カヤック

2009年7月 7日 (火)

名護湾を漕ぐ

名護の21世紀の森ビーチを海から眺めてみたいと思っていた。散歩でよく訪れる勝手知ったる場所。海から見ると見慣れた景色がどのように映るのか。それを検証する機会がついにやってきた。

駐車場からビーチの波打ち際まですこし距離があった。ここで活躍したのがカヤック専門店から取り寄せたカヤック・キャリア。カヤックの排水口にベルトを通し、肩に掛けてカヤックを運ぶ。重いので肩が痛くなるが、手で持って運ぶよりはラク。

新しいカヤックによる航海も今日で3回目を迎えた。離岸する瞬間はいつもワクワクする。21世紀の森ビーチではその高揚感もひとしおだ。

定置網を迂回してひとまず沖へ向かい、南方向に進路をとる。向かい風なので波しぶきを浴びる。暑いので気持ちがいい。カヤックはやはり夏のスポーツだと思った。

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海から眺めた市民会館と下水処理場

名護の街並みを遠く眺めながら、世冨慶(よふけ)方面へ漕いでいく。晴れて日差しが強いので海の青が鮮やかに映える。パドルの操作にもだいぶ慣れてきた。リズミカルにパドルを漕ぐことに快感を覚えた。このままずっと漕ぎ続けていたいと思う。

21世紀の森ビーチを出航してから1時間ほど漕いで数久田(すくた)の沿岸に到着。水深が浅く底がくっきりと見える。防水デジカメで海中の写真を撮る。

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国道58号沿いの数久田の砂浜
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白黒模様のウミヘビが写っている

帰りは追い風なので楽だった。行きに要した時間の半分くらいしかかからない。

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嘉津宇岳を主峰とする本部連山の山並み

ふだんは散歩で歩く21世紀の森ビーチの沖合をのんびりと漕いでまわる。砂浜ではいつものようにビーチバレーの熱戦が繰り広げられていた。遊歩道のある出島がテトラポットでできた要塞のようにみえる。

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陸からたいして離れていないのに、海の波間に漂いながら見る景色はどこか現実離れしてみえる。そのホンワリとした眺めの揺らめきに、社会から浮遊した生活を送っている自分の心象風景をみる思いがした。

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2009年7月 2日 (木)

大浦湾を漕ぐ

梅雨が明けて猛暑の夏が沖縄にやってきた。ギラギラ照りつける太陽に恐れをなして家にこもる毎日。が、それも1週間続くとパドラーの血が騒ぎはじめる。潮風を浴びて漕ぎたい、海に浮かびたい。

今日は午後から曇って風もよわい。これなら快適にカヤックを漕げそうだ。道具一式をクルマに積んで名護湾へ向かう。

穏やかそうに見えたが近づくと海面にうねりがある。湾の北側から南側へ移動しても状況は変わらない。

西海岸は諦めて東海岸へ向かうことにした。目的地は大浦湾。現地に着くと波はほとんどない。カヤックを漕ぐには絶好のコンディションだった。

道路脇の護岸からカヤックを出す。海が穏やかなのでスイスイ進む。底の状態と水深に応じて海の色がさまざまに変わっていく。沖に向かって漕ぎ進むと、海水は目の覚めるようなダークブルーに染まっていた。

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紺碧の海にカヤックを浮かべる。生命の源のような深みを帯びた海の色を眺める。それは塩屋湾や羽地内海のカヤック体験では得られない快感だった。

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湾の周囲は緑豊かな山々で囲まれている。視線を延ばすと、米軍基地建設予定地のキャンプ・シュワブの建物が見えたりもするのだが。

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キャンプ・シュワブの施設。基地の建設予定地とされている。
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シュワブの対岸にはカヌチャベイホテルの建物群が見える。

大浦湾には大規模なサンゴの群落があるという。進路を北にとり、ハマサンゴ群落を目指して漕いでいく。と、海面に浮遊しているウミヘビを発見。デジカメに手を伸ばそうとしたら潜ってしまった。残念!

