釣り

2010年1月16日 (土)

イカをもとめて

エギング・デビューをしてもうすぐ1年。イカはいっこうに釣れない。カヤックによるエギングも試してみたが、餌木をつかんだイカの姿を一瞬見ただけで終わった。

ポピュラーなエギング・ポイントは人が多く、場荒れしている。人が行かない未知のポイントを開拓したほうがいいのかも。

地図とGoogle Earthを頼りにエギングの候補地を探す。すこし辺鄙な場所にあり、北風に強いところ。そのマイポイントに出かけてみた。

初めての場所なので道がよくわからない。舗装道路はいつしか土のデコボコ道に変わっていた。地元の人に聞くと、海岸付近まで道は続いているが悪路らしい。近くの空き地にクルマを停めて歩くことにした。

しばらく行くと道は草ボーボーになり、歩くのが困難になった。来た道をすこし戻り、森の小道を海岸目指して進んでいく。イカの聖地は遠く険しい。

たどりついた海辺に人の気配はない。岩場混じりの砂浜で、デカいイカが隠れていそうな気がする。

沈むのが遅く、シャローに強いという特別な餌木をこの日のために用意していた。満潮は夜7時頃。暗くなる寸前までねばるつもりだった。今日は勝負のとき・・・。

釣りを開始。投げてシャクってフォール、リーリングの繰り返し。イカが居そうな場所をピンポイントで狙い撃ちする。根掛かりで秘密兵器の餌木を失った。予備の餌木を使って釣りつづける。

気がつくと、太陽が沈みかけていた。夕日が綺麗なので写真を撮る。ズームを望遠にすると、太陽の左下が欠けている。部分日食だった。ちょっとトクをした気分。

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結局、この日もイカの姿は拝めなかった。帰り道は暗く寂しく、やけに長かった。

翌日は早起きして名護湾のポイントへ。現地に着いて仕掛けを作っていると、先着の釣り人が渋い顔をして引き上げていく。始める前にゲームセットという感じ。

海を見ると朝日が水面を照らしている。その光景はため息がでるほど美しかった。

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2009年1月27日 (火)

エギング・デビュー

落とし込み釣りで小ぶりのチンをなんとかゲットしたものの、そのあとが続かない。場所を変えて何度か試してみたがアタリすらなかった。

クロダイの落とし込み釣りは、東京湾や大阪湾などを主なフィールドとするいわば都会の釣り。沖縄本島で条件的に近いのは那覇や糸満の港湾エリアだろう。しかし、名護から行くには遠い。

せっかく自然が豊かな北部に住んでいるのに、人口が密集している南部へ釣りに行くのもなんだかなぁという気がする。そこで落とし込みはひとまず断念し、今住んでいる地域に合った釣りを模索することにした。

そこで浮上したのがエギングだった。ルアーの一種のエギを使ってイカを釣る。アオリイカは引きも強く、食味もトップクラス。釣ってよし、食ってよしなので沖縄でもエギングは人気がある。沖縄のイカはデカイというし・・・。

北部で落とし込み釣りができる場所は限られるが、エギングなら場所の選定に困らない。近くの海辺の公園の堤防にもイカの墨が付いていることがよくあった。これなら散歩気分で楽しめそうだ。

ネットで集めた情報を参考にして、リールやロッドなどエギング道具一式を購入した。道具が揃えばあとは実践あるのみ。夜のほうが釣れるらしいけど、夜釣りは苦手なので午後の早い時間に行く。

名護湾の対岸の山々を眺めながら広い護岸を釣り歩く。竿のしゃくり方などの基本動作は本で覚えた。でも、初めてなので要領がイマイチつかめない。根掛かりでエギも1個失った。

夕方まで粘ってみたものの収獲はナシ。ビギナーズラックをひそかに期待していたのだが、まあ現実はこんなものだろう。

落とし込みと比べると釣り場の選択肢が広がり、自然が豊かな場所で釣りを楽しめるのが嬉しい。あとは最初の一匹を早くゲットすること。それまでは、こんなオモチャみたいなもの(エギ)で本当に釣れるのかぁ?という疑惑と闘いつつ黙々と竿をしゃくることになりそうだ。

