった。ガッチリとホールドできる重くて大きいボディがシャッターショックを吸収してくれるのか。たとえば、写真5枚目のSSは1/250秒。D5500なら手ブレしていたかもしれない。

ピクチャーコントロールを「スタンダード」に設定したD500のJPEG撮って出しの絵は非常に鮮やか、というか少々どぎつい。デフォルトのJPEG画質に関してはむしろD5500のほうが好みかも。まあ、ピクコンは調整できるし、実際には撮影後のレタッチでコントラストを上げることも多いので、その手間を省いてくれると思えばこれもアリなのだが。

飛翔中のアジサシだけでなく、暗い森に棲むアカヒゲにもD500は真価を発揮してくれた。多機能なカメラなので使いこなすには時間がかかるだろう。その秘められた可能性を思うと今後が楽しみだ。

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ノグチゲラも友情出演
Nikon D500 + Nikon AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR + AF-S TELECONVERTER TC-14E IIIですべて撮影

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2016年6月 9日 (木)

アジサシ連写

Nikon D500といえば高速連写。その初舞台には、アジサシが舞うコバルトブルーの海を選んだ。飛翔するアジサシが相手なら本領を発揮してくれるだろう。

とはいえ、使い方がよく分からない。同じニコンの一眼レフでもエントリーモデルとは操作性がかなり違う。ボタンやレバーが色々あり、マニュアルを見ながら機能を確認する。

D5500での撮影と同様に、AFエリアモードには3D-トラッキングを選択。もちろん、レリーズモードは10コマ/秒の高速連続撮影。ボディはデカくて重いがホールドしやすく、300mm f/4E PF装着時のバランスもよい(今回はテレコン不使用)。

速射砲のようなシャッター音が耳に心地よい。撮影しながら顔がニヤけてくるのがわかった。こちらへ向かって飛んでくるアジサシがファインダーからフレームアウトするまでシャッター音は鳴り止まない。D5500との連写性能の差は明らかだった。

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耳に降りそそぐシャッター音に酔いしれながら撮り続ける。と、思わぬアクシデントが発生。3D-トラッキングのピントが合わなくなったのだ。AFエリアモードを他のダイナミックAFに変えても改善しない。

高速連写のやりすぎでAFモジュールが熱暴走? それとも初期不良? それまでの高揚した気分が一気に暗転した。日没までねばるつもりだったが、歩留まりが極端に悪くなったので早々に引き上げることに・・・。

後味の悪い幕切れだった。2日後に同じ場所でリベンジをはかる。3D-トラッキングからグループエリアAFにAFエリアモードを変更した。かくて・・・

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グループエリアAFは最後まで正常に機能した。途中で3D-トラッキングも試してみたが、今回は正しく合焦した。とはいえ短時間だったので、長時間使用するとどうなるか再検証する必要がありそうだ。

メニュー画面であれこれ設定しているときにフリーズし、バッテリーを抜いて再挿入したら直ったこともあった。発売後間もないこともあり、どこか安定感に欠ける印象を受けた。

それでも、D500の連写性能が一級品であることは疑いない。あの小気味よいシャッター音を聞けただけでも買ってよかったと思う。ボディの質感、ホールド感、ファインダーの見え具合も秀逸。長くとことん使いたいと思わせるカメラだ。

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Nikon D500 + Nikon AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VRですべて撮影

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