水深が浅くなり、底が透けて見えてきた。黄色くみえる物体がサンゴらしい。防水デジカメで撮影を試みる。カヤックが潮に流されてタイミングが合わない。

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防水デジカメによる初めての海中ショット。まあ、こんなものだろう。

沖から風が吹きはじめた。海面がすこし波立っている。心配するほどの風ではないが、十分にパドリングも楽しんだので帰ることにした。

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初めて漕いだ大浦湾は、パドラーを幸せな気分にさせてくれる豊かな海だった。10年後、20年後もきれいな海であり続けてほしいと切に願う。「大浦湾はきれいな海だった」と過去形でセリフを語らなければならないシナリオが着々と準備されつつあるのだが・・・。

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2009年6月25日 (木)

羽地内海を漕ぐ

クルマのルーフに載せてスタンバイ状態となった愛艇のケイパー・アングラー。あとは海に浮かべる日を待つだけ。翌日と翌々日は風が強く、カヤック移動による筋肉痛もひどかった。風と筋肉痛が収まった今日、ついに初航海を迎えることに。

とりあえず近場の21世紀の森ビーチへ向かう。浜にでると向かい風でそこそこ波がある。すこし迷ったが、より条件の良さそうな羽地内海へ移動することにした。

昨年、インフレータブル・カヤックの初航海に臨んだ場所にクルマを停める。波はほとんどない。ルーフからカヤックを下ろしてシートその他を装着し、カメラや飲み物など必要なものを積み込む(ちなみに釣り道具はなし)。離岸したときのポカリと浮いた感覚がなんともいえない。

とりあえず沖に向かって漕いでいく。インフレータブル・カヤックと比べると、やはり安定感がある。シートの座り心地もよく、海面からの位置も思ったより高い。

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海水とカヤックの色がほとんど同じ。保護色か。

羽地内海の中央付近まで漕ぎ進めてしばし休憩。わずか1キロ程度の沖合に過ぎないが、陸ははるか彼方に遠ざかり、道をいく車が豆粒のように見える。海面をプカプカ漂う浮遊感がたまらない。そして、陸から遠く離れたことで得られる開放感!

海面が徐々に波立ってきた。風が出てきたようだ。出航場所に向かって戻り始める。向かい風のためになかなか進まない。バウ(船首)に波が当たり、バッシャン、バッシャンと音がして船体が揺れる。そのたびに波しぶきを浴びる。

向かい風で波があるときの直進性能はあまり高くなさそうだった。3.3メートルと全長が短いカヤックの構造上の限界なのかもしれない。

鬼漕ぎを続けているといつしか風は弱まり、陸の護岸が近づいてきた。行きに感じた心休まる喜びと開放感。帰りに感じた恐怖と切迫感。短い時間内での天国と地獄のような感覚の落差に驚くとともに、海がもつ二面性を改めて感じた。

陸を目前にすると、このままカヤックを降りるのが惜しくなってきた。そのまま東方向へと漕ぎ進める。仲尾次漁港の沖合にある堤防に沿って進み、さらに奥武島方面へ向かう。

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水深が浅い。海底の石が透けて見える。目の前に砂浜のある島が見えてきた。昼食と休憩を兼ねて上陸する。

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正面に屋我地大橋が見える。あの橋の向こうにはリーフの海が待っている。ちょっと行ってみたい気もしたけど、向かい風の恐怖を味わった後なのでおとなしく帰ることにした。

帰路もバッシャン、バッシャンの向かい風で苦労する。途中で風が弱まると気持ちも穏やかに。周囲の景色を楽しみながら出航場所までのんびりとパドリングを楽しむことができた。

短い艇はやはり場所を選ぶというのが今日の初航海での印象だった。羽地内海なら強い向かい風で戻れなくなっても対岸に上陸できる。そこでタクシーを呼び、人間だけ出航場所に戻ることもできるだろう。これが外洋だったらそうはいかない。対岸は中国だなんて考えるだけで恐ろしい。