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2008年11月28日 (金)

初チン、ゲット

収獲なしで終わったものの、沖縄での初釣行は眠っていた釣りへの関心を呼び覚ますことになった。2日後、別の堤防でチンを狙う。この日もカニは調達できず、釣具店で購入したゴカイ(実態は青イソメ)をエサに使う。

北よりの強風が吹きつけて寒い。堤防の先端付近にいた釣り人が寒さに音を上げて帰っていく。これで堤防は貸し切り状態。その堤防の際に黙々と仕掛けを落とし込んでいく。アタリはあるが小魚のようで針掛かりしない。

北寄りの強風で水温が下がり、魚の活性が落ちているのかもしれない。今日もダメっぽいと思いはじめた頃、ミチイトがスッと引き込まれる明確なアタリ。反射的に合わせると心地よい引きが竿先に伝わってきた。

しばし抵抗のすえ、水面に現れたのは23、4センチの小ぶりのチンだった。内地のクロダイと比べると色が白いが、その姿はまぎれもなく鯛。銀色に輝いて美しい。

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落とし込みで初めて釣った念願のチン。小さいので写真を撮ってリリースする。次回の目標は30cmオーバー。さらなるエモノを求めて落とし込みの修行はつづく。

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2008年11月26日 (水)

オキナワ初釣行

横浜に住んでいた頃にハマっていた釣りがある。クロダイ(チヌ)の落とし込み釣りだ。

3メートルに満たない釣り竿にタイコ型リール、釣り針と極小オモリだけのミニマムな仕掛けでクロダイを釣る。餌のカニを付けて堤防の岸壁に沿って仕掛けを投入。クロダイが食うと、ミチイトに微妙な変化が現れる。このアタリを求めて黙々と仕掛けを落とし込んでいく。シンプルでストイックな釣り。

この落とし込みを沖縄で試したいと思っていた。幸いなことに沖縄にはチン(ミナミクロダイ)がいる。クロダイの仲間なので習性は似ているハズ。東京湾の落とし込み釣りが通用するかもしれないと考えた。

落とし込みが出来そうな堤防はすでにチェックしてあった。あとはエサの調達だ。カニは釣具店でも買えるが、チンにはデカすぎる気がしたので途中で捕まえることにした。

で、干潮時の砂浜でカニを探す。カニの住処と思われる穴を掘り起こしてみたけどダメ。時折現れるカニは逃げ足が速くて捕まらない。結局、ゲットしたのは極小サイズのカニ2匹だけ。"われ泣きぬれて蟹とたはむる"という啄木の歌を思いだした。

しかたないので持参したカニとイガイ(カラス貝)のソフトルアーで落とし込みを開始する。このレプリカ、いかにも釣れなさそう。特価品120円の値札が付いているし、買ったのが何年も前でネバネバしているし。

それでも、数年ぶりの落とし込み釣りは楽しかった。オレンジと黒に色分けされたミチイトがゆるゆると海に吸い込まれていく。全神経を集中してミチイトの動きを見つめる。仕掛けが着底すると、一度引き上げて数歩移動してから再投入。その繰り返し。

頭の中がカラッポになっていくのを感じた。そして、これは一種の瞑想なのだと思った。ミチイチの動きを凝視することによって自分が無になっていく。

気がつくと暗くなりかけていた。結局、アタリは一度もなかった。沖縄での初釣行はボーズに終わった。

最大の敗因は生きたカニを調達できなかったこと。が、もうひとつ問題があった。東京湾と違って海がキレイすぎるのだ。堤防から海底がうっすらと見える。正直なハナシ、これは落とし込みをやる雰囲気ではない。

とりあえず、次回はカニの調達を最優先。そして、海水が適度に濁っている釣り場を選ぶ。それさえ満たせば沖縄でも結構イケるような気がするのだが・・・。

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