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2016年12月

2016年12月10日 (土)

ライファーを求めてⅡ

これまでの成果に味をしめて、ふたたび野鳥の楽園へ。やんばるでの探鳥は午前中が勝負なので早起きが欠かせない。一方、こちらは午後でも野鳥には事欠かない。ゆっくり出発できるのでラク。

クルマを停めて歩きながら鳥を探す。人を見ると飛び去る鳥も多いが、あまり逃げない鳥もいる。そういう鳥をレンズで拾っていく。

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セッカ
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タカブシギ
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ハクセキレイ

浅く水を張った一画にひときわ優雅なシギがいた。心臓が高鳴る。前から撮りたいと思っていた憧れの鳥だった。

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ソリハシセイタカシギ。もうすこし近づきたかった

今回もライファーをゲット。出発が遅かったのですでに4時をまわっている。隣接するエリアをサクッと回って帰ることにした。

適当な場所にクルマを停めて探鳥を開始する。草が生い茂った休耕地に気品あふれる鳥がいた。レンズを向けると、人の気配を察して飛び去ってしまった。

それでも、百メールほど先に舞い降りるのが見えた。今度逃げられたらあとはない。そう思って慎重に距離を縮めていく。

鳥は水辺を歩いていた。進む方向へ先回りして待ちかまえる。やっと射程内に入ってきた。撮影を始めると、背後で犬が吠えだした。かくて、本日のクライマックスはあっけなく幕を閉じることに。嗚呼・・・

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"田園の貴婦人"タゲリ。番犬に守られてガードは固い

それでも諦めきれずに周辺を探してみたが、三度目の正直はかなわなかった。

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代わりに出会ったゴイサギ(若鳥)。近すぎても引けないのが単焦点の辛いところ
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先月出会ったオオヒシクイにも再会できた
Nikon D500 + Nikon AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR + AF-S TELECONVERTER TC-14E IIIですべて撮影

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2016年12月 4日 (日)

紅葉狩り探鳥

沖縄でなければ撮れない野鳥写真がある。その一方で、沖縄では撮れない野鳥写真もある。

たとえば紅葉や雪の鳥景写真。亜熱帯の沖縄で季節感のある写真を撮るのは難しい。頭にすぐ浮かぶのは夏のアジサシくらいか。

沖縄では撮れない紅葉+野鳥の写真を撮るために東京へ行くことにした。調べてみると、実家がある東京の郊外には野鳥の撮影スポットが点在している。そのなかには隠れた紅葉の名所もあるらしい。

公園、霊園、寺院――1週間で10箇所をまわる野鳥三昧の日々だった。場所によって差はあるものの、久しぶりに見る東京の紅葉は美しかった。

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アオゲラ
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ヤマガラ
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ドバト
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カワセミ
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ヒヨドリ
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シジュウカラ
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ハクセキレイ
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ハクセキレイ
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カイツブリ
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コゲラ
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ヤマガラ
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コゲラ
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ヤマガラ
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シジュウカラ
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スズメ
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シジュウカラ
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ジョウビタキ

気候帯が異なり、1500kmも離れている名護と東京。それでも、身近なフィールドで目にする野鳥の顔ぶれはほとんど変わらなかった。

今回のテーマは紅葉+野鳥。極端なハナシ、鳥であれば被写体はなんでもよかったのだが、ライファーとの予期せぬ出会いにも恵まれた。

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ルリビタキ。東京で撮りたかった鳥のひとつ
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エナガ。とてもカワイイのだがすばしっこいのでなかなか撮れない
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アトリ。今年は当たり年らしく、至るところで目にした
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シメ。どことなく風格のある鳥
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カワラヒワ。嘴がシメと似ている
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アカゲラ。こんな大物がいるので東京の公園はあなどれない

東京での探鳥最後の日に公園内の遊歩道を歩いていると、大木の前にカメラの放列が敷かれ、数十人のカメラマンが木の上を凝視していた。

珍鳥らしい。珍鳥が出るとネットを介してすぐに情報が広まり、大勢の野鳥カメラマンが集まるという話は聞いていたけれど、その現場に偶然出くわすとは思わなかった。

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ニシオジロビタキ。喉の部分のオレンジ色が紅葉に融けこんでいい感じ
Nikon D500 + Nikon AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR + AF-S TELECONVERTER TC-14E IIIですべて撮影

このカメラの放列、明らかに異様な光景なのだが、どこか懐かしい気がした。SL(蒸気機関車)の撮影にハマっていた10代の頃、日本各地の線路脇で目にした光景だった。当時はその放列の最前列に陣取っていたりもしたのだが。

今回の探鳥旅行を通じて、東京の公園は野鳥が多いと改めて感じた。樹木などの管理が行き届いているため、撮影もしやすい。やんばるの山中は植物が密生しているので枝かぶりや葉っぱかぶりになることが多く、スッキリした写真を撮るのが難しい。

その一方で、東京の公園では撮影を効率化するために餌付けや止まり木の設置なども一部で行われているようだった。餌付けが常態化すると、どこまで「野鳥」と言えるのか難しくなる気がする。

人為的な演出とありのままの自然がもつ価値。両者の間でどのように折り合いをつけるのか。紅葉に染まった木々を飛び交う野鳥を追いながら、そんなことも考えていた。

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