羽地内海などの内湾、もしくはリーフ内がこのカヤックの主な活動場所になりそうだ。もうひとつの課題はパドル。パドルを良いものに変えることで速度アップや疲労の軽減が見込めるという。

そんなわけで、気がついたら4万円のパドルをインターネットで予約していた。カヤックが来てからというもの、すごい勢いでカネがバッシャン、バッシャンと砕け散っていく。嗚呼・・・。

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2009年6月22日 (月)

オン・ザ・ルーフ

カヤックを車のルーフに載せるために必要なモノは揃っていた。あとはアパートの部屋に置いたカヤックを地上に降ろすだけ。

アレを5階から1人で降ろす。考えただけで筋肉痛になりそうだった。体調不良も重なって、実行日はズルズルと先延ばしになっていた。

とはいえ、いつまでも部屋に置いたカヤックを眺めているわけにはいかない。平日の午前中、一念発起して実行に移すことにした。途中で何度も休みながらなんとか下まで運び降ろす。最後の力を振り絞ってカヤックをクルマのルーフへ。暑さと疲労でもうグッタリという感じ。

Thuleのカヤックキャリアにカヤックを上向きに載せて付属のストラップで固定する。安定感があっていい感じだ。風や振動にも十分耐えられそうな気がする。

見た目も悪くない。クルマ(パジェロミニ)とカヤックの全長がほぼ同じ。ともにグリーン系なので色の調和もとれている。ルーフにカヤックを載せっぱなしでも違和感はさほど感じない。むしろカッコイイかも。

問題は紫外線だった。ポリエチレン製のカヤックは紫外線に弱い。あいにくアパートの駐車スペースに屋根はない。UVシートでカヤックを紫外線から守る必要がある。

ルーフのカヤックをUVシートで覆うのは大変だった。風の影響を受けるし、位置が高いのでバンドで固定する作業もやりづらい。

さらに問題なのは完成後の姿。巨大なゴミ袋のようにみえる。昔、現代美術の展覧会に似たような「作品」が展示されていたっけ。

屋根のある駐車場ならUVシートを使用せずにカヤックを保管できただろう。が、現状ではUVシートを使うしかない。そうなると巨大なゴミ袋を常にルーフに載せて走ることになる。できればそれは避けたい。

そう考えると、自宅のアパート以外の場所にカヤックの保管場所を確保するしかないのかも。その候補地のメドもついてきた。

目前に迫っていたはずの海人(ウミンチュ)デビュー。その道は遠く、険しく、面倒くさい。

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2009年6月 2日 (火)

名護vsコザふたたび

カヤックの実物が届くと、その保管場所について改めて考えるようになった。今住んでいるアパートでは、クルマのルーフ以外に保管場所の選択肢はない。クルマとカヤックは一心同体、常に行動を共にすることになる。当然、不都合もあるだろう。高さ制限のある駐車場は使えなくなるとか。

それでもカヤックが欲しかった。多少の不便は忍ぶつもりだった。だが、部屋に置いたカヤックを眺めるとやはりデカいと思う。これを常に屋根に載せたまま走るのか。そう思うと気が重くなってきた。カヤックも早く傷みそうだ。

カヤックの保管を考えれば、やはり一戸建てが望ましい。クルマとカヤックを置くスペースを備えた安い貸家をインターネットで探してみた。名護では手頃な物件が見あたらない。条件に該当する物件を見つけるには、沖縄市やうるま市まで対象範囲を広げる必要があった。

3軒に絞った物件を視察する。沖縄市の貸家には好印象をうけた。坂道を登りつめたところにあり、静かな環境。間取りは2LDK、家賃は5万を切っている。クルマとカヤックの置き場所は十分だった。

