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2016年7月10日 (日)

暗い森のブルーアイ

アカショウビンと並ぶ沖縄の代表的な夏鳥がサンコウチョウだ。全身が赤いアカショウビンは見る者に強いインパクトを与えるが、目の周りがコバルトブルーのサンコウチョウも負けてはいない。特にオスは尾羽が長くてスタイリッシュ。そのエキゾチックな姿をいつか撮りたいと思っていた。

サンコウチョウとの出会いはホイホイホイという独特の鳴き声を耳にすることから始まった。しかし、森の奥深くにいることが多く、姿を見つけるのは容易ではない。運よく見つけても証拠写真に毛が生えたようなものしか撮れなかった。

その日訪れたのも、鳴き声を何度か聞いたことのある場所。でも、撮影のターゲットはサンコウチョウではなくてアカヒゲだった。鳴き声は聞こえても姿を拝むのは難しいと最初から諦めていた。

が、その日は鳴き声がいつになく近かった。森の中へ目を凝らすと、メスのサンコウチョウが枝に留まって鳴いている。

S160710d500_19ee
Nikon D500 + Nikon AF-S NIKKOR 300mm f/4E + AF-S TELECONVERTER TC-14E III

繁殖期なのでオスも近くにいるかもしれない。自慢の彼氏を連れてきて・・・と心の中で呼びかけると本当にオスが現れた。

S160710d500_38ee
Nikon D500 + Nikon AF-S NIKKOR 300mm f/4E + AF-S TELECONVERTER TC-14E III
S160710d500_113ee
Nikon D500 + Nikon AF-S NIKKOR 300mm f/4E
S160710d500_100ee
長い尾羽がフレームに収まらず悔しい。なんで縦の構図で撮らないんだよう
Nikon D500 + Nikon AF-S NIKKOR 300mm f/4E + AF-S TELECONVERTER TC-14E III

憧れのサンコウチョウ(♂)が鳴き声をあげながら周囲を飛び交っている。シャッターチャンスの大盤振る舞い。今日はなんてツイているんだ。そう喜びながら撮っていると、鳥の様子が普通でないことに気がついた。こちらを威嚇しているらしい。

S160710d500_103ee
巣立ってまもないと思われるサンコウチョウの雛が木の枝にいるのを発見
Nikon D500 + Nikon AF-S NIKKOR 300mm f/4E + AF-S TELECONVERTER TC-14E III
S160710d500_114ee
Nikon D500 + Nikon AF-S NIKKOR 300mm f/4E

我が子を守るために敵を威嚇していることは明らかだった。そうと分かれば長居は無用。それでも、フォトジェニックなサンコウチョウを前にしてぐずぐずしていると、雛が高い木の枝へ飛び移った。親鳥も雛を追って木の上へ。こうして千載一遇のシャッターチャンスはあっけなく幕を閉じた。

S160710d500_56eee
そのあとヤンバルクイナも友情出演
Nikon D500 + Nikon AF-S NIKKOR 300mm f/4E + AF-S TELECONVERTER TC-14E III

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