コンビニは多少遠くなるが、スーパーは歩いて行ける。問題は坂がキツイことか。電動自転車が欲しくなるかも。

視察を終えて名護へ向かってクルマを運転しながら、さまざまな思いが交錯していた。物件は悪くない。ただ、場所が沖縄市というのが引っかかる。泡瀬では埋め立て工事が進行していた。近くには嘉手納基地もある。飛行機の騒音は実際に住んでみないとわからない。

2年半前、沖縄へ移住するにあたって名護とコザのどちらに住むかで迷ったことを思い出していた。音楽やアートで知られるディープな街vs自然が豊かでまったりとした街。結局、21世紀の森ビーチからの眺めに魅了されて名護に決めたのだった。

許田を過ぎ、名護の街並みが目の前に迫ってきた。この景色を見るたびにホッとした気分になる。ああ、帰ってきたと感じる。

夕方、21世紀の森公園へいく。名護岳から恩納岳へと続く弛緩した山並みを眺めながら、やっぱり名護はいいなぁと思った。この街のまったりとした空気に一度染まってしまうともうヨソへは移れない気がする。時間をかければ希望にちかい物件が名護でも見つかるかもしれない。

2、3日後、沖縄市の物件はホームページから消えていた。借り手が決まったのだろう。ああ、もったいないと思った。同時にどこか救われたような気分だった。

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2009年5月28日 (木)

2009年、海へ

今年の1月に注文したフィッシング用のカヤックがやっと届いた。3月納入の予定がカヤック・メーカーの都合で大幅に遅れていた。ともあれ、アメリカから無事に海を渡ってきてくれた。とても嬉しい。

保管場所であるクルマのルーフに付けるキャリアの準備が間に合わなかったので、配達の人の手を借りてアパートの最上階まで運ぶ。小型軽量(21kg)が売り物のカヤックだが、2人がかりでも階段を登るのは大変だった。後日、これを1人で下ろすことになるのだが・・・。

部屋に入れたカヤックをしげしげと眺める。うーん、カッコイイ。以前購入したインフレータブル・カヤックとは段違い。価格も5倍なので当然なんだけど。届いたばかりなのに早くも愛着が湧いてきた。俺のフネだぜ。

実際に海に浮かべてみたわけではないが、最軽量クラスの機種を選んだのは正解だと思った。クルマの屋根への上げ下ろしを1人ですることを考えれば、この重量でも自分にとっては限界にちかい。海で漕ぐには大きいほうが有利だけど、サイズとともに重量もアップし、非力な者には陸上での扱いが困難になる。

1日も早く海へ漕ぎ出したい。が、クルマのルーフに載せる準備が整うまで待つしかない。2カ月も到着が遅れたのにこのていたらく。それでも、念願の海人(ウミンチュ)デビューは目前に迫っている。

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2009年5月 3日 (日)

羽地ダム鯉のぼり祭り

ゴールデンウィークは読書三昧のつもりだった。とはいえ、連休中に観光スポットで催されるイベントにはフォトジェニックなものが多い。あまり混んでいない近場の観光スポットを探していたら、名護から近い羽地ダムの鯉のぼり祭りに行きついた。期間は5月4・5日の2日間らしい。鯉のぼりを目当てに1日早く行ってみた。

現地に着くと結構賑わっている。見物人の多くは地元の家族連れのようだった。出店もすでにオープンし、テントの上を鯉のぼりが舞っている。期間中はシャトルバスも運行されるらしい。

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羽地ダムで鯉のぼりを見るのは今回が初めてだった。強い北風でダイナミックにはためく鯉のぼりは見応え十分。Nikon D50+18-200mmズームのフル装備で来なかったことを後悔した。

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Nikon COOLPIX P5100で撮影

今年の4月から羽地ダムの湖面がカヌー(カヤック)の愛好者に解放されたらしい。これで海に加えて淡水でもカヤックを楽しめるようになった。釣りができないのはちょっと残念だけど、来年の春には湖面に浮かぶカヤックから周囲の新緑を観賞できるかもしれない。

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2008年11月30日 (日)

塩屋湾を漕ぐ

雨に塗りこめられたカヤックの初航海。翌日、カヤックに空気を入れてベランダで干す。気がつくと船体の片側にシワが寄っている。空気が漏れているらしい。点検すると船体に小さな穴が空いていた。

インフレータブル・カヤックなので穴があく危険は認識していた。けど、ちょっと早すぎ(笑)。数分しか漕いでないつーの。

付属のリペアキットを使ってパッチをあてる。1日おいて空気を入れてみた。大丈夫のようだった。

カヤックの補修が済むと、ココロは次の航海へと向かっていた。天気がよい日にしかるべき場所で漕げば印象も変わるかもしれない。

冬の沖縄は北風が強い。インフレータブル・カヤックは風に弱いので慎重に場所を選ぶ必要がある。

そこで塩屋湾にターゲットを定めた。山に囲まれているため、風の影響を受けにくい。湾の奥なら安全にカヤックを楽しめそうだ。

塩屋湾の周囲をクルマでざっと一周し、湾の最奥部にカヤックを漕ぎ出せそうな場所を見つける。今回は前回よりも前寄りにシートの位置をセットした。フローティングベストを身につけてカヤックに乗り込む。

岸からしばらく遠浅だったが、沖へ漕ぎ進むにしたがって水の色が濃い緑色に変わっていく。樹木に覆われた山に囲まれて、海というより湖の雰囲気。

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穏やかに晴れて絶好のパドリング日和だった。ぎこちなかったパドルさばきも徐々に慣れてきた。ブレード(パドルの水かき)を水面からあまり深く入れずに漕ぐと直進性が増すみたい。パドルのシャフトがカヤックの船体に当たる問題は、尻にクッションを敷いて体の位置を高くすれば改善できそうだった。

疲れると漕ぐのをやめて海面をしばし浮遊する。プカプカ浮かぶ感触を楽しむ道具としてみれば、安価なインフレータブル・カヤックも悪くない。時間をかけて湾を半周して岸へ戻ると、潮が引いていた。漕ぎ出した場所のかなり手前でカヤックを持ち上げて運ぶハメに・・・。

今回の航海を通じて、風の弱い日に塩屋湾や羽地内海などの内湾なら使えそうという印象を受けた。ただ、帰宅後に再度膨らませて行う潮抜き(真水による洗浄)と乾燥がめんどい。アパートのベランダ(最上階)でやるため、水の使用に気をつかうし。

釣りのために購入したインフレータブル・カヤック。だが、釣り道具+カヤック一式の後始末と釣った魚の処理を併せて行うことを考えると気が重くなってきた。

羽地内海には手漕ぎの貸しボートもあるらしい。釣りのポイントは限られるだろうが、もろもろの手間を考えるとそのほうがラクかも。なによりも、釣り針で船体に穴が空くという恐怖から逃れられる。

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2008年11月24日 (月)

カヤック初航海

インターネットで購入したカヤックは1週間以上前に届いていた。仕事が忙しくてずっと放置していたのだ。ひと段落ついたので初航海へ向けた準備にとりかかる。まずは室内で空気を入れてみた。

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全長4メートルとそこそこ大きい。釣りに使うのでモノを置くスペースを確保できるように2人用のタンデムにした。フローティングベストとパドルは購入済。問題はウェアだ。

機能面を考えると専用のパドリングウェアが良さそう。でも結構高い。今回は釣り用のレインウェアで代用することにした。

カヤック一式をクルマに積んで海へ向かう。最初に向かったのは21世紀の森公園。ビーチに出ると向かい風でザワザワと波もある。条件がイマイチだったので場所を変えることにした。

向かったのは内湾の羽地内海。予想どおり波もなく風も穏やか。海辺にクルマを停める場所を見つけ、電動ポンプとフットポンプを使い分けてカヤックに空気を入れる。

カヤックを海に浮かべる瞬間がやってきた。対岸に目をやると暗雲が広がっている。そういえば予報では午後に強い雨が降るとか。でも、パンパンに膨らんだカヤックを目の前にして引っ込みがつかない。風が出たら速攻で撤退することにしていざ進水。

ファーストインプレッションはなんか落ち着かないなぁという感じ。漕ぐたびにバウ(船首)が左右に首を振る。直進性に乏しいのか。

カヤックの横幅があるせいか漕ぐたびにパドルが船体にあたる。パドルでかき上げられた海水がウェアの袖口から入ってくる。岸から数十メートルしか漕いでないのに早くも問題続出。

と、雨がザーッと降ってきた。風も急に強くなる。初乗りで十分にコントロールが利かないカヤックを必死に漕いで岸へ向かう。かくて、初航海はわずか数分で幕切れとなった。

問題はそのあと。カヤックの空気を抜き、畳んでクルマに載せる必要がある。雨は激しく降っていた。ヘタをしたらクルマの中までビショビショになりかねない。水を吸って重くなったカヤックを特大のビニール袋に押し込んでクルマに積み込む。この日一番の重労働だった。これからは沖縄の天気予報も信じましょうね。

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2008年11月 5日 (水)

シーカヤッカーへの道

体を動かし、太陽や風を感じながら自然と一体になれるもの。そんな対象を探し求めていた。要するにアウトドア系のスポーツだが、一人でもできて自分の肉体を頼りとし、あまりお金を必要としないものがいい。

あるとき、何かの雑誌で「自分が自分に対して責任を持てる道具」というシーカヤックのフレーズに出会い、すっかり魅せられてしまった。一人でもできる。免許も要らない。ガソリンも食わない。かつてハマった手漕ぎボートは後ろにしか進めなかったが、シーカヤックでは前に向かって漕ぐことができる。一度きりの人生、やはり後ろではなく前を向いて進みたい。

海のきれいなところでシーカヤックを漕ぎたいという想いは沖縄移住の原動力のはずだった。ところが沖縄へ来るとメンドーになってしまい、手を染めないまま2年が過ぎようとしていた。そこに突然の高脂血症&動脈硬化の宣告。生活習慣病の脅威は効果絶大だった。耳を澄ますと遠くで潮騒が聞こえ、自分を呼んでいるような気がした。

カヤック選びは難航した。候補対象がコロコロ変わる。実物を見たり試乗できたりすればよいのだが、それが可能な機種は限られる。

最初に考えたのはフォールディング・カヤックだった。が、値段が高い。組み立て式なので面倒になって使わなくなるというハナシもちらほら聞く。高い金を出してそうなったらもったいない。

カヤックと釣りのどちらに比重を置くかという問題もあった。釣りを存分に楽しもうと思ったら、ロッドホルダーなどを装備した釣り仕様のシットオントップ・カヤックがいいのだが、けっこう重いし、置き場所が問題になる。クルマにルーフキャリアも付けなきゃいけないし・・・。

最終的に選んだのは値段が手頃なインフレータブル・カヤックだった。要するにゴムボートのカヤック版(ゴムカヤック?)だ。空気を入れて膨らますだけなので、組み立て式よりはラク。問題は使用後のメンテナンスだが、潮抜きが容易な船体=チューブのタイプを選んだ。

インフレータブル・カヤックは、一般に川や湖などの淡水で使用されることが多いようだ。海でどれだけ使えるのか不安も残るが、実際に試してみないことには始まらない。まあ、安いからダメでもあきらめがつくし・・・。

ただ、最終的には釣り仕様のシットオントップ・カヤックに行き着くような気もする。そして、置き場所を確保するために一戸建てに引っ越したりして。最近、なぜか犬も飼いたくなってきた。

ずっと停滞していた沖縄暮らし。ここにきて、やっとすこし動きはじめたみたい。

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